春休みの出来事 ～名称変更～

さいきん、はやってること…
“ヒトがきたら、かくれる”

“ていねいに、はなす”
おねえ　「もう、うちって、いわない！」
ママ　　「おぉ～、いきなり、どうした？」
おねえ　「“ていねい”に、はなすことにしました。」
ママ　　「なるほど…」
おねえ　「だから、うちっていわない。」
ママ　　「なんて、いうの？」
おねえ　「え～　あたし？」
ママ　　「わたくし？」
おねえ　「おかしい！　わたし、かな？」
そんなこんなで、おねちゃんが“うち”をやめた。
“うち”をやめると…
“くん”もやめたくなったらしい。
ぼく　　「くんも、くんって…いわない！」
ママ　　「おぉ～」
ぼく　　「くんは、なんていうの？」
おねえ　「くん、じゃないでしょ！」
ぼく　　「オレ？」
ママ　　「いや～、ぼく、じゃない？」
ぼく　　「ぼく、これから、ぼくっていう！」
そんなこんなで、ぼくも“くん”をやめた。
あっというまに…“うち”と“くん”はいなくなった。
あっというまに…“わたし”と“ぼく”がやってきた。
どんどん、かわってくんだな…
どんどん、どんどん…
ちゃんと、ちゃんと…みとかないと。　　

春休みの出来事 ～桜～

いとこのＥたくんが、“おとまり”にきたとき…
“さくら”が、キレイにさいてた。

パパは“さくら”がスキで…
パパ　「ちょっと、どれくらいか…みてくる。」
ぼく　「くんも、いく～！」
と、“さんぽ”にいく。
Ｅたくんがきたときも、“さくら”をみにいった。

いや、みてなかった…かも。
“かべ”にのぼったり、“かわ”にいた“かも”みたり…
“さくら”より、“ほかのモノ”をたのしんでた。
アメリカのヒトは、わざわざ“おはなみ（お花見）”に、いかないらしい。
ぼくやＥたくんは、アメリカのヒトっぽいかも？
パパは、おもいっきり“にほんのヒト”なんだな。
せっかく“にほん”にうまれたから…“にほん”をあじわうかな。

春休みの出来事 ～いとこ会～

おにいちゃんとおねえちゃんと、いとこのＳちゃんが…
おじいちゃんとおばあちゃんと“おでかけ”することになった。
（お台場でやってるサーカス？みたいなモノを観に行った）
そこで、“のこりぐみ”であそぶことにした！
Ｓちゃんの“おとうとたち”…ＥたくんとＳたくんが、きた！
はじめから、おおもりあがり！！
Ｅた　「“にんじゃごっこ”しよ！」
ぼく　「いいよ！くん、“たいちょう（隊長）”ね！」
Ｅた　「わかった！」

２さいの“おとうとたち”も、“にんじゃごっこ”にはいってきた。

みんな、“たいちょう（隊長）”のぼくについてくる！　
サイコーだ！！

そんなこんなで、“かえるじかん”になった。
だけど、たのしくて…Ｅたくんは“おとまり”するといいだした。
“おとまり”は、スムーズにはじまって…
さぁ、ねるかっていうとき…
Ｅた　「グス…グス…」
ぼく　「ないてるの？」
Ｅた　「…」
ぼく　「ママ～、ちょっとさびしいみたい。」
ママ　「そうか～」
パパ　「じゃあ、おじちゃんが“おはなし”してあげよう。」
Ｅた　「あぁ～ん」
ママ　「…そっとしときなよ。」
パパ　「え～、まぎれるかなって…」
ママ　「あ、あげたての“カレーパン”たべた～い！」
パパ　「いいね～」
ママ　「あ、あげたて“カレーパン”を“くるま”で“うる”の、どう？」
パパ　「“カレーパン”だけだと、むずかしいんじゃない？」
ママ　「え～、あの“ニオイ”につられてさ～」
と、パパとママは“あげたてカレーパン”の“おはなし”してたら…
Ｅたくんは、ねちゃってた。
“どうでもいいコト”が、いいらしい…
“あさ”おきたＥたくんは、“マミーのはなし”ばかり。
パパもママも、テキトーにはぐらかして…“ゆうがた”につれてった。
ママ　「がんばったよ～」
おじい「じゃあ、こんどは…くん、とまるかね？」
ぼく　「…とまんない。」
Ｅたくんの“がんばり”を、“よこ”でみてた…
ぼくは、まだ…いいや。
まだ、がんばらない。

春休みの出来事 ～高い高い～

パパが“たまがわ”で“トレーニング”するから、くっついてった。
“トレーニング”のあいだに、ちょこちょこ…あそんでくれる。
おとうと「お～い！」
パパ　　「お、なんだ？」
おとうと「った～（あった）！」
パパ　　「“はっぱ”？」
おとうと「ぱ～！」
パパ　　「そうか。おいで！そ～れ！！」
おとうと「！！！」

パパ　　「そ～れ！！」
おとうと「！！！」
パパは“たかいたかい”をしてくれた。
“かんぜん”に、ほうりなげてたけど…
ちょっと…いや、かなり“たかすぎ”だけど…
それでも、おとうとはわらってた。
“なれ（慣れ）”って、スゴイ。

春休みの出来事 ～カード遊び～

さいきん、おにいちゃんは“カード”にハマってる。
おにい　「おい、どの“カード”がいい？」
ぼく　　「ん～、これ！」
おにい　「そうか、オレは…」

おにいちゃんは“カード”をもって、まいにち“ともだち”とあそびにいく。
かえってくると、ぼくがよばれる。
おにい　「おい、“バトル”やろうぜ！」
ぼく　　「“カード”ふえたの？」
おにい　「かぶってる“カード”、もらった。」
ぼく　　「みせて～！」
まいにち、ぼくは…よばれる。
おにい　「だから、それ、ちがうって。」
ぼく　　「なんで？」
おにい　「あ～、もう。」
ぼく　　「“こうげき”したいもん！」
まいにち、“ケンカ”になる。
でも…まいにち、ぼくはよばれる。
“ケンカ”しても、ぼくとやりたいんだな。
“ケンカ”しても、たのしいんだな。