隈さんの学びと遊びの部屋

定年後にパソコンやスマホ、写真、家庭菜園、テニス、旅行などを楽しんでいますが、その時々に感じたことを綴っていきます。

「等伯」(安部龍太郎)を読んで・・・

2014-01-30 11:08:03 | 読書
安部龍太郎作「五峰の鷹」に続いて、「等伯」を読みました!!
今回も歴史小説で、安土桃山時代の絵師である長谷川等伯(信春) の生涯を戦国史とともに描いています
前回と同じようにどこまでが事実で、どこまでがフィクションなのかわからなくなる時がありますが、歴史的人物や宗教などが絡んで物語が進行していきます。
あらすじは 能登半島・七尾市の武家に生まれ、染物屋の長谷川家に婿養子にだされて、仏絵師として成長していきますが、戦国大名畠山家の内紛に巻き込まれ、京に家族と共に逃れます。その途中で比叡山の焼き討ち等に遭遇して、織田信長や豊臣秀吉、千利休らと関わっていきます。又、絵師として狩野派と対決して、長谷川派を結成していく生涯を描いています。
私は長谷川等伯の名前ぐらいしか知りませんでしたが、  「松林図屏風」  ( 東京国立博物館館所蔵 国宝 )は等伯が狩野派の圧力を受けながらも、独自の画風を編み出した代表作(水墨画)だそうです。芸術に一心不乱に打ち込む長谷川等伯の姿を仏道修行と絡めてドラマ化しています。
長編で、歴史、宗教、神社・仏閣など盛りだくさんででてくるので、歴史小説好きでないとやや大変かな・・・???
ところで、出身地である七尾市ですが、あの有名な和倉温泉の「加賀屋」のあるところなんですね?? 縁がないので知りませんでしたが、H・Pなどで見ると人口は約5万人ですが、美術館、演劇堂、ラッピング列車(クリックで拡大)などがある文化溢れる観光小都市のようです。一度は行ってみたいですね!!「加賀屋」みたいなすごく高い?旅館は無理でしょうが・・・・・・
又、話はそれますが、「松林図屏風」は東京国立博物館に著作権があるので調べました。リンクを貼るだけならOKということでリンクを貼ってます。
今度は「利休にたずねよ」に挑戦です!!



Snipping ToolでブログのJEPG画像を作成!!

2014-01-28 16:26:14 | パソコン
久しぶりに、パソコン記事を!!  と思って、最近使うようになった Snipping Tool を報告します。
ブログをするようになって、困ったのがワード文書やウィキペディアなどの記事をJEPG画像にして保存することです。 以前はいったん、ワードやプリントスクリーンなどのスクリーンショットで切り取り、ペイントでJPEG画像に変更していましたが、Snipping Tool を教えてもらったら、便利で今はこれを活用してブログに貼っています。(ちなみに Snipping :シニッピングとはハサミで切るとか ・・を切り取るなどの意味)
皆さんはもう使われていらっしゃるかもしれませんが、お付き合いください。!!??

1.最初に、タスクバーに Snipping Tool を登録してください。Snipping Tool は スタート→ すべてのプログラム→ アクセサリーを右クリックして→ Snipping Tool をタスクバーに表示する。 をクリックして登録!!


2.インターネットでのH/Pの資料などを切り取り、JEPG画像で保存します。目的の文書や資料などの切り取れる範囲を画面に設定(大きく切り取るほど良い)、タスクバーのアイコンをクリックする。


3.Snipping Tool の起動画面が現れるので、新規作成をクリック(四角形の領域切り取り)

※新規作成▼のプルダウンメニューには他にも自由形式・・とかありますので、色々試してください。


4.スクリーンショットと同様に画面が白くなりますので、目的範囲をドラッグする

5.切り取られた画像が現れる。ここでペンをクリックして文字を書き入れる(2.の画像の手書きを参照)こともできる。又、コピーしてワードなどに貼り付けも可能、色々クリックしてください!!
 
※ パソコンには関係ありませんが、この題材のグラフは 福岡県の風疹患者数を表しています。昨年は大流行(ブルーの折れ線)しましたが、今年は発生なし?!(赤の線)となっているようです。

6.編集した画像を ファイル→ 名前を付けて保存をクリック → 保存形式をJEPG形式などで保存する。
 

7.デスクトップ上などに保存したこれらのJEPG画像をブログにアップロード!!!

インフルエンザ!!は流行中??

2014-01-25 09:32:12 | 感染症
ノロウィルスの続編となりますが、・・・・、今日は国や県からH・P上で週1回報告されている感染症情報についてお知らせします。 またまた 硬い話で申し訳ありません!!

ぜひ、1度は下記のH・Pへアクセスしてみてください。(下の画像をクリック)面白いと思いますよ!!

ノロウィルスが相変わらず流行中のようですが、インフルエンザもそろそろ流行期に入ってきているようです。
昨年と同じペースとレベルで流行期に入っているようです。今年が赤の線です。
報告はその年の始まりである1月1日~7日からの1週間区切りを第1週として、年末の52週までの定点報告数で表わされます。定点報告数の10や30が基準点となって、注意報や警報が発せられるようですが、詳細は複雑な計算があるようです。

県全体での流行発生警報(濃ゆい色ほどレベルが高い、流行中である)で大牟田市は黄色
なので、他市の比べると流行は少ないようです。(定点あたりの報告数が他都市より少ない)

この定点あたりの報告数とは、一週間に一つの定点からどのくらいの報告があったかを表す数値ですが、 
例えば、大牟田保健所管内でインフルエンザの報告が30件あったとすると、定点当たり報告数は、報告数(30件)を定点医療機関の数(大牟田市内のインフルエンザ定点は6医療機関)で割り算をします。 そうすると定点当たり報告数が計算できます。この場合は、30÷6=5.0で定点当たり報告数は5.0となります。(最新の報告では 定点あたりの報告数は大牟田市で6.67のようです)

インフルエンザはこれから流行期をむかえそうです!!  ご注意!! ご注意!!






