ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

夢中になって・・・。

2007-05-27 22:13:01 | 読書
「アンフェアな月」(秦建日子著)
★★★★★(ベアの満足度)
電車で本に夢中になってしまうと、どこをどう通ってきたのか
全然覚えていないことが、多々ある。
この本は、それを超えて、気づいたら、一駅乗り過ごしていた...。
(待ち合わせに間に合って良かった~)
そのくらいのめり込んだ物語は、久しぶり!

「アンフェア」というドラマの原作の続編。
ドラマ化されたことにより、原作にもスピード感、場面展開が増し、
目の前でストーリーがどんどん動いていく。
もちろん、主人公は篠原涼子さんだ。

伏線にさらに伏線。
そんな巧妙さも私好みだ。

また、著者の戯曲の芝居も観てみたい。


SIMPLE!

2007-05-27 22:01:35 | 芝居
5/23-27「天使たちの誘惑」(劇団青い鳥)@サザンシアター

あの世とこの世の間にある「ハザマホテル」が舞台。
この世から、出発した船に乗るはずでない、お姉さんがついてきてしまった。

「死」と意識する作品だけど、それだけではない青い鳥らしさが満載。
SIMPLEに、あるがままの自分を受け止めていいんだよと
暖かく包み込んでくれる。

ふと口についた言葉が、真実を語っているように、
青い鳥が紡ぎ出す台詞には、懐かしさや、共感、
心の底で眠っていた、眠らせていた思いに気づかされ、涙が止まらなくなる。

今日のハンカチは、どうしようもないほどぐちゃぐちゃになったけど、
そんな思いをしていたのは、私だけではなかったようで、
終演後には、目を真っ赤にしていた人がたくさんいた。

「姉」と「妹」がお互いを羨ましく思う気持ち、
岐路に立ったときに、どちらを選ぶか迷う気持ち、
生きているって、こんな些細な日常から感じられるんだなあと
本当に心に染みいる作品でした。

青い鳥の芝居って、言葉にするのが難しい。
「癒し」というだけではなく、
台詞の1つ1つが、人生に迷ったときの支えになってます。
次の公演は、いつかなあ・・・。