ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

おもてなし

2014-05-04 10:59:09 | アフリカ

電気もねぇ、水道もねぇ、車は結構はすってるねぇ(走ってるね)。

レバノンと比べて、ここは停電もほとんどなくて良いわねぇ、と思ってましたが、実はキンシャサ、1,000万人の人々が住む大都市首都として電気や水が通っている世帯が2割ほどしかないところらしい。

停電がほとんどない、というのは2週間ほど私がいた間に、長いそれを2度ほどしか経験していないからのような気がするから。
というのが実はその裏で、住んでいる建物用の発電機(ジェネレーター)が上手いこと切り替わって停電の間電気を供給してくれてるからじゃないかと思う。
ちなみにレバノンでは大体ビルごとにジェネレーターはあるものの、夏のクソ暑い日でも毎日必ず午前中に2時間、午後から夕方にかけて3時間とか停電になってたし、時には時間が来ても電気付かなーい、って事が普通だったけど、多分そういうのは高級なところに住んでたらなかったんだろうなぁと今更ながら思い知る。。。

私は、外国人として移動は車のみ、住んでいたり買い物をしたりの行動範囲も治安が良いとされる高級住宅エリア。
東京で言ったら青山とか赤坂みたいなエリアに住んでるんだぜぇ、って言われるけど、すまん、イマイチピンとこない。笑
つまりキンシャサの「良い所」しか見ていないと思うので、実際問題、大多数のメトロポリタンコンゴ人がどんな暮らしをしているのか、実は中々想像がしずらくて、でもよっぽどお金を持っている人じゃないと、日々食べるのにも困るのではないかと思うことが多々ある。

例えば買い物をしていて。

とにかく何でも高い。
食料品、日用品、ほぼ全てのものを輸入に頼っているかららしいのだけど、こちら、参考までに商品の値段。

レタス 1玉 1,000円
バターフランス産 500g 1,500円
白菜一束 1250円
パプリカ100g 180円
りんご キロ450円
マッシュルーム 100g212円
トマト輸入品 キロ1750円
トマトローカル産 キロ 235円
現地産アボカド 大2個(頭に乗せて売ってるおばちゃんから買って)250円
冷凍ピザ 1300円
レモン飴 350gの袋 760円
ミニッツメイドのジュース1リットル 600円
ダノンヨーグルト100g(1カップ) 349円
南アのヨーグルト100g(1カップ) 37円
砂糖 canne 450g 60円 (これは安い)
マヨネーズ 380g 249円
Five roses 50パック 460円
失礼、先のgoldじゃないけどこれは紅茶。

や・す・く・な・し。

もちろん、国でも農作物を作っているそうだけど、大量生産がされてないらしく、限られているのか、やはり輸入品が多く流通している。
そして野菜などはおそらく肥料もない完全無農薬なので、実は超体にやさしいと思う。

論点がずれてるのでそれはいいとして、ここの国の人たち、そんなにお金がもらえているとは思えなく、国家公務員のはずの警察官(平の方)でも月に40ドル(4,000円)ほどのお給料だそう。
門番などのガードマンが100~200ドル(1~2万円)。
だから警察官がアルバイトで守衛の仕事を掛け持ちしてるとかとも聞く。

よく守衛が私を見かけると、「マダム(どうやら私はマダムらしい)、コンゴコーヒーはないか?」と聞いてきたことに、本気で「ごめん、コーヒー飲まないからない」と答えていたけど、あれは実は「お金ちょうだい」ってことだったらしい。
ま、あげるつもりもないのだけど。

足掛け3年、日本とアフリカ、離れ離れの連れと第三国などで落ち合う際には、連れは事前に欲しい物リストを私に提出する。(と言ってもほぼいつもギリギリのタイミングで提出してくるので私がキレるパターン)
リストには日本食材(調味料、レトルト食品、米、インスタント味噌汁など)はもとより、本やパソコン関係、1リットルの液体洗濯洗剤3本とか、猫の爪研ぎボード、百円ショップで買うような折りたたみ式の引き出し、食器洗い用のスポンジ、ゴキブリ退治のホウ酸団子、そしてクレ556、などなど・・・。
なんでやねん!と、一人ツッコミながらもそのリストに誠実に、健気に物品を用意する私。
ちなみに四方八方できしむのでクレ556は役に立つとか。
なんとも全てを円滑にしたい性質のよう。
もしかしたらクレ556は人間関係も円滑にしてくれるのか?と思ってしまうのだけど。

そしてそのリストに忠実に用意した物品をスーツケースに詰め込むと、いつも1/4くらいしか空きがない。汗
その1/4に自分のものを詰め込む。
洗剤なんて現地で買えるでしょ!と思いながら。
それでも、結局は自分のものはそれに入る分しか持っていかないのだけど、梱包された荷物を眺めながら、時々ふと思うことがある。
私って、、、は、運び屋?!

今回初めてこっちに来たことで、今まで分からなかったことが見えてきた。
手に入らないわけではないけれど、大多数のものの質は良くないし、その上メチャメチャ高い。
これは日本から持ってきてもらいたいものが沢山あって当然だ。

今度から、私は運び屋ではなく支援物資(?)を届ける誇らしいタスクを担われた人間だと思うことにする。
うん、そうしよう。
これがほんとの お・も・て・な・し?


写真は、全然関係ないですが、コンゴ民のニュース番組でニュースを読むアナウンサー。
ニュースを読むというより、原稿を読むのに一生懸命で、ほぼ顔を上げることはない。
これは項目ごとのニュースを数分後読み終えて始めて顔を上げた時の貴重な一枚。笑

お知らせまで、先ほど日本に戻りました。


コメント (2)
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