ノロウィルス流行中!!

2014-01-23 11:06:12 | 感染症
ノロウィルスによる学校給食食中毒(パンにる)、院内感染の記事が新聞を
にぎわせていますのでこの機会に学術的な話を若干・・・・・、
お付き合いをお願いします。 

テレビ等では ノロウィルス に対する予防法、対処法などは放映されていますので、
ここでは、まず、
①ノロウィルスの「ノロ」名前の起源は?? → → 「地名」
アメリカ合衆国オハイオ州ノーウォークの地名をとって「ノーウォークウイルス (Norwalk virus)」と命名され、、ラテン語文法に従って連結形"o"を連結して「ノロウイルス属 (Norovirus)」と呼ぶようになったようです。

②分類学的には ?? → → ノーウォークウイルス種
カリシウイルス科 (Family: Caliciviridae) ノロウイルス属 (Genus: Norovirus, ”Norwalk-like virus”) (SRSV: Small Round-Structured Virus) ノーウォークウイルス (Species: Norwalk virus)

③形態的には?? → →  ダビデの星で大きさ30×10マイナス6乗 ミリ 
ウイルス粒子は直径 30-38nmの正二十面体で「ダビデの星」様の像をします。上記のウィルス像はそう見えませんか??


④検査は?? → → 臨床(病院など)ではしないことが多い!!
臨床的に便中のノロウィルス抗原を簡便に短時間に検出する検査法がありますが、便中の
様々な不純物質で偽陽性、偽陰性を呈することがあり、信頼性が低い。また、臨床的に
食中毒症状は1、2日で治癒し、後遺症が残ることもないので、対処療法で治療する程度で
検査で確定しなくくても、臨床所見などである程度診断できるる。従って、普段は検査をしないことが多い。(食中毒などでは遺伝子検査でウィルスの特定を行う)
※インフルエンザは治療(タミフル投与など)の対照となるために(ウィルスによるものかを特定する)基本的に検査を実施する。

⑤感染経路は?? → → ヒトからヒトへ
飲食物(かきなどの2枚貝)からの感染。これは1割程度??と
ヒトからヒトへの感染(手指、空気感染)が今は主流となっている。

とにかく、ウィルス感染者の便から長い人では1ヵ月も排出され、又、衣服や寝具、家庭用品、家具などの表面で数週間生存することができるので、 
手洗いを十分で感染予防!! 



「五峰の鷹」(安部龍太郎作)を読んで

2014-01-19 07:12:29 | 読書
久留米出身の安部龍太郎さんの作品は一度は読んでみたいと この最新作「五峰の鷹」を借りて、先週、一気に読んでしまいました。

室町時代末期に明国(中国)、九州、中国地方(萩、山口、石見銀山)関西(京都、堺)
などを舞台に、山直(東シナ海を股にかける海賊)、神谷寿禎(博多商人)、(浙江省舟山諸島)
三島清左衛門(主人公の父)、大内義隆、毛利元就、陶隆房、尼子晴久、織田信長、
足利義春、細川右京亮、塚原卜伝、三好長慶、松永弾正など歴史的人物や有名な戦国合戦
などが出てきます。
架空の主人公の三島清十郎が山直、神谷(実在の人物)などの力を借りて、父を殺した敵(石見玄蕃→松永弾正?)と戦いながら、三島家再興の為に戦国時代の下剋上を戦い抜いていくドラマです。
博多や平戸、対馬、下関、山口、鞆の浦、厳島、石見銀山
など西日本の地名や方言がよく出てくるドラマチックな虚々実々の風雲記であり、又、
恋愛小説や剣豪小説ともなっています。
又、有名な合戦である毛利軍と陶軍の厳島合戦
 (宮尾城跡)
なども主人公を中心として書かれていますが、その時代の史書を基に安部さん風に推察、
ドラマ化したのでしょう。
又、鉄砲伝来とその活用法(戦術)を独自の推察で展開されていて、戦国時代の鉄砲の歴史、
流れなどを面白く語ってくれています。

登場人物や地名が多く、又歴史をある程度知っていないと面白くないかもしれません。
それだけに歴史好きな私には戦国武将が数多く出てくるこの小説に魅力を感じられずには
おられません。

ちなみに、 「五峰」は山直(実在の人物)の号で 「鷹」は「蜂熊鷹」でタカ科 ハチクマ属に分類される鳥類の一種でハチを主食とする性質を持ち
初夏に夏鳥として渡来し、州以北の各地で繁殖し、冬にはインドや東南アジア方面の地域へ帰る渡り鳥。
即ち蜂熊鷹のように東シナ海を渡り、明国と日本を結ぶ南蛮貿易を支配する頭(ここでは主人公) を意味するようです。

今週は 直木賞受賞作品の「等伯」に挑戦です。 楽しみ~~