バッハと音楽についての道草日記

~気になる音楽、ドラマ、書籍、雑誌等についての雑記帳~

ヘンデルのサウル

2008-06-05 22:47:22 | ヘンデル

Scan10355 先月にこのブログで紹介した、へンデルの「オラトリオ《メサイア》(1742年ダブリン初演版)」(LINN CKD 285(2CDs))(ジョン・バット指揮、ダンディン・コンソート&プレーヤーズ)を聴いてから急にヘンデルへの興味が沸いてきました。昔からメサイヤは何度も聴いていたのに、特別興味が沸かなかったのですが、このCDをきっかけにヘンデルに目覚めたというか、良さがだんだん分かって来たのか、色々聴きたくなってきました(今頃になって、ちょっと遅いのですが....)。このメサイヤのCDは何回聴いても飽きがきません。いまだに景気付けに仕事が終わったら時々聞いています。そこで、以前に買っていた、「ヘンデル・オラトリオ《サウル》」(NAXOS 8.554361-63(3CDs))(指揮:ヨアヒム・カルロス・マルティニ、ユンゲ・カルトライ  フランクフルト・バロック管弦楽団)(オリジナル楽器使用)を棚から探し出して再び聴いてみました。今回、聴き直して見ると、いかにもヘンデルらしく、以前より断然魅力的な曲に思いました。メサイヤの姉妹版というような感じで、第5曲のハレルヤ、第77曲の葬送行進曲、その他のすべてのシンフォニア、どれをとってもなかなか聴き応えがあります。今までヘンデルの祝祭的雰囲気はあまり好みではなかったのですが、彼の曲のスケールの大きさや、荘厳さの中にもそこはかとない明るさが漂っている所は、やはり魅力的で、また聴衆を意識したエンターテイメント的な所もあり、楽しく聴けます。また、色々なオラトリオを聴いてみようと思い始めています