春休みはおばちゃんの仕事がちょっと増えます。お布施(お手伝い)できること(功徳)が増えるのは、有り難いです。
俳句の方は、1ヶ月で30にあと7つですが、藤田湘子先生(「20週俳句入門」)の宿題が基本の型が指定されてるので、型にはまるようにするのが難しい。
〔型・その2〕(取り合わせ)
上5中七(”や”で切る)+季語の下五
作ってみました。
81 老い集ふ四人姉妹や百千鳥
82 少しだけ灯油入れるや彼岸過ぎ
81 母の四人姉妹が毎年「みんな集まれるのはこれで最後だ」と言いながら集まって(奈良の叔母さんが墓参りに帰ってきた)、昔話などのおしゃべりに花を咲かせてます。
82 これは捨てようかと思いましたが、一応数に入れておきます。付きすぎてるようだし(一物っぽい、他の季語はないか?)、言葉が・・・
あと5つ、できるかな~?俳句の種が・・・。
79 暮れ遅し編み針もちて入院す
80 彼岸なりホケキョ夢見る命あり
〔型・その1〕の応用形
季語の上五・”や”でない切れ+中七下五 (二物衝撃)
で、作ってみました。初心者なので、基本の型を練習してます。
79 92歳の伯母さんが、こけて骨を折ったとかで入院しました。編み物が好きで毎日編み物ばかりしてたそうですが、入院してもずっと編み物をしてると聞き、元気そうでよかった。早く治って家に帰れるといいなあ・・・。
80 お彼岸に墓参りをしました。いつもこの時期にはウグイスが練習をしてますね。ホ~・・・とか、ケッ・・ケッ・・ケ・・・とか、なんとも情けない歌声ですが、「がんばれっ、あきらめんな」て言いながら山道を帰りました。
80は付きすぎてるかな?^^; 次は、〔型・その2〕に進みます。あ~、早く型から解放されたい^^;
75 啓蟄や大地揺らしつ道固め
76 春塵や耳をつんざき道を切る
何ヶ月も前から、家のすぐ前の歩道に下水道を埋め込む工事をしています。地震?家壊れる?くらいの揺れで地面を固めてたり、耳が壊れるくらいの大音響で道路を切ったり。地面の虫たちもびっくりしてるんじゃないかな。
77 菜の花や母のピアノの途切れつつ
歌が好きな母は、月に2回公民館の童謡を歌う会で歌ってます。自分で作詞してもっていくと先生が曲(伴奏付き)をつけて楽譜を郵送してくれる。それをまた、みんなで歌うのだそうです。時々、もらった楽譜を見て、家のピアノでポロン、ポロンと引っかかりながら弾いています(右手だけで)。趣味を楽しみ、いつまでも元気でいてほしいです。
〔型・その1〕応用形 季語・や+中七下五(名詞止めでない)で作ってみました。文法の間違いがあるかもしれません。
次は、応用形その2(や以外の切れ字)に挑戦。
大学1年の姪が春休みで帰ってきてます。(学校が入試で休みの)高2の妹と二人で大阪USJに遊びに行って、お土産にこれをくれました。
(ナイロンの袋から出してます)
ハリーポッターのカエルチョコレート。でかっ!
