たまたまそのガソリンスタンドに居合わせたが為に殺された息子。相手はギャングでただの通過儀礼でしかなかった。彼らが大した罪に問われないと弁護士に言われ、父親のニックは……
ケヴィン・ベーコン、久々の主役です
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しかも悪役でもクセ役でもない。
我が子を理不尽に殺されて変貌してゆく、普通の父親です
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都内では一カ所と小規模な公開ですが、飛んで行きました
全編出ずっぱりのケヴィンに、すっかり惚れ惚れ……
とはいうものの、そういうミーハー映画ではなかったのだけども
問題提起は「さまよう刃」と似ている。
映画「さまよう刃」を観ようかどうしようか悩みつつ、原作の読み直しを終えた先週。
読んだのは2度目だけど、救いがない……という暗い感想は変わらず
どうして日本の法律は、理不尽に我が子を奪われても復讐が認められないのか。
法に任せると、信じられない軽い罪にしか問われないのに。
そんなモヤモヤした余韻を引きずってこの「狼の死刑宣告」を観たのだけど、そこはアメリカ。
復讐、やっちゃう
けれど、相手がクズだからこそ、今度はそれが大義名分になってしまうのだ……「仲間を殺された弔い合戦」という。
そもそも自分達が、何の罪もない人を遊び半分に殺したくせに
そこがわからないから、クズなんだよっ
あとはもう泥沼の戦争
報復されて家族をまた失い、その報復を。そしてまたその報復……。
自分もクズに堕ちていく
どうして復讐がいけないとされるのか、、、一つの答えなんだろうな~と思った。
ただ警察は何してるのかな~。
復讐する気満々なのを防ぐ素振りもなく、殺したとわかった後も彼をつかまえるでもなく……その辺が今一つ。
いやいやしかし、ケヴィンファンとしては結構見所ありました~
「クイックシルバー(1986)」を思い出させる一瞬のチャリ姿、走りっぷり、筋骨たくましいお体
51歳とは思えません
何より表情。
父親としての威厳、愛情
殺してしまったときのうろたえっぷり
特にラスト近くの、思いを遂げようとするまさにそのときの、達成感と哀しさがないまぜになった笑み。。。絶品。
ホントに上手い人なんだから……もっと主役やろうよ。
せめてもう少し上映館増やそうよ……。
と、ケヴィンファンとしては不満ぶーたれております
その他の不満1
この「狼の死刑宣告」ってタイトル、どうなの~?
不満2
この単館だけでしか上映していないってひどい
しかもそこの映画館、予告映画もホラーのスプラッタみたいなのばっかで、
怖かったよ~
不満3
白い画面に白い字幕が多くて読みづらかった
もう少し何とかなりませんか……。
不満4
前の席とほとんど高さが変わらない劇場で、前に座ったのは著しく髪盛った女性……なぜぇ
ケヴィン・ベーコン大好きな私→最近観たケヴィン映画 フロスト×ニクソン
以上