☆ KUNIパパ冒険の書 2章 ☆

君の瞳に・・・・ ペペロンチーノ。

国の違いと感性

2019年11月28日 | 日記




高校時代2週間
北京へ中国遠征へ行った。

練習の続く辛い毎日、、。

あくる日の朝、宿泊所の前に
一台のリヤカーが!!!!
これはチャンス!!!

外出禁止だがこれで
旅に出れる!!!
もうリヤカーが
カウンタックにみえましたよ。

言うこと聞きそうな後輩と
同級生の酒井に
のれよ!と言って朝の街へ。

この「のれよ!」も
カウンタックならしまるが
リヤカーだからアンニュイ。

朝の街へ到着。
朝の屋台がエゲツない人混み
大勢の中国人がパン食ってる。

とりあえずハザードつけて
停車しようとしたその時

言うこと聞きそうな後輩と
酒井の体重が後ろにうつり
コックピットの俺が
足パタパタしながら
宙に浮きはじめたのだ。

これが無重力なんだなって。

もう大ピンチですよ。
このままいったら
チャイニーズバックドロップですよ。

後ろの2人も
カウンタックがウィリー
した為、荷台がクイズ番組ばりの
斜傾になり後方に転倒。
その瞬間、足がパタパタしてる
俺は2人が転げ落ちた反動で
フワッと陸に着いた。

もうね、アポロですよ。

腹がちぎれるほど爆笑して
のたうちまわってた時の
屋台の中国人の冷たい目線。

帰りは言う事聞きそうな後輩に
運転させようかと思ったけど
後部座席のほうが
リスクが高い事に気づき
俺はハンドルを握り
街を後にした。