ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

悪い癖(続)

2009-06-13 07:35:45 | レバノン

2年以上後。

ところ、レバノン。時、初夏、2009年6月10日。

今回もエージェントの宿舎に泊まり、生活をする上で、日々用事があったりと、上に言った道を行き来する私(別のダンサーが来ている間は一緒に歩いたりもするけれど、今回は基本私1人)。この日もその道を歩いていた私、平行に走っている道沿いのお店に向かうため、人しか通れないわき道に入り、数メートル行ったところ、後ろから声をかけられる。

 「マリコ!マリコ!」

振り向くと、どう見ても近所のカフェでヴァレットパーキングの係りをしているお兄ちゃん。なんで私の名前知ってんのさ、と思うけれど、理由は何であれ、名前を呼ばれちゃしょうがない、来た道を戻っていつもの通りまで出る。

よく見ると、私の名前を呼んだお兄ちゃんの後ろには、一台の車が止まっていて(また交通滞ってるんですけど・・・)、どうやらその中の人が私を呼んだよう。誰かな、この車見覚えないけど、と思いつつ車の中を覗いてみる。が、そこにいるのはやっぱり知らない白髪交じりの体格の良いおじさん。

だから私はこう話す。

「私あなたのこと知ってますっけ?」

するとおっさん、 「とにかく、後ろが詰まっちゃうから乗って乗って!」 と。

誰か分からないのだけど、交通が滞っているのは私のせい?と思い思わず乗ってしまいそうになった日本人が約一名。。。

って何で知らないあなたの車に乗らなきゃならんのじゃと思い直し、態度を改める。

するとおっさん

「覚えてないかな~、多分2ヶ月ぐらい前に日本語の書類を訳して欲しいって言ったジャパニーズレストランを持ってるものだけどー。」

!!!!!!!!!!!!!!

テメエの記憶力はどうなってんだ!!

結局その後に続く会話も、今度は近くのイタリアレストランも持ってるんだ、とか言いながら遠目にそのレストランの誰かの名刺を持ち出してみせるそぶりをしてみたり、なぜか私がエージェントに所属しているのを知っている彼は(その人だけではなく、この道沿いに関係がある人たちは、皆それを知っているので珍しいことではないのだけれど)、お金は払うから自分の為に踊ってくれないかとか、どうにかしてまた会えないかとか、バカじゃないの?と思うことばかり話続ける。

こうなるとジャパニーズレストランを持ってるとか、イタリアンレストランを持ってるとか言うのだって、嘘なんだろうな、と思ってくる。

らちがあかないので、(それでも2ヶ月前と2年前の違いははっきりさせ)ノーを連発してその場を離れた。もちろん笑顔で手を振りながら。

悪い癖だな、と思ったのは、乗って乗ってと言われてちょっと乗ってしまおうかな、と思ってしまったところ。

とりあえず私、今のところ無事です。 

コメント
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