Aさん「私は嘘つきです」
Aさんは嘘つき?正直?
もし、Aさんがまったく嘘をつかない正直者であるなら、「私は嘘をつきません」と言えばいい。「私は嘘つきです」というのは事実(正直者である)と違う。つまり嘘ってこと。完璧な正直者は自分を嘘つきだ(嘘をつきました)と言えない。じゃあ、Aさんは嘘つきなのか。
Aさんが嘘つきだとすると、「私は嘘つきです」というのも嘘だから、Aさんは実は正直だということになる。嘘つきが自分を嘘つきだと”正直に”認めたら、そこはもう嘘つきじゃないじゃないですか。でも、正直者なら初めから嘘をつきません。嘘つきが「あれは嘘でした」と言っても、それも嘘かもしれないのです。
嘘をつかない人が「私は嘘をつきません」と正直に言うならいいんですが、嘘をつく人も「私は嘘をつきません」と言います。
正直に「時と場合によって嘘をつくことがあります。嘘も方便ですから」と言うなら、今言ったことは嘘?どれがほんとで、どれが嘘? なら、これも方便で嘘??(凡人に"他人の人生に責任が持てる方便”が使えるのかという問題もある)
となると、人の言葉はさっぱり信用できません。嘘かどうか、嘘をつく人なのかつかない人なのか。正しい判断ができなくなって、わけがわからなくなって、こんがらがって、
、、、ほんと、嘘は困る!!嘘はやめて~
よい人間関係や社会をつくるには、「いかなる時も嘘をつかない」という心がけがものすごく大事だし、その方が気が楽だと思います。ただ、それには嘘をつかなくていい暮らし方や心の清らかさと知恵(賢さ)が必要。そして、嘘をついたらその結果は自分にも必ず返ってくるということを知っておくことですね。
で、Aさんは「今までは嘘をつくことがありました」と素直に反省し、改め、今後は嘘をつかないで生きると心に決めるのがよろしいかと思います。
事実だけを話す。わからないことは話さない(わからないと言う)。役に立つことだけ話す。人を傷つけたり迷惑をかけることは話さない。みんなが幸福になるように話す。
、、、修行ですな。
口は災いの元。
慎みたいですね。
下手な冗談で失敗しないようにね。
(「忖度しました」は冗談?ほんと??嘘???)
事実と違うことを話される(これを「嘘をつく」という)と、何を話しても信用できなくなりますからね。小さな嘘(悪因)は小さな結果(悪果)を、大きな嘘は大きな結果を作ります。嘘をつく人が要職につくと周りは混乱しますね。
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