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「インフルエンザ なぜ毎年流行するのか」 岩田健太郎著

2020年03月22日 | 健康

クルーズ船の中のゾーンがきちんと分けられてなくて、危険な状態であることをYouTubeで告発した岩田健太郎医師の本を何冊か読みました。

この方は、大変理性的で、広い視野と本質で物事を捉える賢い人だと思いました。


「インフルエンザ なぜ毎年流行するのか」

今年は新型コロナの陰に隠れているようですが、インフルエンザもウイルスで感染します。2009年に新型インフルエンザが日本でも発生しましたが、その頃ワタシは仕事が大変で、身近なことととらえることができないまま、いつの間にか収まってました(そもそも記憶が、、、)。つまり、学んでないということです。

新型でなくても、インフルエンザ(季節性インフルエンザ)は毎年流行します。なぜなんでしょう。
ワクチンって打つべきなのでしょうか。どう対処したらいいのでしょうか。

インフルエンザウイルスは寒くて乾燥しているところで元気になりやすい。冬は寒いので人が屋外に出にくい。密閉した建物の中に閉じこもりやすい。日光がないと体内の中でビタミンDが作れない。ビタミンDは免疫力に寄与しているから、冬には免疫力が弱ってインフルエンザにかかりやすい。

、、、なのですが、南半球は季節が逆なので日本の夏の時期に流行るし、
赤道直下のような地域では年がら年中インフルエンザが見られる。

冬でなくてもインフルエンザは活動しているそうです。

科学が理解していない事は多く、「なぜ流行る?」はつまるところ、色々な説があるけれど
よくわからない、現在もよくわかってない、はっきりとはわからないというのが正確な答えになるのだそうです。

 

では、ワクチンは?
結論から言うと、ワクチンは効果はあるし、接種するメリットの方が大きいようです。

ただワクチンの効果は 36%
接種してても不運にもインフルエンザになってしまう人もいます。接種しなくてもならない人もいます。
でも接種した方が若干インフルエンザになりにくいし、非常に安全性が高く効果は安定しているのだそうです。

私はワクチンを接種したことがありませんが、来年からはしとこうかな?

また、「学級閉鎖」「学校閉鎖」ですが、パンデミックでない(季節性インフルエンザ)なら、はっきりとした効果はわかっていないのだそうです。
それと、罹患児童生徒は「治癒証明書」を出さないと登校できません。けれど、あまり意味はなく医者の仕事を忙しくさせるだけなので、それよりもしっかりと子供たちがワクチンを接種することの方が大事だと言われています。

学校は、ちゃんと科学的な判断をすべきで、科学的な思考をしてほしいそうです。

学校の問題、はありますね。

>科学的思考とは先生が「こうですよ」と教えたことを素直に「そうですか」と暗記して飲み込む能力のことではありません。先生が「こうですよ」と教えたことを「なぜ、そうなんだろう」と(高級な質問である)「なぜ」という質問をし、そして「本当にそうなんだろうか」と懐疑的な態度で思考する態度を言うのです。

学校の先生の言うなりになって、言うことを聞くだけの日本の学校教育では本当の意味での科学的思考は身につかない。でも、ほとんどの学校が科学的な思考を生徒に教えず、「先生の言うことをとりあえず聞いとけ」と上意下達で「従わせてしまう」。
従わせたら、科学もヘッタクレもない。

>そもそも、日本の問題点は教育委員会や教師が文部科学省の言いなりになっていることです。これじゃ、先生自身だって科学的思考なんてできるわけがない。


岩田先生のおっしゃるとおり、その通りだと思います。

「第二章 感染症予防のウソ、ホント」も、とてもよかったです。

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