筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

西武・中島裕之in食わず嫌い

2009-04-11 13:08:36 | 野球

貴さんがWBC中、わざわざ現地まで出向いて直々の交渉したという、中島の食わず嫌い出演(4/9放送だけど、もちろん収録はシーズン前だったそうです)。

中島という人は、何か面白いことを言おうとする感じでもなく、でも場の雰囲気を壊すでもなく、柔らかい関西弁でおっとりなんだ。 でも真剣に上戸彩の苦手を観察。あのおっきな目で、しっかりと。

カンもよくて、見事にギンナンを当て、自分の苦手のわさび漬けはごまかせた。この鋭さや駆け引きの巧さは、やっぱり野球に通ずるところがあるんでしょうね。あの肩を大きく上げて顔を隠す構えは、自分の呼吸を相手に見抜かれないためにすると言うし。へええ

とういうわけで、一見あんなにおっとりした感じに見えて、ファイター。WBC韓国戦での二塁へのスライディングとか、日本シリーズでのデッドボールへの怒り方とか。そのギャップが、何かいい。

西武は今2位で、規定打席に達しているうち6人が3割以上打っている。もちろん中島もその一人。

今日にもお立ち台に上ってもおかしくない中島君の、ヒーローインタビューも聞いてみたい 西武では「これからも応援よろしくお願いします」というのは禁止で、個性の出る受け答えをしろと指導しているそうだから、どんなことを言ってくれるのか楽しみです


何度でも観たい映画3 「ショーシャンクの空に」

2009-04-10 17:42:38 | 映画ア~サ行

私の中の、「名作」の基準。それは何度でも観たくなるものかどうか。「ショーシャンクの空に」は、私的には初見以来未だにベスト1の、大好きな名作です。

1994年のスティーブン・キング原作のアメリカ映画。あまりに有名で、今更私が名作に挙げるまでもないけど、何かをやりかけとか他にやらなくちゃいけないことがあるときは観始めない方が良い。そのくらい食い入るように観てしまう。

最初は、暴力や理不尽がまかり通っている刑務所で、銀行家あがりのインテリなアンディがどうやって生き抜いていくかというところが見所。

それが、長い刑務所生活では「ヒマを潰す」=生き甲斐を次々見つけていかなくてはやっていけないという人間誰しも抱えているテーマに変わり、そして「自由」には不安と希望が共存しているという両面が明暗くっきり現され、最後にはその希望を勝ち取っていく姿が力強く描かれる。

小物の使い方も絶妙 ロックハンマー、女優のポスター、石、ロープ、聖書 同じショーウィンドウに並んでいる拳銃と方位磁石。ちょっとズレれば絶望にも希望にもなり得る、といったことを象徴的に表しているようにも見えるし、また伏線としても抜群。

絶望とあきらめしかない暗い刑務所の中での、冷えたビール 美しい音楽 そして、主人公ならではの方法での勧善懲悪になっているのもいい。

所長に抵抗して音楽を消さないアンディ=ティム・ロビンスの挑戦的な表情や、刑務所の外へ出た時のレッド=モーガン・フリーマンの、不安と希望を行ったり来たりしているような笑顔もとても印象的

きっちり時間が取れる時にじっくり観たい、骨太な見応えあるヒューマン映画だと思います


主役なアラフォー

2009-04-09 11:52:34 | 野球

昨日のプロ野球。阪神金本アニキの3打席連続ホームラン 日ハム稲葉の3打席連続ホームラン  仰天でしたわ。

金本、41歳、稲葉、36歳。ついでに言うと、阪神勝ち投手の下柳は40歳。さらに、打たれて負け投手にはなったものの、横浜の先発工藤は45歳。楽天開幕4連勝の立役者中村ノリは35歳。

ノリはギリギリアラサーだとしても(でも7月には36歳)、他はみんなアラフォー。しかも主役としか言えない輝き方 う~ん、一昔前では考えられなかったな。いぶし銀な脇役か、あるいは「サダハッている」=辞めてもいいのにまだやっている、なんて年頃と思われていたもの。

