首相、早くも丸投げモード すっかり脂が抜け切った? 退陣を改めて明言
菅直人首相は11日の参院予算委員会で特例公債法案の成立など退陣3条件が満たされた直後に退陣する意向を重ねて表明した。エネルギー政策見直しなど積み残した課題はいずれも次期政権へ「丸投げ」。「脱原発」解散を画策するなど権力の座に固執し続けた首相だが、今やすっかり脂が抜け切ってしまったようだ。
「特例公債法案などが成立したら、次の党代表の選任手続きに入る。新しい代表が選任された段階で首相を辞する」
11日の参院予算委で、月内退陣に疑念を抱く自民党の小坂憲次参院幹事長が「本当に退陣するのか」と念を押すと、首相はあっさりこう答えた。同時に新首相への注文も忘れなかった。
「脱原発依存」の推進や、運転停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉検討など自らが掲げたエネルギー政策について「私が責任を持っている段階では私がやるが、その後の政権も必ず継続してくれる」と次期政権に継承を求めた。震災復興についても「与野党が国会で協力して物事を進める形を多くの国民は望んでいる」と語り、自らの言動が与野党協調を阻んできたことをすっかり忘れたかのような発言を繰り返した。
小坂氏が「マニフェストを見直すならば衆院を解散するのが筋だ」と迫ると、首相は「何がなんでも解散と主張されるのは国民の意思から離れた主張だ」と色をなして反論。自らが原発の是非を争点に解散をちらつかせたことも首相にとっては遠い昔に映るようだ。
だが、国民に見放された首相が原子力政策などの継承を訴えれば訴えるほど、次期首相はやりにくくなる。首相は今後の政権に影響力をなお残したいようだが、与野党は「過去の人」を見るような冷ややかな視線を送った。
(以上、産経ニュースより引用)
菅直人は辞めないと言っても、そりゃいつかは辞めるワケで、有力なのは菅伸子の「9月22日の国連総会花道説」。これをハズすと10月は小沢氏の公判があり無罪の可能性が極めて高いのでその前に新代表を選ぶだろう。それから前原とおなじ外国人献金問題でのスキャンダル辞任。これも有りうる。さて、上記ニュースのやりとりを読むと菅直人は新代表に自分が掲げた脱原発を継承してくれることを望んでいる。こりゃもう子飼いの細野原発大臣を後継指名したようなものである。総理の座を降りてもエネルギー政策について影響力を残す腹づもりがミエミエだ。「政界、一寸先は闇」どうなることになるのやら。ではまた。