(よしもとばなな著)
★★★★(ベアの満足度)
お父さんが、殺されるようにして心中をした。
残された母と娘は下北沢に住む。
事件に圧倒的に心をもっていかれた。
しかし、日常は進んで行く。
再生のお話。
読んでいても、その暗い闇に
心が引っ張られそうになる。
しかし、振り返ると
悲しみが底をつくというよりも、
長いトンネルと抜けるという
表現の方が正しい気がする。
「過去」よりも「未来」よりも
「今」の気持ち、「今」できるすべてを
大事にしようというお話だった。
ふらっと深夜に美味しいものを食べにでかける。
よしもとばななさんの本には
リアリティのある美味しいモノがたくさん出て来るよ。
気持ちの向くままに
美味しいモノをいただきたくなりました。