野田首相が輿石を幹事長に据えた。
政治のことが何もわからない国民はこれこそ挙党体制だと野田首相を見直すだろう。
しかしそれは違う。
輿石の出方次第では小沢にとって最悪の事態になる。
国民にとって最悪の事態になる。
輿石は小沢の党員資格停止を解除できるというのか。
それを野田が飲むと思うのか。
輿石がマニフェストの見直しについての三党合意を撤回せよと言い出すか。
それを野田が飲むと思うか。
断じてそれはない。
輿石にはその器量も覚悟もない。
小沢に近いという風評を野田に利用されて終わりだろう。
輿石が小沢を裏切るということではない。
小沢の意向を、仙谷、野田、前原、岡田、菅らの反小沢包囲網に反映させられないだけだ。
その力と覚悟がないだけだ。
そして結果的に小沢を裏切ることになる。
小沢を助ける実力ある腹心はいないのか。
小沢にとっては厳しい状況が加速するだろう。
ここまで小沢排除に固執するこの国のメディアはどう考えても異常である。
そのような人材が集まらない小沢の限界なのか。
それにしても、民主党議員は最悪の政治家の集まりになってしまった。
(以上、天木直人のブログより転載)
代表選を操ったのは財務官僚と岡田と言われる。だとすれば岡田は財務大臣になるだろう。
野田が輿石を取り込むのは尤もで、仙谷、野田、前原、岡田は菅の首を切って政権に居座りたい。
天木直人は輿石に絶望的な評価を下しているがそれはまだわからない。
民主党にはアンチ菅・野田が177人いるから増税、マニフェストの見直しにそこそこの闘いをするだろう。
なにしろ幹事長は党の人事とカネを握るNo,2の要職だ、侮ってはイケナイ。
仙谷院政を追い込むかもしれない。いずれにしても明日の組閣に注目。ではまた。