破産管財人として、
免責に関する調査報告書を起案していて、
「どうしよ・・・?」ということがあります
そもそも、
破産に至る原因は様々ですが、
私の感覚で多いのは・・・、
ギャンブル
キャバクラ通い
美容整形
衣類の購入(ブランド物や着物等)
推し活
ゲーム・アプリ課金
このあたりでございます。
これらのために借入れをしてしまい支払不能に。
で、ですね・・・。
裁判所に出す書面なので、
言葉遣い等はちゃんとしたいわけです。
キャバクラ・・・って、そもそも、
「キャバレー」+「クラブ」の和製外国語らしいのですが、
キャバレークラブが正式名称なの???ん???
と悩むわけです。
しかしながら、ここの問題は解決しています。
なぜならば、
埼玉の裁判所公認の破産の書式の中で、
キャバクラという単語が使われているので、
これはもう、使用が許可されていると考えていいでしょう
私が苦しんだのは、
「推し活」と「ゲーム・アプリ課金」です
これを、
裁判所に出す書類風に、きちんと感を出して書くにはどうすればいいのでしょうか???
でもさ、推し活も、課金も、
その単語、まんまでつかったほうが、普通は分かりやすいよね?
多分、裁判所の人もその単語知っているよね。
そうなんですよね。
裁判所は「その道のプロ」ですから、言葉はよくご存じです。
うんと昔ですが、
裁判官が、
「あなたがやったのは『カゴ抜け』ですよね」
と、サラッと、窃盗のテクのスラングを口にされ、
(あ・・・あれ、その単語、法廷で言っていいんだ・・・!!!)と思ったことが・・・
ああ、話が逸れました
悩んだ末に、私は、
特定の二次元または三次元の人物等を強く応援すること(いわゆる推し活)
アプリケーション内で優越的な地位等を得るために現実世界の金銭を支払うこと(いわゆる課金)
と書いて、
書類を作りました。
ただし・・・なんか、これ、
真剣に書いているのに、裁判所内で見ると、
なんかふざけているように見えて・・・。
最終的にはもう少し別の表現に変更しました。
他の弁護士の先生方がどのような言葉を使用されているのか、気になります・・・!!!
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
法律相談ご希望の方・事務所へのアクセス・弁護士のプロフィールはこちら ↓↓↓
弁護士ドットコムからはメールでもご予約可能です ↓↓↓