不要品

ママが、あそんでいないオモチャを、“ふようひんこうかんかい（不要品交換会）”にと…だしてきた。
おとうと「かして～！」
ママ「…いいよ。」
おとうと「やった～！ あそんでい？」
ママ「…どうぞ。」
おとうとは、いろいろとあつめてきて…ガッツリあそびはじめた。

おとうと「いけ！ いくんだ！」
おとうと「ギュ～～～ン！」

ママ「…すいません。“つくえ”から、おりてください。」
おとうと「えぇ～」

もりあがりすぎて、もりあがりすぎてノリノリ…“つくえ”にもノリノリ…

おとうとは、『モーモーうしさん』をじぶんの“つくえ”のところに…もってった。
“ふようひん（不要品）”じゃなくなった…

兄弟喧嘩

ぼくとおにいちゃんは、なかよし…なときもある。
でも、よくケンカする。
まえに、ケンカしちゃったときに…“てがみ”をかいてみた。

おにいちゃんは、ちゃんと“へんじ”をかいてくれた。
“なかなおり”は、できなかった。
ま、いっか。

成績表

みんなの成績表を見ていて、ママが言った。
ママ「５～６年の時は、“オール良い”だったよ。」
パパ「…ホント？」
おにい「“オール良い”って、何？」
ママ「ぜんぶ、“良い”だけ。」
おにい「えぇ～～、ホントかな～」
ママは、ちょっと…どうだったか心配になってきた。
そこで、おばあちゃんとこから“成績表”を持ってきた！

ママ「ほら、５～６年は“オール良い”だ！」
おにい「すげぇ～」
ママ「１～２年は、“おとなしくて目立たない子”だったんだって。」
おねえ「３～４年は？」
ママ「マラソン大会でがんばったって…」
おねえ「へぇ～」
ママは、中・高生の成績表も…色々みていた。
ママ「遅刻28回って…多いな…」
ママ「10段階で２って…ヤバイな…」
ママはブツブツ言いながら、過去を振り返っていた。
色々あった…
色々やった…
色々…ご迷惑をおかけしました(笑)

マンガの影響

いつも、マンガをかしてくれる“Ｓだかぞく”から、DVDをかりた。
おにいちゃんがもってるマンガの…アニメだ。（鋼の錬金術師）
もちろん、みたあとは…やりたくなる！
ぼく「“そと”で、“れんきんじゅつ（錬金術）”やってくる！」
おとうと「ぼくも！」
みんな、マンホールを“りょうて（両手）”でおさえて…
ぼく「オレ、はがね（鋼）の！（バン！）」
おねえ「じゃ、わたし、“ほのお（焔）”ね！（パチン！）」
もちろん、おうちでも…やりたくなる。
おとうと「あぁ、なんだ。」
おとうと「わかった。うまくやれ。」

ママ「もしかして、“ほのお（焔）”の…」
ママ「マスタング中佐 ！」
おとうと「…」

おとうと「はずかち（はずかし）～！」
ママ「マスタング中佐！」
おとうと「あっちいってて！」
みられると、はずかし～。
やりたいけど、はずかし～。
でも、たのし～。

カスタードプリン

業務スーパーで、牛乳パックに入った“カスタードプリン”なるモノを見かけた。
ママ「あやしい…こんな牛乳パックに入っちゃって…あやしい…」
おとうと「おいちちょ～（おいしそ～）」
ママ「…おいしくないだろ。」
ママは、あやしんで買わなかった。

パパがいない日に、ちょっと味見してみることにした。
ママ「コレ、プリンのまま入ってるの？」
ママ「うわ～、プリンプリンしてる～」
ママ「１回溶かすと…その形になるのか…」
ママ「せっかくだから、プリンの容器に入れよ。」
ママは、ブツブツ言いながら…作った。

でもって、パイ生地の余りも焼いて…食べることにした。

おにい「うん、うまい。」
ぼく「うわっ、今までで一番！」
ママ「えぇ～、ホントに～？」
おねえ「ちょっと、あますぎる。」
ママ「…まずくはない。」
ぼく「うんまい！ 明日もコレがいい！」
ママ「ときどきだから、いいんだよ。たぶん。」
男たちには、好評な“カスタードプリン”だった。
小麦粉を入れると、カスタードクリームになるらしい。
世の中、どんどん便利になる。