昨日BS放送でやっていたスピルバーグの初期の作品(1971年 デニス・ウィーバー)。
先を急いで運転していたマンは、前をゆっくり走っていたタンクローリーを追い越す。その上ガソリンスタンドでもたついたせいもあり、その運転手を怒らせてしまう……
そうしてそのタンクローリーに嫌がらせされるだけのお話
こう書くと、一体どこが面白いんだ、と言われてしまいそうだけど、これがだんだんのめり込んでしまう
遅い前の車を追い越す、という誰でもよくやる行動
でも抜かれ方によってはかなり腹が立つ。それもよく起こる感情
それがこうまで泥沼化するかというと現実には疑問だけれど、あり得そうだから怖い
前へ出してやったら超スロースピードで前を塞ぐ
「抜いていいぞ」と合図され、抜こうとしたら対向車
そのうちあおられて150㎞超の猛スピードを出さざるを得なくなる
踏切待ちで後ろから押し出されそうになる
……
嫌がらせからだんだんエスカレートし、殺意に変わっていく相手。
自分の車より図体も重量もあるタンクローリー。
最後まで運転手がどんな人なのか映らないのも一層恐怖
いやいや、ただ道路を走るだけのことなんで、単調かと思いきや。
えらい緊迫感です。
運転が、こんなに怖いものだとは
再確認。
みなさん、前の車を追い越すときには充分注意しましょうね