ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

2007年 アメリカン・ミュージック・セールス統計

2008-01-06 | カントリー業界情報、コラム
 アメリカの調査会社Nielsen SoundScan(ビルボード・チャートのセールス統計のソースでもある)による、昨年の音楽産業のセールス等の統計が発表されています。アメリカにおけるカントリー・ミュージックの位置づけが分かる良いデータと思います。

 カントリーのアルバム(CD)セールスは16%のダウン。これは他のジャンルも同じ傾向で、ラップなどは30%ダウンとのこと。しかし、ビデオやデジタル・トラックも含めた音楽業界全体でのセールスは14%アップ。

 アーティスト別のベストセラーでは、カントリー・アーティストはトップ10の中に4人入っています。Eaglesが3位(カントリーなのね。3.5百万枚)、Carrie Underwoodが4位(3.2百万枚)、Rascal Flattsが5位(3.1百万枚)、Tim McGrawが10位(2.4百万枚)。トップはJosh Grobanで4.8百万枚だと。アルバム別では、Eaglesの「Long Road Out of Eden」が2.61百万枚で3位、Taylor Swiftのデビュー作が1.95百万枚で9位に食い込んでいます。

 SoundScanが統計を開始した1991年以降のトータルの集計もあます。アーティスト別ではやはりGarth Brooksがトップで67百万枚、George Straitが6位(39百万枚)、Tim McGrawが7位(36百万枚)、Alan Jacksonが8位(35百万枚)、そしてShania Twainが10位(33百万枚)となっています。アルバム別ではShaniaの「Come on Over」が15.5百万枚でベスト・セラーです。

 一方、Nielsen Broadcast Data Systemsからはラジオでのオンエア回数の統計が発表されていて、こちらではさらにカントリー系が健闘しています。トップ10の中で、Rascal Flatts (2位), Kenny Chesney(4位), Toby Keith(5位), McGraw(6位), Strait(7位), Underwood(9位) そして Keith Urban(10位)と7人もランク・インしているのです。曲毎ではCarrieの"Before He Cheats"が6位。この曲は、インターネットのストリーミングの方では2位にランク・インしていて、ビヨンセの"Irreplaceable (Irreemplazable)"に続いています。

 以上、CMT.Comニュースを参照しました。


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3 コメント

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CDセールス (たいちょ~)
2008-01-06 15:30:52
こんにちは
本年もよろしくお願いします。
この統計データは私もCMTのニュースで読みましたが全ジャンルでCDセールスが落ち込んだのはやはりiTunesなどのダウンロードミュージックの影響のようですね。
iTunesは私もたまに利用しますが、個人的にはやはりCDの方が好きです。
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Carrieちゃん健闘していますね。 (POCKE)
2008-01-06 20:57:56
数字で示されるとはっきりしますね。私としてはもっと女性シンガーががんばってほしいなと思います。CarrieちゃんのCarnival・RideはI・Know・You・Wantが好きです。今日は例年なら年末にするバイクの重点整備で一日を過ごしました。愛機も昨年で22年目、10万kmを超えました。ちょこちょこ整備しているからでしょうか、まだまだ快調です。さて今夜の一枚はTrick・PonyのOn。A・Missionです。Love・Me・Stillはお気に入りの一曲です。
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セールス (bigbird307)
2008-01-07 21:46:47
たいちょ~さん、POCKEさん。
コメント有難うございます。

私は今だにダウンロードで曲を購入した事はありません(笑)。アメリカでは昨年いっぱいでCDはなくなる、などという過激な予想もあるらしく・・・

こういうデータは、なかなか日本では取り上げられないので、カントリー・ファンとしてPRしたいと思いました。確かに、名前が挙がってるのはクロスオーバーしたサウンドを持つ人たちですが。そう考えると、Alan Jackson、George Straitは貴重。
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