一般的に「悪い」とされることをして、
怒られて、謝って、
もうしませんと反省する(させられる)
子供の時にみなさんも経験があるのではないでしょうか?
ただ一方で、
心から、納得して反省したこともあれば、
理不尽を感じながらも、
反省させられたこともあるのではないでしょうか
私、このシステムが通じるのは、
怒られる側が「弱い」立場にある
時だけだと思っています
子供の場合、
親には生活の一切を頼っていますし、
学校では内申点の問題があるでしょう
心の底から反省することもあるでしょうが、
相手の言うことに従わないと、
明確なデメリットがあるから、従うこともあるはずです
このシステムは、
大人になるとうまく起動しないことが多々あります
夫婦間で、一方が一方の嫌なことをする場合、
例えば、一方が浮気を続ける場合など、どうでしょうか???
浮気をした一方が、
心の底から反省することもあるでしょうが、
そうでない場合、
浮気をした側が、
浮気を止めて反省しないと生じる明確なデメリット・・・は何になるでしょうか
不法行為の慰謝料(数十万円~数百万円の経済的損失)
→お金を払いたくないから、浮気を止めるか?
社会的立場の維持
→いわゆる世間体を大切にして、浮気を止めるか?
配偶者への愛情
→やはり配偶者が大切だと、浮気を止めるか?
家族への愛情
→やはり子供等が大切だと、浮気を止めるか?
これまでの生活の保持
→いままでの生活環境を壊したくないと、浮気を止めるか?
等等、
デメリットが何かを検討しなければなりません。
ここで、また、さらに難しいのは、
浮気をされた側が、
した側をどれくらい必要としているかでも、
立場が変わってきます
浮気をされた側の立場が弱いことが圧倒的に多いですし・・・。
浮気をした側が悪いのだから、
反省して戻ってきて、家族に尽くしなさい
このように、シンプルな公式が適用されないこともあるのです。
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
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(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
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