ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「楽園の楽屋」

2012-12-08 23:30:24 | 芝居

劇団青い鳥@楽園

青い鳥の世界に連れて行ってもらった。
日常で気づかないことを感じる芝居。
ピュア、童心、深い深いココロの奥をのぞくような。

青い鳥に出会わなければ、芝居を観ることはなかった。
私にとって原点の劇団。

スポットを浴び、静止した3人の女優さんが
客席の向こうを見つめる姿を今まで何度見つめたことでしょう。
何が見えるのかな?と突然思う。

40年続けた女優さんの楽屋。
話題は、老い、親のこと、何気ない会話の中に
深い台詞が隠されている。

変化がないものはホコリを被る。
(変化を怖れる私を優しく突きつけられる)
あなたこんなところで遊んでる場合じゃないでしょ。

使わないうちに死んじゃうよって...私言ったよね。
(親の気持ちって、深く考えたことってないなあ)

ヤクルトで乾杯する誕生日が羨ましいのは、
あの笑顔に囲まれているからだろう。

「死ぬっていなくなるってことなのよ」と
葛西さんの独特の言い回しで言われたら、
涙が止まらない。
「どこを探してもいないってことなんだよねぇ」と
天光さんがかぶせる...。

さようなら。
さようであるならば。
そうあらねばならぬのなら。

それでもやっぱり別れは辛い。

満面の笑みで踊るダンスが、
衣裳に着替えるシーンが
こんなに泣けて泣けて仕方がないのは
なぜなのだろう。
舞台の上で、女優は凛々しい。
その裏で何が起こったとしても。

泣いてばかりはいられない。
まだ教えてもらいたいことがたくさんあるんです。
後悔する前に、今を生きねば。

客席もスタッフさんもやさしくあたたかいのも
青い鳥ならでは。

何とか観られないかと調整を続け、
ひょんなことで、突然観られたお芝居。
本当に逃さなくて良かった。

私を劇場に行かせてくれた人々に感謝。
ありがとうございます