精神病でも生きている

北海道で就労支援組織に支えられながら、鬱病の治療と経済的自立を目指す生活者のblog。
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おかたづけ

2014-11-11 12:58:21 | 管理人の戯言
11/11(火)のち

風邪で寝込んでいたため、久しぶりの更新です。

今回の文章は私自身の病気「鬱病」に関する「思うところ」書いたものなので、かなりの長文となっております。
お忙しい方は読み飛ばしてください。



さて、前回ご報告した通り、先週は仕事を休んで家の冬支度をしていたわけですが、
何故に1週間もかかったかというと、その実態は「汚部屋の解消」だったからです。

いや、その有様は「汚部屋」というより既に「腐海」?
とにかく、
「ここも、じき腐海に沈む…」
というような有様でした。



何故そんな有様になったかと言うと、どうやらこれは(精神科医でも心理士でもない、私自身の私見ですが)
「その時の自分の心の在り様が、そういう部屋を求めていた」
というか
「散らかってる部屋の方が落ち着く」
というか、
そういう心の状況だったからだと思います。

私の鬱病は、心の中が「後悔」や「怒り」や「悲しみ」や「憎しみ」や「口惜しさ」や「恨み」に満たされて、それで心が疲れてしまったことが原因だったのかも知れません。
ひょっとしたら、「心を病む人」の多くが、そうなのかも知れませんが。
そういう、心の中が「ガラクタ」で満たされて疲れきっている状況では、散らかった部屋の方が私は落ち着いていられたです。

よく
「その人の部屋の散らかり方は、その人の心の中を表している」
などと言われますから、あながちハズレていない考察じゃないかと思うのですが、どうでしょう?

そんな或る日、ecoネットの仕事がヒマな時期があり、
「職場でヒマしてる、この時間を利用すれば、部屋が少しは片付くんじゃね?」
と思いついた(ホントに思いつきに近い考えでした)ことで、
今回の「お片づけ作戦」の発動となりました。

でもこれも、自分の中に
「片付けよう」
という気持ちが生まれたから、のことで
それは
「心の中のアレコレを片付けたい」
と思えたからかも知れません。
というか、だったら良いなぁ。

そんなこんなで始まった「お片づけ大作戦」ですが、、
まず「収納する場所」を作るため、どんどんモノを捨てていくところからの開始。
その後、収納場所を掃除して、収納物をキレイにしてから収納。
その後ようやく部屋の掃除。
結局1週間かかりました。

まあ、途中で
「もう、こんなモンでイイや」
と心が折れないように、毎日少しずつやったから日数がかかったんですけどね。



ともかく、当初目標としていたレベルの住環境を達成。
元の部屋とは見違えるような「まともな部屋」になりました。

今回の「お片づけ作戦」で思ったことはイロイロありますが、
もし、あなたのまわりで
「元はちゃんと片付けられていたのに、急に部屋が散らかり始めた」
という人がいたら(もしくは自分がそうなってしまったら)
それは「鬱病」を疑ってみた方が良いかもしれません、ということと、
「その人(もしくは自分)は、その状態の部屋を必要としているので、無理やり他人が片付けてはいけない」ということ、
そして
「鬱状態が改善すれば、その人(もしくは自分)自らが『片付けよう』と思いだす」
ということです。

いや、「元々片付けられない人」の場合は別ですが。

鬱病の発見と病状の変化に気づくには
「出来ていたことをする気になれなくなった」
「趣味などを楽しむ気になれなくなった」
などの「変化」に注目することが重要かも知れません。
そして、「鬱病からの回復」も、その「逆の変化」に注目していると気づけるかもしれません。

そんなことを考えた、今回の「お片づけ作戦」でした。
コメント
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