(林真理子著)
★★★(ベアの満足度)
久しぶりの読書ですが、はまりました。
六条の御息所の視点でかかれた源氏物語。
藤壷の宮様が出家され、朧月夜と密会し、
須磨へ逃亡し、明石の君との間に子供が生まれ、
六条の御息所がなくなり、ひとり娘の梅壺の女御を入内させ、
夕顔の忘れ形見の玉鬘に源氏がいいよるところまで。
光源氏24歳から35歳までの出来事。
ぎゅっと凝縮した人生だなあ。
視点が変わると物語も変わって見える。
六条の御息所の女性ならではの視点が面白い。
前半に比べ、光源氏が老いてくると面白みが薄れる後半、
どのようなお話になるのか、三章も続けて読みます!