数年前にも近くの会社の敷地内であった、不発弾の処理。そして明日は近所で朝からある。縦看板は数日前から各所に立てられた。戦後７５年を経過しても沖縄では不発弾が見つかり、そして処理される、地中にある全ての不発弾が処理されるのは未だ先なのだ。公園にはテントが仮設されて対策本部が機能する。米軍が投じた艦砲射撃の爆弾、恐らく前田高地に陣を張る日本軍を目掛けた夥しい爆弾のうち、幾つかが不発弾として残ったのだろう。映画ハクソーリッジで描かれた浦添市前田の高地、宜野湾市嘉数高台も陣地が構築されて激しい戦闘が繰り広げられた。こちらも距離的には前田高地に近い。敗戦から年月が経ち、未だ不発弾処理に終われる沖縄、これが現実。日曜日の作業だとしても地域の住民からすれば、処理が終わるまで移動が制限される迷惑な話でしかない。
