1週間前に、グスタフ・レオンハルト演奏の「ソナタ、パルティータ&組曲(トランスクリプション集)[編曲:グスタフ・レオンハルト]」のCDを買ってみました。ドイツ・ハルモニア・ムンディ(BVCD-38105-06)のバッハ名盤撰の1つです。1975年と1984年の録音です。レオンハルトが編曲したCDがあるとは今まで知らなかったので、非常に興味深く、ワクワクして聞き入りました。3回程全体を通じて聞いて、シャコンヌだけは数回聞いてみました。解説書に書いてある通り、まさにバッハが目の前で弾いているような演奏です。バッハ自身も無伴奏曲を自らチェンバロに編曲して弾いていたそうなので、編曲というよりかは復元曲的なイメージで聞きました。ただ、原曲の孤高な燐とした厳粛なイメージが薄らいで、どちらかといえば軽やかな、華やかな感じがします。特に、シャコンヌはもう少しスローテンポで重々しく演奏した方がいいかなと勝手ながら感じました。