つらら

やまなしのおばあちゃんが、「おさんぽにいこう」っていった。
やまのほうに、あるいていったら…
おばあちゃんが「ほら、“つらら”だよ」って、こおりをもってきた。

おにい　「でっけ～！」
おねえ　「たべたいな～」
ぼく　　「た～い（たべたい）」
みんな、ずっとさわってて…
おねえ　「もってかえる！」
おねえちゃんは、“こおり”をもってあるきはじめた。
おねえ　「つめた～い、てがいた～い」
ママ　　「…そりゃ、そうだろう」
おばあ　「じゃあ、てぶくろにいれな」
おねえ　「うん、これでいい！」
おねえちゃんは、てぶくろにはいった“こおり”をペロペロしながら、もってかえった。
おねえちゃんは、なんでもたべたがる…　
…ぼくも、てぶくろに“こおり”をいれてもらって、ペロペロしてかえった。
ぼくは、おねえちゃんのマネしたいの…

伝染性大爆笑

やまなしのおばあちゃんちで、おふとんをしいてたら…
おねえちゃんがころんだ。
「きゃああああっはっはっは」

ころんだのに、わらってた…
そしたら、おにいちゃんも…ころんでわらった。
ぼくも…ころんで、わらった。
パパも、ママも、おじいちゃんも、おばあちゃんも…
みんな、わらった。
わらいは、どんどん…うつるらしい。

プロのカリコミ

おにいちゃんが、“アルバムのしゃしんさつえい”があるからって…
“びよういん”で、かみのけをきってもらった。

おわって、かえったきたら…
パパ　　「おれがやるのと、かわらないな…たいしたことないな」
ママ　　「え～、プロだよ？」
パパ　　「あたまのかたちとか、わかってない」
ママ　　「…」
パパはきびしい“ひょうか”をしていた。
こんど、パパがきるときは…レベルアップしてるかも…
いや、“しましま”にならないように…“おいのり”しとこう。

おしくらマンゴー

“かていのゆうべ”で、パパがいった。
パパ　　「さむいから“おしくらまんじゅう”だ！」
おにい　「よっしゃ～！」
パパ　　「じゃあ、みんな、うしろむき…そ～れ！」
ママ　　「おーしくーらまーんじゅう、おされてなくな！」
おにい　「うおおお～！まけないぞおお～」
おねえ　「お～しく～ら、マ～ンゴ！」
パパ　　「おーしくーらまーんじゅう、おーされーて…」
みんな　「うわああああ～」
おにい　「もいいっかい！！」
パパ　　「じゃあ、ふたりでやってごらん」
おにい　「よっしゃ～！」

おねえ　「お～しく～ら、マ～ンゴ！」
おにい　「まけねーぞお！」
おねえ　「お～しく～ら、マ～ン…きゃははは」
ママ　　「“おしくらまんじゅう”だよ、“まんじゅう”！」
おねえ　「え～、“まんじゅう”なの～？」
おねえちゃんは、“まんじゅう”になっとくできないまま…“しょうぶ”はつづいた。　

ぷうっ！

おにいちゃんや、おねえちゃんはおこると…ぷうっ！てなる。
ぼくも、“おこる”れんしゅうをした。 ぷうっ！

…うん、なかなか“おこれてる”かな。
もうちょっと、“ほっぺた”おおきくするかな…
でも…また、おじいちゃんが「どうした、“ほっぺた”はれてるぞ。むしにさされたか？」っていうかもな…
いつも、みんなから「なにが、はいってるの？　ほっぺたのなか…」っていわれる。
ぼくの“ほっぺた”は、ぷうってやらなくても、ふくれてるらしい…