まあ、彼らもあまり年齢ばっかり言われたくもないとは思うけど。

ドラマを翻って見ても、ちょっと前は「負け犬」ものが流行り、それは30歳を超える超えないみたいな年頃の女性の話だった。それが最近は30後半から40代が主役の、そういう話が増えてる気がする。

世の中の40代が元気。いいことです 励みにもなります。

ただ、サラリーマンだと、バブルがはじけた後の長い不況で新人採用がなく、ず~っと「若手」として頑張ってきたのがこの世代なのでしょう。40代の星が増えてきたのも、「そうならざるを得なかった」のだとすると、しんどい人もいるはず。

例えば、ヤクルト青木(27歳)、西武中島(26歳)みたいに。体力的にも元気なこの世代にも、もっと目立って欲しいな。もちろん、輝くアラフォーからも目が離せません


ロッテ、打ち勝って1勝目!

2009-04-04 23:28:45 | 野球

6年ぶりだというセ・パ同時開幕。いよいよシーズン始まりました

今日は第2戦。ロッテファンとしてはBS放送が嬉しかった。10-5の快勝 昨日の雪辱を見せてもらった。

井口が期待通りに中核になっている。さすがに去年の王者西武はしぶとくてなかなか勝ちムードにならなかった中、スカッと3ランで決めてくれたのは今江。早川も福浦もサブローもいい感じで

中でもことさら気合いが見えたのが西岡 逆転タイムリーや盗塁やファインプレイもさることながら、取れそうで取れなかった打球への悔しがり方も並々ならぬ。

やっぱりあれですか。WBC落選のショックが強烈なバネになってますか。

ただ、中継でいろんな選手の紹介に、いちいち「WBCの何とか」って冠がつくのがそろそろ欝陶しくなってきた。引っ張りすぎじゃない?

ってわけで、西岡ももうWBCのことは言われたくないかも知れないなぁ。そもそも元々闘志むき出しのプレイをする人だしね

彼の3番というのはピンと来ないんだけど、なかなかハマッてもいるみたい。

走攻守三拍子揃った大好きな選手 今年は更なる飛躍が見られそう。期待してるよ~、ツヨポン


インファナル・アフェア1・2・3 BSにて

2009-04-01 21:54:41 | 映画ア~サ行

「冬ソナ」が、肌に合わなかった。その後遺症で、アジアのドラマ・映画をすっかり敬遠するようになってしまっていた

でも、この作品はあちこちでいい評判を聞く。思い切って苦手意識を越えて見てみた。

――はい。食わず嫌いでした。なるほど。かなり面白いです

 

特に1(2002年)。マフィアに潜入する警官と、警察に潜入するマフィア。そのあれやこれやの駆け引きが、息も付かせない緊迫感で、ものすごい見応え

中でもトニー・レオンがいい! 疎い私でもさすがに名前は知っていた大スター。存在感と悲壮感が抜群。そしてめちゃめちゃカッコイイ

……ただ、所々石田純一に見えちゃって仕方なかったのには参ったけど(トニーファンの方、ごめんなさい) 他にも香川照之だったり佐野史郎だったりさだまさしだったり松下奈緒だったりが……(誰が誰とは言いませんが)。

ハリウッドでリメイクされた、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの「ディパーテッド」(2006年)も未見なので、見よう、と決めました(^O^)/

 

2(2003年)は、若かりし頃の二人のお話。青年役のお二人、共に超イケメン過ぎて、途中までどっちがどっちかわからなかったわ(*_*)

でも、後にマフィアのボスになるサムの、怖さとおちゃめが混ざり合ったようなキャラの俳優さん、よかったな~ エリック・ツァンという方、有名なんでしょうか。

 

3(2003年)は、警官に成り切ろうとした潜入マフィアの悲しい結末。1での出来事や裏側が、回想で今と繋がってくる凝った構成。これがかなり入り組んでいて、ちょっとわかりづらかったけど

殺伐とした中で、ヤンと精神科の先生とのやり合いが、ほほえましくてホッとできる トニーと張り合うアンディ・ラウも、渇いた悲しさみたいな渋さがよかった

 

BSで3夜連続で放映された3部作。おかげでアジアものに対する苦手意識が一気に払拭

今後もそういう作品に出会えるよう、BSに期待、です。