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消費税って何?

2019年08月21日 | 政治経済

10月から消費税が10%に上がります。高所得者(お金持ち)の人たちには、痛くもかゆくもないのかもしれませんが、やっと暮らしているような低所得の一般庶民には大変気の重くなる話です。

で、消費税って何でとるの?
そもそも本当に必要なの?

今日は「消費税」について。

 

消費税は私たち国民全員が、何かお金を出して物を買う(消費する)ときにかかる税金(間接税)です。1988年竹下内閣の時、3%で始まりました。以前は消費税なんてなかったのです。

いきさつは、この動画が分かりやすい。(中田敦彦のYouTube大学)

消費税は「国の財政が大変だ(財政健全化)」「日本は借金大国だ」ということで始まりました。

昔は、純粋に国の財政が大変だ(破綻するかも)と思ってたのかもしれませんが?、実際のところ消費税を導入したことで、逆に国のGDPの伸び率はガクーンと落ちました。(世界168/198位2018年、税率を上げるたびにひどくなってます)

当たり前です。「消費したら罰金」ってのが消費税なのですから。(気のいい庶民は、「財政健全化(赤字解消)」に協力しなくちゃって、痛みをこらえて我慢しつづけているのです。で、貧乏まっしぐら・・・)

GDPとは「国内総生産」のことです。

  生産=支出=所得 

です。つまり、国内総生産=国内の総所得ってこと。所得とは簡単に言えば給料のことですね。

ちなみに、所得ってどうやって生まれるのでしょう?

まず、生産者が働く。
「働く」とは「物やサービスを生産すること」

それに対してお客さん(家計・企業・政府・外国)が消費・投資として支出をしてくれることで初めて所得が生まれます。 

で、次に生産者は、この所得を持ってお客さん側に回る。そして、別の生産者が生産した物やサービスを買う。

 

これがぐるぐる回転しているのが実体経済です。
(実体経済と金融経済とがある)

 

GDPが伸びてないってことは、国民の所得が伸びてないってこと。所得を上げようと思ったら、生産性消費(支出)を上げなければいけません。

 

(なのに、消費税で消費を冷え込ませてどうすんの???)

 

さらに、消費税は国民に残酷な税です。

なぜなら、国民全員にかかるのです。つまり、失業者にも年金暮らしのお年寄りにも低所得者にも・・・。「弱者」に冷たい税なのです。


年収200万の人は全部消費するが、年収1億円の人は全部消費しないでしょう。ということは、
お金持ちは所得の一部にしか消費税はかからないが、低所得者には全所得にかかることになります。
低所得者に厳しいのです。

所得の高い人は、消費税など気にしない。お金があるから。
高所得者に優しいのです。

(10%だと、年収200万で全部消費に回れば消費税は20万円。年収1億の人は贅沢して1000万使うとしても消費税は100万円で、全収入1億の1%


税金は、政府の支出の財源だけではなく、景気の変動安定化装置の役割をもちます。

 


所得が低くなると税収が減る。法人税もそう。で、赤字企業になったら法人税はほぼ払わなくていい。

 

しかし、消費税にはこの安定化装置がありません。有無を言わさず、一律にとるのです。

 

本来、税金というものはその人の所得に対してかけなくてはいけない。 

ところが、消費税は消費に対する罰則です。


税源としてすごく安定しているので、政府や財務省は安定化財源が欲しかったのでしょうね、、、。


ちなみに、日本の財政が破綻することはないらしいです。
財政が破綻するとか、国の借金を返すためとか、社会保障に全額充てるという公約とか、いろいろと大きな問題があるのですがそれはまた。

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