洋書売り場で見つけた、米ローリング・ストーン誌(アメリカ本国版)で面白い特集をやっていたのでご紹介します。「The Greatest Singers of all time」と題して、アメリカン・ミュージックの偉大なシンガーを100人ランキングしたもの。当然、名だたるカントリー・レジェンド達もランクインしています。この特集は、来年発売の日本語版2月号でも取り上げられる予定なのですが、一足早く(といっても、既に国内のいくつかのブログで早速取り上げられてるようですが・・・・)「ダイアリー」らしくカントリーに的を絞ってご紹介。このランキングがそのまま全アメリカでの序列を正確に表現しているとは思いませんが、カントリー・ミュージックと他ジャンルの相関関係がなんとなく分かるようで、面白いです。なお、本国版の表紙は、トップ10に入った4人のシンガー~アレサ・フランクリン、エルビス・プレスリー、ボブ・ディラン、ジョン・レノン~の4バージョンがあるという凝りよう。え~、私、ジョン・レノン・バージョン買いました。ホントはアリサ・バージョンが欲しかったけど、なかったのです。
ランキングも面白いのですが、その投票者も面白いです。ジャーナリストや業界人はもちろん、アーティスト(レジェンド、ベテランが多い)も多数投票しています。主な顔ぶれを・・・
ジンジャー・ベイカー(クリーム)、ソロモン・バーク、スティーブ・クロッパー、デビッド・クロスビー、ロニー・ジェイムス・ディオ(レインボー)、リッチー・フューレイー(バッファロー・スプリングフィールド)、アート・ガーファンクル、サミー・ヘイガー、ダリル・ホール(ホール&オーツ)、エタ・ジェイムス、ビリー・ジョエル、ノラ・ジョーンズ、ブッカー・T・ジョーンズ、BBキング、ベン・E・キング、キャロル・キング、レニー・クラビッツ、サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)、ロジャー・マッギン、ジョン・メレンキャンプ、ジョージ・マイケル(ワム!)、サム・ムーア(サム&デイブ)、スコッティ・ムーア、グラハム・ナッシュ、小野洋子(?)、オジー・オズボーン(ブラック・サバス)、マーサ・リーブス(マーサ&ザ・バンデラス)、キース・リチャーズ(!!)、ロビー・ロバートソン(ザ・バンド)、カルロス・サンタナ、ボズ・スキャッグス、ボブ・シーガー、ロニー・スペクター、ブルース・スプリングスティーン、メイヴィス・ステイプルズ、リンゴ・スター(!!)、ロッド・ステュワート、スティーブン・スティルス、ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)、アン&ナンシ・ウィルソン(ハート)、メリー・ウィルソン(スプリームス)、ピーター・ウルフ(Jガイルズ・バンド)・・・・
そしてもちろん、少ないですがカントリー・フィールドからも投票者が選ばれています。まあ、西海岸のローリング・ストーンだから・・・・まずレジェンドのマール・ハガード、ロレッタ・リン。ここらは当然。そしてローリング・ストーンらしく、オルタナ系からスティーブ・アールとシェルビー・リン。なるほど。そしてもう一人、メインストリーム・カントリーから堂々、キャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)が投票しています。キャリー、偉くなったね。誰に入れたのかな?
注目の投票結果ですが、残念ながらトップ20にはカントリー・シンガーは入っていません。21位にジョニー・キャッシュが入ってきます。カントリー・シンガーの順位を、その前後も合わせてご紹介しましょう。なんとなく位置づけが分かると思いますので。
20位 スモーキー・ロビンソン
21位 ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)
我が国でも、CDショップでのジョニー・キャッシュのCDの多さは別格です。映画の影響もあるのでしょう。"
22位 エタ・ジェイムス
23位 デビッド・ボウイ
・・・・
26位 ジャッキー・ウィルソン
27位 ハンク・ウィリアムス(Hank Williams)
今年、未発表音源のCDボックスが発表された王様ハンク。アメリカン・ミュージックの歴史を考えると、もっと上にランキングされても良いですね。
28位 ジャニス・ジョップリン
・・・・
42位 ジョニ・ミッチェル
43位 ジョージ・ジョーンズ(George Jones)
記事ではトップ10と、それ以下でも注目シンガーには、著名アーティストによってコメントが付けられています。このジョーンズ御大は、あのジェームス・テイラーがコメントを担当。彼によると、ビートルズはバック・オウェンズを聴いていたが、ポール・マッカトニーはバックを通じてジョージ・ジョーンズのサウンドに影響を受けた、と言っています。面白い。
44位 ボビー・ブランド
45位 カート・コバーン(ニルバーナ)
46位 パッツィ・クライン(Patsy Cline)
注目シンガー扱いではありませんが、記事中、リアン・ライムス(LeAnn Rimes)がコメントを寄せています。「彼女の歌を聴いていると、他の誰もかなわないエモーションを感じた事を覚えています」
47位 ジム・モリソン(ドアーズ)
・・・・
72位 ジョン・フォガティー
73位 ドリー・パートン(Dolly Parton)
74位 ジェームス・テイラー
・・・・
76位 スティーブ・ペリー(ジャーニー)
77位 マール・ハガード(Merle Haggard)
78位 スライ・ストーン
79位 マライア・キャリー
・・・・
87位 ドン・ヘンリー(イーグルス)
88位 ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)
89位 ソロモン・バーク
1位はアレサ・フランクリン。ある意味納得。ブラック・ゴスペル仕込の突き刺さるようなパワフルなハイトーンボイス。学生時代良く聴きました。その声で歌われる、黒人として、そして女性としての尊厳(Respect)。時代は1960年代後半。そして現在の、女性の大統領および副大統領候補が全米の話題になり、黒人の大統領が生まれるという現代の源流に、彼女はいたのです。強い思いを持ち続ければ時代は変わる・・・・
年明け発売される、ローリング・ストーン日本版2月号で、カントリー系がどのような形で取り上げられるか、興味深いです。シッカリ頼みますよ。
それにしても、ローリング・ストーンも、こういうベスト特集が目に付いて、懐古趣味?
