隈さんの学びと遊びの部屋

定年後にパソコンやスマホ、写真、家庭菜園、テニス、旅行などを楽しんでいますが、その時々に感じたことを綴っていきます。

最近の結核事情?!

2019-04-09 11:10:37 | 感染症
ちょっと、お堅い話になりますが、お付き合いください!

感染症については自分の仕事だったことや、今も少し関係しているので「結核」についてネットで調べまてみました。

結核は昔の病気という概念で今はあまり注目されていませんが、世界的にはまだまだ亡くなる人がかなりおられるようです。


2012年のデーターではありますが、死亡者は世界で 約200万人特にアジア地域で多いようです。

最近の日本では年間の新規患者数は約17000人で、死亡者数は2000人前後です。

近年では結核患者の多くを高齢者が占め、平成29年結核新規登録患者の約6割が70歳以上の高齢者です。


特に80歳以上の高齢者が新規登録患者の約4割を占め、罹患率については80歳未満の方の5倍を超えている状況だそうです。

又、都道府県別では,10道県で既に低まん延になっている一方で,全国の罹患率13.9より高い都府県は大都市部及び西日本に多い。


大都市ではホームレス,日雇い労務者,外国出生者等がハイリスク群になって いる。

外国人労働者の受け入れを加速している中で、2016年には外国人の結核新規登録者数が前年の6.4%から7.6%に増加し,

特に20歳代は57.7%になったということです。20歳代の結核新規登録者数の半分は外国人だったということになります。

外国人労働者の受け入れには受け入れ時の検診や定期的な健康診断を行うなどの国などの体制が必要ではないかと思われます。

結核は空気感染が主で知らないうちに感染することが多く、定期的な検診や早めの受診、そして正しい結核の知識をもってもらうことで

患者数をへらしていけるでしょう!






ノーベル賞の大村先生と放線菌!

2015-10-10 16:08:20 | 感染症
ノーベル医学・生理学賞を受賞された大村先生日本人として誇らしく、又とても尊敬できる人物として世間に明るい話題を提供してくれてます。
多彩な才能と経歴をお持ちですが、「人のために・・・・」という先生の精神が医学賞はもちろん、「平和賞」でも良かったような気がする本当に素晴らしい先生ですね!。
ところで、大村先生の業績や人物なりはテレビ、新聞等で報道されていましたが、興味が湧いたのが 「放線菌」や「放線菌」 から見つけ出した物質「エバーメクチン」の記事です。
やや専門的にはなりますが、ネットで放線菌関連の記事を探しました! ありました!  NHK教育テレビ(このNHK・・・・をクリックしてください。サイトにとびます)の10minボックス~理科生物的分野で 微生物の世界~クスリをつくる微生物 という題目で抗生物質などの作成過程を紹介しています。このサイトを一度、覗いてください。専門的な分野になるのでどうかと思いますが、面白いですよ!
こういったことを何年も何千回も繰り返して、地道にやってきたことが新薬の「イベルメクチン」の誕生につながったんでしょうね!!
放線菌は「かび」(真菌のカンジダです)に似ていますが、生物学的には細菌(生物の系統樹で、動植物や真菌、寄生虫とは同じ系列の生物です)に属しているので全然違います。しかし形状的には似ているところがあるので、カビから抗生物質が作られるように 放線菌からも多くの薬が作られている様です。その代表的な薬(抗生物質など)が 「ストレプトマイシン(結核の治療薬)」になるかと思われますが、これまでに発見された生理活性物質を含む抗生物質のうち約3分の2は放線菌の生産物だ といわれているそうです。
放線菌には人に病原性をもち、頭部や胸腹部に膿瘍を作る「放線菌症」があり、注意しなければなりませんが、しばらくは放線菌にも注目が集まりそうですね!!

インフルエンザ流行中!

2015-01-16 16:54:55 | 感染症
皆さん、お元気でしょうか? 今日は薬をもらいにH医院にいきましたが、先生からも風邪が流行っているから注意して!!・・・ と、とにかく、テレビでも放映されているように  インフルエンザ県内流行中で~す 
県のホームページの  福岡県感染症情報  ←(ココをクリックして!)から16日に最新情報が出されました。

福岡県や大牟田市のインフルエンザ流行の最新の情報がこれです。


今年の第1週から2週にかけて、数字が大きくなっています。患者数が増加しています。特に 大牟田市内では13から37といっきに警報レベルになっています。 

例年ですねと1月末が流行のピークとなるのですが、今年は早いようです

県内の各市や各区の発生状況
をみると  福岡市の早良区が非常に高い いんです。なぜ??
人口は約20万人で特に福岡市で多いわけでもなく、解りませんが、要注意です。!!

