Martinaの1999年の作品。思い出もあるので、取り上げさせていただきます。と言うのは、コレが出た頃の、カントリーに精通されていた知人の言葉。。。 「このジャケットは何!?こんな音楽、カントリーじゃない。前の(Evolution)は良かったのに。最近のカントリーは何かおかしい」 ジャケットには、クリアなブルーの背景に、洗練された都会的な雰囲気のMartinaが。そして、映画「Runaway . . . 本文を読む
時代は古くなりますが、史上最も有名なロックバンドのカントリーに関する話題を。 ロック・アーティストによるカントリー・ソングのカバーはあまりないのですが、御大ビートルズは1曲"Act Naturally"(Morrison/Russell)をやっています。バック・オウェンズ(Buck Owens)の1963年のヒット曲。バックバンドBuckaroosの爽快でエレクトリックなロック風味のベイカ . . . 本文を読む
5月15日に開催されたACM(Academy of Country Music)Awardで、Top New Female Vocalist を獲得!去年のCMA Awardではノミネートまででしたので、初Winnerです。それに先んじて、今月発売のこの2作目「Crazy EX-Girlfriend」が、カントリー・チャート初登場1位。おまけに、HOT200の方でも初登場6位と、いま勢いに乗って . . . 本文を読む
なかなかわが国のポップ・ソングではお耳にかかれない、深みのあるバリトンのGood Voice。ジョニー・キャッシュが亡くなった頃に出てきた、まさにキャッシュの生まれ変わり。キャッシュと違い、声のエッジはマイルド、ルックスはまじめな好青年のイメージです。それもそのはず、子供の頃はずっと教会でバリトンとベースを歌っていたとの事。 そんな生い立ちからか、この2006年作の2枚目でも"Me and . . . 本文を読む
この人は良い。アネゴ風のダウンホームな見た目でさけたら駄目です(失礼!?)。2004年に華々しくデビューし、2005年には早くもCMAアワードで女性ボーカルWinnnerになるくらいの人気を誇った、アメリカ女性のヒロイン。これまでの私目線では、以前見たビデオはギンギンのロックだし、見た目も危なそうなおネエちゃんなので、アルバム聴いたら疲れそうな感じがしてたのは事実なんですが。
しかし、こ . . . 本文を読む
原曲は、いわずと知れたタミー・ワイネット(Tammy Wynette)のカントリー・ヒットですが、まずここではその大胆なソウル・カバーをタイトル曲にした、キャンディ・ステイトン(Candi Staton)による1970年のサザン・ソウル・アルバムを。ロックにも影響を与えたヘヴィーでブルージーなサザン・ソウル・サウンドに、ほのかに暖かいカントリー・フレイバーが散りばめられた、この時代でしかありえな . . . 本文を読む
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Vince Gillは長くカントリー界のビッグ・スターなのですが、対して日本ではカントリー・ファンの間でさえも認知度が低いような気がします。かく言う私もコレまで熱心に聞いてきたとは言えません。アラン・ジャクソン、クリント・ブラック、ドワイト・ヨーカムのネオ・トラディショナリストと比べ . . . 本文を読む
本国ではグラミーを5部門も獲得するなど、ポップ・アーティストとしての地位を不動のものにしている彼女たち。様々な問題も、大物の証です。彼女たちがソニーからメジャーデビューする前に、マイナー・レーベルから3枚のアルバムを出している事は知られていますが、私がかろうじてgetできた、その内の3枚目です(今となってはちょっとしたお宝?)。1993年作。他の2枚は見た事はあるのですが、「見つけたら買っておこ . . . 本文を読む
これは超ベテランソウルシンガーによるカントリー・スタイルのアルバムという異色作。ソロモン・バークは、60年代初頭にサム・クック、ジェームス・ブラウンとともに50年代のR&Bの時代から60年代以降のソウルの時代の橋渡しをしたキー・パーソンで、その後のオーティス・レディング等のメンフィス、サザン・ソウルの時代に大きな影響を与えた人。その中でこのバークは、カントリー・ミュジックが好きで当時からもジム・ . . . 本文を読む
今度は男性シンガー・ソングライター&ギタリストのご紹介です。彼は、往年のカントリースター、ジョージ・ジョーンズ、マール・ハガード、ジョージ・ストレイト、アラン・ジャクソンを継ぐ事を期待、約束されている若手(といっても30代)です。そのスタイルは一応は伝統的なホンキー・トンク・スタイルで、ルックスもテンガロン・ハットをかぶっていたりしていかにものいでたちです。若い人にはもちろん、古くからのファンの方 . . . 本文を読む
最近読んだ新刊本を御紹介します。この本は、ロックンロールの開発者の一人であるエルビス・プレスリーを起点に、ロックのルーツとなったブルース、ジャズ、コスペル、そしてうれしい事にカントリー・ミュージックについて、そのスタイルが形成される社会的背景、文化、歴史を、コンパクトながら丁寧に記したものです。今回はルーツということで昔のカントリー(ハンク・ウィリアムスあたりまで)がメイン・テーマですが、少しリ . . . 本文を読む