オパピ～（小島よしお）

ぼくは、はじめて“こじまよしお”っていうひとをみた。
かれは、さいこうに“たのしい”ひとだ。
「うい～、うい～」っていいながら、パンツで“とうじょう”する。
ぼくは、かれのようになりたい。
「パ、ピ～！」

これから、みんなをたのしませる“べんきょう”をしよう。
もっと、ママに“こじまよしお”をみせてもらおう。
…ママが、パソコンやるときに「パピ～！」っていうけど、みせてくれない。
なんでだろ？

保育参観

おねえちゃんの“ほいくさんかん”があった。
おじいちゃんとおばあちゃんが、みにきてくれて、
おねえちゃんは、はりきって“こいのぼり”をつくった。
ママ　　「うわあ、ステキなのが、できたね～」
おねえ　「うん、“しゃしん”とっとく～」
おにい　「は～、“しゃしん”か…　おれのこと、とるなよ。」
ママ　　「じゃあ、こっちでとろう。」
おにいちゃんのいないところで、カシャリ！

おにい　「おれのこと、とるなっていったのに～」
ママ　　「じぶんから、うつりにきたじゃん…」
…おにいちゃんは、すごい“かくど（角度）”でうつりにきた。

食器洗い

ぼくは、さいきん“あらいもの”をする。
ママが、あらってると…ぼくも「らう～（あらう）」って、とんでいく。
そこらへんにある“ふきん”をもって、そこらへんにある“おさら”をゴシゴシする。

ポイントは、“ちょい・こすり”。
ちょっと、こすって「あい！」って、わたす。
…だって、“しょっきあらいき（食器洗浄機）”があるから。

二刀流

パパが、“じゅうたん”にコロコロをかけてた。
「おりゃおりゃ～！　“にとうりゅう（二刀流）”だ～！」

コロコロを２ほんもって…すごい“はやさ”だった。
「ほら、こうすれば、はやいでしょ？」
おにいちゃんは、「ほんとだ～！　おれも、やってみる！」って、やってた。
おかげで、じゅうたんはピカピカになった。
…パパは、なんでも“きんトレ”にしちゃう。

おじいさん遊び

おねえちゃんは、ぼくのことを…いろんな“なまえ”でよぶ。
きょうは「おじいさん」って、よばれた。
おねえ　「おじいさん、しっかり！」
ぼく　　「あい。」
おねえ　「おじいさん、あるける？　これ、もって。」
ぼく　　「あい。」

ぼくは、“そうじきのぼう”をもって…がんばって、あるいた。
ママは、ぼくたちのあとをついてきて…
「あの～、“そうじき”かけたいんですけど～」って、なんかいもいってた。
おねえ　「しょうがないわね、おじいさん、“ぼう”がなくてもあるける？」
ぼく　　「あい。」
おねえ　「じゃあ、わたしにつかまって…いくわよ。」
ぼく　　「あい。」
おじいさんは、“じりつ”した。