今年のウィルスはA型の香港型で高齢者が重症化しやすく、ワクチンの効果も少ないようですので、皆さん要注意です!!
これからますます、患者数は増加していきます。マスク、手洗いはもちろん、人混みを避けるなど十分ご注意ください!

※定点当たり報告数とは、対象となる感染症について、すべての定点医療機関からの報告数を定点数で割った値のことで、言いかえると1医療機関当たりの平均報告数のことです。

今、世間を賑わすウィルス・・・・

2014-08-29 15:46:12 | 感染症
エボラウイルス の西アフリカでの大流行やデング熱の日本での70年ぶりの感染例などやばいウィルスの話題が今、世間を賑わせてます。
微生物をかじる私も関心のあるところで・・・・、ネットで面白い記事(井口和基の公式ブログ)を見つけました。ちょっと専門的になりますが、お付き合いください。
あのエボラウイルスの形状はテレビでよく紹介されてますが、 U字状やひも状などの 多形性  をとります。~~ 気持ち悪~い
また、ウィルスの 基本的な構造は立方型とせん形型 をしています。
それで、人インフルエンザウイルスの形状 は前者になります。一方、狂犬病ウィルスでは弾丸型をしています。
そこで、見つけたのがこの  ウィルスの形状と毒性(致死率) に関係が有り の記事なんです!!
これは病原性が強い高病原性鳥インフルエンザウィルス(H7N9)の形状ですが、さきほど立方型の一般的な人インフルエンザウィルスに比べると多形性の形状をしています。
実験的にどんどんインフルRNAをつないでいくと、たとえば、人ースペイン風邪ー猿ー豚ー鳥ー牛−羊ーという具合にどんどん直列に繋げば、RNAはどんどん長くなる。
そして、その度に強毒性に超がつく。「超超超超〜〜〜強毒性」となっていくそうです。。そうなると、そういうウィルスの形状はおそらくこんな感じの超細長いものになるはずであろう。
それが  エボラウイルスの正体?!   となるようです。
これをどこまで信用していいか、わかりませんが、一つの仮説として面白い!!
先ほどの狂犬病ウィルスは 弾丸型で、狂犬病は発病したら治癒は難しい恐ろしい感染症です。これも形状と強毒性の一例の様な気がします。
これだけ、交通網が広がった世界・日本でもいずれ、発生例がでてくるかもしれませんね!!
でもエボラやデング熱は空気感染ではないので、そんなに恐れることはありません!! 
やはり、 空気感染、変異を起こしやすいインフルエンザウィルス が恐ろしい!!

インフルエンザ!!は流行中??

2014-01-25 09:32:12 | 感染症
ノロウィルスの続編となりますが、・・・・、今日は国や県からH・P上で週1回報告されている感染症情報についてお知らせします。 またまた 硬い話で申し訳ありません!!

ぜひ、1度は下記のH・Pへアクセスしてみてください。(下の画像をクリック)面白いと思いますよ!!

ノロウィルスが相変わらず流行中のようですが、インフルエンザもそろそろ流行期に入ってきているようです。
昨年と同じペースとレベルで流行期に入っているようです。今年が赤の線です。
報告はその年の始まりである1月1日~7日からの1週間区切りを第1週として、年末の52週までの定点報告数で表わされます。定点報告数の10や30が基準点となって、注意報や警報が発せられるようですが、詳細は複雑な計算があるようです。

県全体での流行発生警報(濃ゆい色ほどレベルが高い、流行中である)で大牟田市は黄色
なので、他市の比べると流行は少ないようです。(定点あたりの報告数が他都市より少ない)

この定点あたりの報告数とは、一週間に一つの定点からどのくらいの報告があったかを表す数値ですが、 
例えば、大牟田保健所管内でインフルエンザの報告が30件あったとすると、定点当たり報告数は、報告数(30件)を定点医療機関の数(大牟田市内のインフルエンザ定点は6医療機関)で割り算をします。 そうすると定点当たり報告数が計算できます。この場合は、30÷6=5.0で定点当たり報告数は5.0となります。(最新の報告では 定点あたりの報告数は大牟田市で6.67のようです)

インフルエンザはこれから流行期をむかえそうです!!  ご注意!! ご注意!!