かなりリアル。
逃げ出すことはなさそうだけど、これ、どうやって食べるねん・・・
とりあえず、かじってみましたが、歯が折れそうだわ・・・。端っこを食べてみたら、ミルクチョコレートで甘くて美味しい。(ゲロ味百味ビーンズじゃなくてよかった)
これは、手強そうだ・・・
68 ホグワーツ魔法学校春休み
69 チョコ食べて魔法学校進級す
70 陽春や動きだしそなカエルチョコ
(俳句になってないね。夏井先生激怒?たまにはこんなんで遊びましょ)
ちなみに、おまけのカードはサラザール・スリザリンでした。
67 大空へかうと烏の息白し
早朝、屋根の端にとまってじっと、空を見ていたのか、何を見ていたのか、瞑想してたのかわかりませんが、一羽のカラスが突然、大きな、凛とした声で「くぁあ~!!」と鳴いた。その嘴から白い息がもわもわっと。空の青さとカラスの息の白さ、鳴き声のりりしさにちょっと感動しました。人間もカラスも同じ命だ。生きている。カラスはこんなにも堂々と。
息白しは冬の季語ですが、昨日は冬のような寒さだったので、まあいいか。しかも今日は〔型・その1〕を守ってません。もしかしたら、似たような句があるかもしれない。凡人句です。
文語の文法が不安なので、本を買って読んでます。高校で古文を習ったのははるか昔。この本は俳句に特化してるので、例文も俳句、名句の鑑賞もできていいですね。
二月ももう終わり。「二月尽」という季語があるので使ってみたかったのですが、〔型・その1〕に合わないので断念、又の機会に。
宿題をもう少しやります。9週目も続けて〔型・その1〕の練習をしなさいということでなのですが、詠みたい俳句の種がなかなか見つからない。
冬の句になるけど思い出して作ってみました。
56 凩(こがらし)や鳴きて隠るる迷い猫
57 短日やいつまでもある猫まんま
説明してしまうと想像が膨らまなくなるので、下の文は蛇足かな。
去年の11月の終わりだったか、裏の車庫の辺りから子猫の鳴き声が聞こえてきました。探しても姿を現しません。キャットフードがないので猫まんまを小皿に入れて置いてやり、2階の窓からしばらく見ていたら、辺りを警戒しながら子どもの猫が現れて、がつがつと一心に食べ始めました。迷い猫だろうと、夜は寒いので車庫の中に毛布を置いてやり、次の日も猫まんまをやりました。昼間にゃーにゃー言ってるのですが、人間を見ると逃げてしまいます。次の日、子猫用のキャットフードを買ってきたのですが、ぷっつりと来なくなりました。
『20週俳句入門』の準備編(第7週まで)は一応できたとして(歳時記や辞書なども買ってるし、俳句の基本も大体分かったし心構えもできた、と思う)、第8週からの実作編に入ります。
準備編から1週ごとに、「全部の俳句を確実に暗唱できぬうちは、次週へすすまぬこと」という〈今週の暗唱句〉というのがあります。4句ずつで、今4×7=28句ありますが、ポストイットに書き出して何回も朗唱中。来週までには完璧に覚えますということで、、、。(体で覚えろ、体で身につけよということだね)
さて、実作編の最初(第8週)の課題は、〔型・その1〕で2句作ること。
季語(名詞)+や(上5) 下5とひとつながりになる中7 名詞の下5
※中七と下五は、上五と関わりのない内容であること
54 春光や染め残りたる母の髪
55 春の日やぬうと伸びたる猫の脚
春日や
54 週に一度、母のカラートリートメント(白髪染め)を手伝っています。耳の後ろやうなじなどの後ろが一人じゃむずかしいというので、手伝うことにしました。
55 これはふくさんちの猫たちを思って作ってみました。はるまくんかな?
型を指定されると難しく感じますが、基本を身につけるためには必要なのでしょうね。季語はこれでいいのかな(55は「のどけさや」だと付きすぎる?)とか、平凡かなとか迷いますが、出直し第1作目なので、こんなところで。これからこれから。
49 クロッカスのぬくもりにふと手をかざす
クロッカスには、灯りがぽっと点ってるような温かさが感じられます。
50 日だまりに肩まで浸かるクロッカス
51 地中より湧き出でし如クロッカス
52 幼子のはしゃぐ日なたのクロッカス
50は、土の温泉にぽかぽかと浸かってるように見えたので。
51はそのまんま。地面から花がぬっと出てるように見えるのが面白い。
52 黄色いクロッカスのイメージは元気な子ども。子供たちが元気に遊び回ってるようにも見えます。
53 命の火点すや朝のクロッカス
クロッカスに命が見える。朝のクロッカスは、お灯明?ろうそくの明かりのよう。暖かい空気と日差しに、だんだんと花を開く。人間も同じだなあ。そこに、同じ命のエネルギーを感じるのです。
ちなみに季語はクロッカス(春)。