暮らしを彩る香りの魅力

植物は美を愛でる心を引き出し、心を和ませてくれる。

~心を癒す薔薇~・・・ バラ便り(16)

2021-05-30 | 中之島バラ園
2021年、春バラも、もうそろそろ見納めかと思い、昨日の朝、バラ園に行って来ました。

いつもお伝えしております「中之島バラ園」には、歩くバラの文化史「パッチワーク花壇」があります。

今回は、この「パッチワーク花壇」と、素敵な薔薇たちをご覧頂けたら幸いです。



大阪、「難波橋」の階段を降りますと、「中之島バラ園」




バラ園には、「難波橋」から、「ばらぞの橋」へと、西から東に広がるバラ園中心部の大花壇があります。



「パッチワーク花壇」



足元には年代を記したテンプレートがあります。



Before 1900年 
1900年以前の薔薇の姿が一番手前に植えられています。


現代から2000年代まで、10年ごとに区切られていて、年代別、薔薇の品種改良や流行の歴史が分かる様になっています。





1900年代~



1910年代~



1920年代~



1930年代~



1940年代~



1950年代~




1960年代~


「ばらぞの橋」へ向かう所に、イギリス風の小庭があります。



イギリス風の小庭を通って、「ばらぞの橋」へと続きます。

ラベンダーがイギリスらしさを現していますね!



ちょうど、ラベンダーに、蝶々が止まっていました。


「ばらぞの橋」を渡りましたら、1970年代に入ります。



1970年代~




1980年代~




1990年代~


ここから2000年代へ~



この「パッチワーク花壇」を観て感じたことは、1970~ 80年代は真っ赤、オレンジが美しく咲く、強い姿の薔薇が好まれた様です。

1990~2000年代は、ふわふわした優しいパステルカラーがトレンドになっている様です。

薔薇にもファッション同様、その時代の気分と反応する様です。

「パッチワーク花壇」は、薔薇の見頃の時は、人が多いので、とてもシャッターを切ることが難しいのですが、昨日は人も少なくチャンスでした。

「中之島バラ園」に訪れらる機会がございましたら、一度この「パッチワーク花壇」をお歩き頂き、薔薇の歴史を楽しんで頂けたらと思います。




《バラ園の風景》









「桜貝」 日本

優しい色調、名に相応しい薔薇






「藤娘」 日本







「パパメイアン」 フランス

ビロードの様な光沢があり、何といっても、香りが魅力的な薔薇







青バラ 「ブルームーン」 ドイツ

これまでなかった青系色の薔薇
香りが柑橘系と少し珍しい・・・。





「ナエマ」 フランス

カップ咲きと呼ばれ、ブランデーグラス、ワイングラス型の花姿と、フルーティーな香りが特徴的な薔薇






「ピース」 フランス
平和への願いを込めて名付けられた薔薇


2021年5月29日朝、撮影した画像を投稿します。



いつの時代も、薔薇は、人の心を優しく包み込み、癒してくれます!!




こんな薔薇の姿も、今年オリンピックは・・・。





「聖火」 日本

1964年、東京オリンピックの感動で名付けられた薔薇
燃え上がる炎をイメージして造られた様です。
コメント
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