メーガン妃批判で番組降板の英司会者にかつての“天敵”ジェレミー・クラークソンが加勢
自動車をテーマにした英BBCの人気長寿番組「トップ・ギア」の元名物司会者ジェレミー・クラークソン(60)が、メーガン妃への猛批判で英情報番組「グッドモーニング・ブリテン」を降板に追いやられた司会者で、かつての〝天敵〟ピアース・モーガン(55)に加勢した。 【写真】カメラ目線でポーズを取るヘンリー王子とメーガン妃 ジェレミーは英紙サンに寄稿しているコラムでメーガン妃について、「彼女の作り笑顔から醸し出す犠牲者根性が、いつか君主制を倒すと信じる若者や愚か者たちから支持されているようだが、そんなことは起こらない」と断言した。 その理由は、英王室が長い歴史の中で王の斬首やスキャンダル、退位など様々な危機を経験してきたからだとし、「おバカなケーブル局のテレビ女優による凡庸な妄想で変わるとは思わない」と皮肉った。 その上で「言っておくが、マークル(メーガン妃)はもうおしまいだ。彼女は5年以内にはタージ・マハルの前でとか、地中海でプレーボーイのクルーザーでくつろぐ姿を撮った写真を公開しているはずさ。哀れなピアースは結局、何の意味もなくクビになったというわけだ」と締めくくった。 実は、ジェレミーがモーガンを援護するのは英国人にとっては少々驚きなのだという。 というのも英紙インディペンデントによると、報道関係者に贈られる「英プレスアワード」の2004年授賞式で2人の間には暴力騒ぎが起きているのだ。 当時の報道によると、ジェレミーは英紙ミラー関係者のテーブルに近づき、同紙の編集長だったモーガンに強烈な右フックを食らわした。同紙によるジェレミーの不倫疑惑報道に対する〝報復〟だったという。 殴られたモーガンは後日、「実際はパンチ3発だった」とし、「しかもヤツの指輪のせいで、こめかみの上に傷が残ったんだ。幸いにして私の頭が硬かったから、ヤツは小指を骨折したけどね」と明かしている。
東京スポーツ
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ヘンリー王子は「人質のようだった」 元ラグビー豪州代表コーチがメーガン妃を痛烈批判
ヘンリー王子夫妻のインタビュー番組に対し、世界ではさまざまな賛辞と批判が飛び交っている。英国では有名司会者ピアーズ・モーガン氏が徹底したメーガン妃批判を展開。妃の主張を「すべて信じない」と発言し、妃が当時の自殺願望を明かしたメンタルヘルス問題も含めて否定した。このため一部の視聴者から抗議が殺到し、番組を降板する事態に。そして今度は、オーストラリアに“モーガン級”の妃批判を展開する番組司会者が現れ、話題になっている。 【動画】アラン・ジョーンズ氏がメーガン妃を批判する実際の映像 米FOXニュースで紹介された件を自身の番組で紹介している FOX側のキャスターも批判派のローラ・イングラハム氏 ◇ ◇ ◇
「あの放送で完全に支持を失っただろう」と視聴者に語りかけた
英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、オーストラリアでメーガン妃批判の火の手を上げたのは、元同国ラグビー代表コーチで現在は「スカイニュース・オーストラリア」のプレゼンターとして知られるアラン・ジョーンズ氏だ。同氏は辛口で知られ、舌禍騒動を起こしたこともある人物。妃に関しては父親に対する扱いなどについて、インタビュー番組放前から批判を述べていた。 今回の同氏は自身の番組で「この国でも大勢の人がメーガン・マークル(メーガン妃)とヘンリー王子のインタビュー番組を観たと思うが、もし2人を支持する人間がいたとしたら、あれ(番組の放送)で完全に支持を失っただろう」と視聴者に語りかけ、その憤激をあらわにした。 またインタビュー番組で妃は「肌がどれだけ黒く生まれてくるのか」と人種差別的な発言をした王室メンバーがいると明かしたが、その人物の特定を避けた。ジョーンズ氏はこれに対し「それが彼女のやり方」と前置きして「個人を特定しなかったことで、王室全体に人種差別主義者だというレッテルを貼った。これは価値のない人間の戦略だ」と痛烈に批判した。 そしてヘンリー王子に関しては「メーガン(妃)による信用できない被害者としての主張にただうなずく人質のようだった」と発言。さらにはロイヤルウエディングの前にカンタベリー大主教と「3人だけの結婚式を挙げた」との主張に対しても「ウェディングはフェイク(偽物)、そしてあのレディ(メーガン妃)もフェイクだ」と続けた。
森昌利/Masatoshi Mori
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ヘンリー王子とメーガン妃の王室復帰は「完全になくなった」 王室専門家が主張
一般社会では結婚相手の実家を悪く言えば大問題が生じるもの。メーガン妃はそれを英国王室相手にやってしまったのだから、大波紋が起きるのも仕方がない。しかも人種差別問題などに絡む衝撃的な内容だ。この暴露により、ヘンリー王子夫妻の王室復帰は「完全になくなった」と主張する王室専門家が現れた。また、王子をよく知る王室伝記作家はインタビュー中の王子について、ネガティブなイメージを受け取ったと語っている。夫妻は番組放送前に“憂鬱な表情”と称されたドライブ写真が出回ったが、現在の心境はどのようなものだろうか。 【写真】ヘンリー王子とメーガン妃 インタビュー直後に憂鬱な表情でドライブをする姿 パパラッチされた実際の様子 2人ともサングラスをかけて口を真一文字に結んでいる ◇ ◇ ◇
2人の王室専門家「幸せそうに見えない」「不安で神経質そうに見えた」
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、王室記者のラッセル・マイヤーズ氏はオーストラリアのニュース専門チャンネル「7ニュース」の番組に出演。ヘンリー王子夫妻のインタビュー番組で「英国王室の評判に重大なダメージが与えられた」と述べ、「これでハリー(ヘンリー王子)とメーガン(妃)の王室復帰は完全になくなった」と断言した。 また同氏は番組の夫妻が「幸せそうには見えなかった」とも指摘。夫妻の暴露は王室のお膝元である英国で“裏切り行為”とも言われており、番組での夫妻には罪悪感が表れていたのかもしれない。 しかし夫妻のインタビュー放送後、メーガン妃の友人で米国人ジャーナリストのゲイル・キング氏は、ヘンリー王子と父チャールズ皇太子、兄ウィリアム王子が電話で話したことを暴露。会話の内容は「非生産的だった」など、内輪の話をメディアに流し続けている。 一方で同紙は別記事で、王室伝記作家、アンジェラ・レヴィン氏のコメントを掲載。同氏はインタビューでの王子が「不安で神経質そうに見え、絶対にそれ(インタビュー)を嫌っていることに気付いた」と述べている。 レヴィン氏は2018年に発行したヘンリー王子の伝記本「Harry:Conversations With the Prince(ハリー:王子との会話)」を執筆するため、王子と親密な会話を重ねた人物。「彼(ヘンリー王子)はカリスマ性と思いやりがあり、母(ダイアナ元妃)から受け継いだ素晴らしい直感も持っている」と称賛しているだけに、インタビュー番組での王子が当時と異なっていることが気になっているのかもしれない。 果たして王子の真意はどこにあるのか? 王室復帰の可能性が「なくなった」と言われる状況について実際はどう考えているのか? 推測は当分続きそうだ。
森昌利/Masatoshi Mori
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