弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

断腸の。

2016-03-28 | 弁護士のお仕事。
ご存知の方も多いと思いますが、

断腸の思い・・・の「腸」は、

語源をたどると(中国の晋の時代の故事だそうです)、

人間の腸ではなく、お母さん猿の腸です



私は幸いにも、弁護士の仕事がとても嬉しくて、

1つ1つは辛く感じることはあるにしても、

大きくまとめると、本当に弁護士になれてよかった

そう思って仕事をさせていただいています


ただし、弁護士を辞めたくなるくらいの辛さがあるのは、

親子関係に関わる仕事・・・特に、子の引渡しの事件をお受けした時です。

お子さんはお金に変えられないものなので、

和解も、折り合いもなく、本当に厳しい仕事です。

特に、自分の依頼者の方に、問題ない養育環境が整っていると考えている時が、

一番ハードです。

できることを全てやったという自信があっても、

結論によっては、本当に腸が裂けるのではないかというくらいの悔しさが残ります。

子の引渡しの事件は、全力を尽くす分、私の容量では、何件も抱えられるものではありません。



動物好きの方でないと、ピンと来ない話になるかもしれませんが、

子の引渡し事件以外で、弁護士を辞めたくなるくらい辛かったのは、

↓↓↓


この猫を引き取った日の翌日です。

当時、子ネコだったこの方は、

私が出勤する(家がカラになる)と察知した瞬間、


「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

と、片手に載るサイズから想像できないような、

信じられないような悲鳴を上げ続けました・・・。

私が抱っこすれば、ゴロゴロゴロ

私が見えなくなると、悲鳴

あまりの声に、猫を抱えてお手洗いに入るほどでした・・・

あの声は、その後二度と聞いていないのですが、

一匹にされたら死ぬという、全身全霊の悲鳴と捉えています。

その中で出勤するのは、・・・腸が裂けそうでした・・・。

(きちんと一匹にしないように対策を取ったものの辛かったです)



こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

         【プロフィール】
       弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー
       女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
       その分野の問題を多く取り扱っています(その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております)。
       ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
       ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
       分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
       法律事務所・弁護士に相談することのハードルを下げるために、情報を発信しています。
       法律相談・講演依頼等、お仕事のご依頼は、こばと法律事務所にご連絡ください。


            埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
            こばと法律事務所
            電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
            HP : http://www.kobato-law-office.com/
            男性弁護士・女性弁護士のいる事務所です