10/20(火)のち
夕方くらいから
の予報
雪虫が飛びました。
雪のように白い、ふわふわと風に流されて移動する虫で、これが飛ぶと1~2週間後には初雪が降ります。
本州の方の中には
「わぁ、ロマンチックぅ~
」
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
北海道民は雪虫を見るとブルーになります。
だって、ヤツら、アブラムシの一種なんですよ?
自転車で走ってると口の中に飛び込んできたりして、とってもイヤ。
しかも、もうすぐ初雪なんですよ?
「ああ、また冬が来るのかあ…」
と溜め息をつきたくなるというものです。
北の魔境で暮らすというのは、キビシイことなのです。
7/24(金)のち
明日はまた雨の予報なので、今日のうちに距離を稼ぐべく早めの出発。
こういう時は、テント撤収の無い、宿泊まりは有利。
浦河に帰る前に、帯広の行きつけのバイク屋でオイル交換をしたいので、
帯広への最短ルートを選択する。
国道238号に戻り、南東へ。
どんよりと雲が低いので、峠越えはなるべく避け、国道沿いに平地を行くことにする。
湧別(ゆうべつ)町から国道242号(置戸国道)に入り、遠軽(えんがる)町を過ぎて、金華峠を越える。
この峠は標高360mと低いので、大丈夫。
留辺蘂(るべしべ)で国道39号とのT字路に出たら、右折して西へ。
この先、休憩ポイントが無いので、温根湯(おんねゆ)温泉付近のコンビニで休憩。
長距離を走ることが前提の日なので、ドリンク剤を飲む。
このまま国道39号を行くと石北峠(標高1,050m)を越えることになるので、
塩別つるつる温泉と滝の湯温泉を過ぎたあたりで、道道88号へと左折して温根湯峠(標高478m)越えを選択。
幸い晴れてきたことだし。
ただし、この先、芽登(めとう)までの約60kmはガソリンスタンドが無いので要注意。
まあ、GSどころか民家も無いんですけどね。
晴天の下、森の中の道道88号をひたすら南下。
民家も無ければ信号も無いので、順調に距離を稼ぐ。
と、どういう訳か
「あれ? ウ○ークマンしまったっけ?」
という疑問が頭に浮かぶ。
早めの出発で急いでいたせいか、どうもディバッグに入れた記憶が無い。
止まって確認したいが、バイクを停めて確認する場所も無い。
こういう道はトラックが猛スピードで走ってたりするので、やたらに路肩に駐車するのは危険なのだ。
ようやくチェーン着脱所(駐車スペース)を見つけて停車。
確認すると、やっぱり入っていない。
引き返そうにも、既に100km以上も走ったあと。
しょうがないのでホテルに連絡しようと思ったら、ケータイが圏外。
うん、分かってた、森の中の道道だしね。
しょっぱい思いで一服し、気を取り直して道道88号を南下。
芽登で国道241号と274号の重複国道とのT字路に出たところで、GSを発見。
さすがにGSのあるところならケータイも繋がるだろうから、給油してからホテルに電話。
うん、さすがに繋がる。
予想通り置き忘れてきていたので、着払いで自宅に送ってもらうことにする。
よし、リカバリー完了。
最善手を打てたので、心も軽く帯広を目指す。
(続く)