明日(8日日曜日夜)、池上彰さんの
「池上彰の緊急報道スペシャル 中東情勢緊迫化!アメリカは攻撃するのか?」
を放送するそうですが、そのテレビの前に、と思いまして。←負けず嫌い!?笑
ちなみにこの番組、テレビ東京系で9月8日(日)20:00~21:00放送だそうです。
ぜひ見て下さい。
シリアは、ご存知の通り、北はトルコ、東はイラク、南はヨルダン、
そして西はレバノンとイスラエルと隣接、そして地中海に面している土地もある中東の国の一つです。
シリアでは、201年1月26日より始まった政府軍と反体制派の武力衝突が今も続き、
多くの、本当にたくさんの犠牲者が出ています。
数にしてしまう事がどんなにもやるせないか、犠牲者は7万人にも上るとの話も聞いています。
その多くは女性や子供を含めた何の罪もない一般市民、悲しすぎる事実です。
先日、東京で、シリア関係のセミナーとシンポジウムに足を運びました。
一つはユニセフで開かれた報告会。
現地で活動される日本人職員、園田智也さんの一時帰国中のお話で、シリアの子どもたちが、
毎日非人道的な事実(殺人、性的暴力、拷問、拘束、武装勢力による誘拐)にさらされている状態であること、
教育を受けることが出来る事が未来への希望に繋がることなどが語られました。
こちら、日本語で読めます→http://www.unicef.or.jp/kinkyu/syria/2013_0719.html
もう一つは国連大学で開かれた「シリア危機:日本の人道的役割-いま私たちにできること-」というシンポジウム。
350名ほど入る講堂だったにも関わらず、満員。同時通訳付きでした。
それぞれ現地に赴いているNGOの方がお話をされたり、
駐日レバノン大使やUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所代表などを含めた
パネルディスカッションがあったり。
「今世紀最悪の人道危機」と言われるシリア危機。
自国内での命の危険が、慣れ親しんだ自分の故郷を捨て国外へ避難するシリア難民にしています。
その数2,007,598人。(2013年9月7日現在)
これはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で把握している登録済み、そして登録待ちの難民の数なので、
本当はもっともっと多くの難民がいるのです。
レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、シリア、その他モロッコ、アルジェリア、リビアなど周辺諸国は、
シリア危機以来、難民を受け入れてきていて、その国の中でも、
公共サービスへの大きな負担や財政難などの試練に直面しているそう。
こちらはUNHCR最新のシリア難民と難民受け入れ国の情報をご覧になれるサイトです(英語)。
→http://data.unhcr.org/syrianrefugees/syria.php
今回レバノン滞在中、路肩で見かけたたくさんのシリア人、
エージェントオフィスから歩いてスーパーに向かう途中、
道端に座り込んでいたシリア人女性とまだ小学生と思しきその息子。
これからの彼らの生活を考えると、足りるはずもない数枚のお札を喜び、
私の手を取りキスをして、おでこに当てたお母さん。
彼らの事が今も忘れられない。
今はまだ夏で実感も湧かないかもしれないけれど、これから冬になり寒くなるのは自然の掟。
日に日に増える難民の数に伴い、冬に備えて難民の方たちの毛布が急速に必要になってくるそう。
微力にしかならないのは分かってる。
だけど私はあえて行動に移したい。
今年中にチャリティーショーを開催して、シリア危機で人道支援に使われるお金を寄付する事を実行させたいと思っています。
皆さま、お力添え、ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
シンポジウムで得た、避難民受け入れをしているそれぞれの国での詳しい話も、小出しにアップしていきたいと思っています。
またこちらのブログにお立ち寄りください!
私たちが、平和な国で平和に暮らしている今この瞬間に、ひと時で良い、シリアの事を想って下さい。