ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「もしもし下北沢」

2011-04-05 22:12:14 | 読書

(よしもとばなな著)
★★★★(ベアの満足度)

お父さんが、殺されるようにして心中をした。
残された母と娘は下北沢に住む。

事件に圧倒的に心をもっていかれた。
しかし、日常は進んで行く。
再生のお話。

読んでいても、その暗い闇に
心が引っ張られそうになる。

しかし、振り返ると
悲しみが底をつくというよりも、
長いトンネルと抜けるという
表現の方が正しい気がする。

「過去」よりも「未来」よりも
「今」の気持ち、「今」できるすべてを
大事にしようというお話だった。

ふらっと深夜に美味しいものを食べにでかける。
よしもとばななさんの本には
リアリティのある美味しいモノがたくさん出て来るよ。

気持ちの向くままに
美味しいモノをいただきたくなりました。