ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

2009年 カントリー・ミュージック・ベスト5・アルバム

2009-12-31 | カントリー業界情報、コラム

 ハイ、今年もいよいよあと一日。個人的には不況の煽りの利益無き繁忙ってヤツでバタバタした1年でありました。このブログもかろうじてつないで来たって感じ。何とかカントリーの情報を求める皆さんに役に立とうと・・・・・ま、好きでやってますから。

 と言うことで、昨年に引き続き、軽~くベスト5をランキングしてみました。あくまで、個人的なものね。


【No.1】 Miranda Lambert ミランダ・ランバート - Revolution

          

 このミランダの成熟した姿がとても嬉しかったですね。オープニングの"White Liar"を始め、カントリーらしさに溢れたオーガニックで質の高いナンバーが多数収録されていました。一番聴きたくなるアルバムだったな。


【No.2】 Joey+Rory ジョーイ+ローリー The Life of a Song

          

 この夫婦デュオの登場も、嬉しいショックでした。いまどきこんなシンプルなカントリー・アルバムが許されるのだ!ってな感じでした。ビルボードのカントリー・チャートにもランクイン。Joey Martin Feedの歌声は、珠玉の響きです。


【No.3】 パティ・ラブレス Patty Loveless - Mountain Soul II

          

 パティ姉さんの達観したかのような音楽制作には、文句の付けようがありません。「Mountain Soul」に比べると、チョッとディープすぎると感じる方もおられるでしょうが、私、ディープなの大好きなので、コレは良かったです。"Half Over You"が素晴らしい。


【No.4】 Joe Nichols ジョー・ニコルス - Old Things New

          

 ジョーの復活は嬉しいの一言。"Gimmie That Girl"のヘヴィーなカッコよさでノックアウトされました。それでいて、トラデョショナルなバラードもしっとりと歌いこなして、さすがジョーと唸らせてくれました。


【No.5】 Brad Paisley ブラッド・ペイズリー - American Saturday Night

          

 ブラッドの作品は、ほんとにいつも安心して聴けますね。ロック・フィーリングを取り入れてはいるものの、やっぱりカントリーの伝統的なスタイルから軸足を外すことのない彼の作品は、これからもメインストリームのカントリー・フィールドを引っぱってくれるでしょう。


【番外偏、今年のメッケもん】 Jason Eady ジェイソン・エディ - Wild Eyed Serenade

          

 テキサスのローカルシンガーとして、今月Jason Eady ジェイソン・エディ の「When The Money's All Gone」をご紹介しましたが、よりカントリー色が強い、2007年のセカンドアルバム、「Wild Eyed Serenade」が素晴らしかったです。先日の紹介記事でリンクした、ジェイソンのホームページで聴けますので、アーシーなカントリー・サウンドがお好きな方はチェックして見てください。ボーカル・スタイルなど、どっちかと言うとフォーク系に入る人かもしれないけど、サウンドはきっちりテキサスのソリッドでシンプルなカントリーですよ。

 今年、当ブログをご愛顧頂き、大変有難うございました。なかなかまともな現代カントリー・ミュージックの情報に触れられなかった我が国にあって、「日本のカントリー・ジャーナリズム」ってなモノがあればと夢見てやってきております。冒頭に触れましたとおり、個人的にも忙しさがます一方で、その片手間でこういう事を続けるのはタフなのですが、出来る限りやって行きたいと思っています。来年もよろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えくださいませ。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました。 (POCKE)
2009-12-31 07:51:07
おはようございます。
今年、一年カントリーの情報をいただきありがとうございました。
忙しさが増す一方のBiggbirdさんに対しては傍観者の勝手なセリフではありますが、このブログは継続して頂きたく存じます。
新記事のアップを楽しみにしております。

さて、私の今年のお気に入りアルバムは。
1、Tanya・Tucker
  My・Turn
  美声ではありませんが、なんだかホワッと
  包み込まれるようなTanyaのヴォーカルに
  癒されます。
2、Joey+Rory
  The・Life・Of・A・Song
  このアルバムの出会いはBigbirdさんに感謝
  です。いったんは手に取ったものの棚に返  していましたが、後日、記事に取り上げら  れているのを読み、購入しました。
  Joeyの歌声は本当に沁みてきますね。
3、Bomshel
  Fight・Like・A・Girl
  アルバムリリース、待ってましたって感じ
  です。女性デユエットでありながらもパワ  ー感のあるサウンド、Goodです。

Bigbirdさんをはじめ、カントリーファンの皆さんにとって来年が良き年でありますように。
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ベスト5・アルバム (t@ke)
2009-12-31 08:10:45
bigbirdさん1年間お疲れ様でした。

年間ベスト5・アルバムはご推薦により3枚getしました。
来春はJoe Nicolsのブロードウエー
・ミュージカル見に行きたいです。

来年も宜しくお願い致します。
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一年間お疲れ様でした (LaVie)
2010-01-02 17:38:25
国内では得難い情報を豊富にいただきました。ありがとうございました。
多忙で大変かと思いますが、細くても長~いご活躍を期待しております。
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今年もよろしくお願いします (ノーム)
2010-01-11 00:14:15
時機を失しましたが…、ご挨拶まで。
2009年のベストがミランダとは、少し嬉しく思いました。
存在感のある声質重視で、どうしても熟したシンガーを好んでしまう私が、唯一、関心を持っていた若手がミランダでした。
ただ、以前のアルバムはハードすぎて、まったくついていけず、購買意欲なし。
「15年くらい経って落ち着いたミランダを聴いてみたいが、それまで、コッチの寿命がもつかいな?」
と思っていたところ、予想外に早く、このアルバム入手で念願達成の昨年でした。
Joeyは、POCKEさんと全く同感で、感謝しています。
いつも、貴重な情報を、ありがとうございます。
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