ランキングも面白いのですが、その投票者も面白いです。ジャーナリストや業界人はもちろん、アーティスト(レジェンド、ベテランが多い)も多数投票しています。主な顔ぶれを・・・
ジンジャー・ベイカー(クリーム)、ソロモン・バーク、スティーブ・クロッパー、デビッド・クロスビー、ロニー・ジェイムス・ディオ(レインボー)、リッチー・フューレイー(バッファロー・スプリングフィールド)、アート・ガーファンクル、サミー・ヘイガー、ダリル・ホール(ホール&オーツ)、エタ・ジェイムス、ビリー・ジョエル、ノラ・ジョーンズ、ブッカー・T・ジョーンズ、BBキング、ベン・E・キング、キャロル・キング、レニー・クラビッツ、サイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)、ロジャー・マッギン、ジョン・メレンキャンプ、ジョージ・マイケル(ワム!)、サム・ムーア(サム&デイブ)、スコッティ・ムーア、グラハム・ナッシュ、小野洋子(?)、オジー・オズボーン(ブラック・サバス)、マーサ・リーブス(マーサ&ザ・バンデラス)、キース・リチャーズ(!!)、ロビー・ロバートソン(ザ・バンド)、カルロス・サンタナ、ボズ・スキャッグス、ボブ・シーガー、ロニー・スペクター、ブルース・スプリングスティーン、メイヴィス・ステイプルズ、リンゴ・スター(!!)、ロッド・ステュワート、スティーブン・スティルス、ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)、アン&ナンシ・ウィルソン(ハート)、メリー・ウィルソン(スプリームス)、ピーター・ウルフ(Jガイルズ・バンド)・・・・
そしてもちろん、少ないですがカントリー・フィールドからも投票者が選ばれています。まあ、西海岸のローリング・ストーンだから・・・・まずレジェンドのマール・ハガード、ロレッタ・リン。ここらは当然。そしてローリング・ストーンらしく、オルタナ系からスティーブ・アールとシェルビー・リン。なるほど。そしてもう一人、メインストリーム・カントリーから堂々、キャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)が投票しています。キャリー、偉くなったね。誰に入れたのかな?
注目の投票結果ですが、残念ながらトップ20にはカントリー・シンガーは入っていません。21位にジョニー・キャッシュが入ってきます。カントリー・シンガーの順位を、その前後も合わせてご紹介しましょう。なんとなく位置づけが分かると思いますので。
20位 スモーキー・ロビンソン
21位 ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)
我が国でも、CDショップでのジョニー・キャッシュのCDの多さは別格です。映画の影響もあるのでしょう。"
22位 エタ・ジェイムス
23位 デビッド・ボウイ
・・・・
26位 ジャッキー・ウィルソン
27位 ハンク・ウィリアムス(Hank Williams)
今年、未発表音源のCDボックスが発表された王様ハンク。アメリカン・ミュージックの歴史を考えると、もっと上にランキングされても良いですね。
28位 ジャニス・ジョップリン
・・・・
42位 ジョニ・ミッチェル
43位 ジョージ・ジョーンズ(George Jones)
記事ではトップ10と、それ以下でも注目シンガーには、著名アーティストによってコメントが付けられています。このジョーンズ御大は、あのジェームス・テイラーがコメントを担当。彼によると、ビートルズはバック・オウェンズを聴いていたが、ポール・マッカトニーはバックを通じてジョージ・ジョーンズのサウンドに影響を受けた、と言っています。面白い。
44位 ボビー・ブランド
45位 カート・コバーン(ニルバーナ)
46位 パッツィ・クライン(Patsy Cline)
注目シンガー扱いではありませんが、記事中、リアン・ライムス(LeAnn Rimes)がコメントを寄せています。「彼女の歌を聴いていると、他の誰もかなわないエモーションを感じた事を覚えています」
47位 ジム・モリソン(ドアーズ)
・・・・
72位 ジョン・フォガティー
73位 ドリー・パートン(Dolly Parton)
74位 ジェームス・テイラー
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76位 スティーブ・ペリー(ジャーニー)
77位 マール・ハガード(Merle Haggard)
78位 スライ・ストーン
79位 マライア・キャリー
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87位 ドン・ヘンリー(イーグルス)
88位 ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)
89位 ソロモン・バーク
1位はアレサ・フランクリン。ある意味納得。ブラック・ゴスペル仕込の突き刺さるようなパワフルなハイトーンボイス。学生時代良く聴きました。その声で歌われる、黒人として、そして女性としての尊厳(Respect)。時代は1960年代後半。そして現在の、女性の大統領および副大統領候補が全米の話題になり、黒人の大統領が生まれるという現代の源流に、彼女はいたのです。強い思いを持ち続ければ時代は変わる・・・・
年明け発売される、ローリング・ストーン日本版2月号で、カントリー系がどのような形で取り上げられるか、興味深いです。シッカリ頼みますよ。
それにしても、ローリング・ストーンも、こういうベスト特集が目に付いて、懐古趣味?
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