
一回目の転倒でミラーを直そうと路肩に停める。本線に戻る時意外に高かった段差にオートバイの腹が使えて二回目の転倒。

転倒してスタンドとボックススティを溶接してもらった途中の村の溶接屋さん
悪路で転倒3回
2008年4月13日 はれ 朝30℃ 昼40℃
ホテルを6時30分出発。いきなり迂回道のダートに入る。
アスファルトがはげた道と聞いていたが違うのか。ふかふ
かパウダーのようなたまりにはまった。そのまま転倒、服
もオートバイも真っ白。後ろから来た車に起こしてもらう。
ミラーが曲がってしまった。
オー恐ろしい、ダートからアスファルトに戻った。スロースロ
ーで立ち姿で運転する。路肩に停めてミラーを直す。本線
に戻ろうとしたとたんオートバイの腹が段差のあるアスフ
ァルトに使えて転倒、自分も飛ばされる。オートバイは天井
を向いている。今度もうしろから来る車を待って起こして
もらう。怪我は「なかった」かと起こしてくれたドライバー
たち3人の気遣いはうれしかった
ミラーはぐしゃぐしゃになってしまった。アスファルトのは
げた穴ぼこの道はトラックを蛇みたいにジグザグ運転さ
せる。停まっているようなスピードでトラックは走っている。
それでも荷崩れを起こしたり、路肩から滑り落ちてしまっ
たトラックを見かける。あっちこっちでストップして修理し
ているトラックなど大変なことだ。
穴ぼこをさけてスロースローで走る。大きな深い穴ぼこに
つかまった、ドンドンとバウンドしてその穴ぼこと穴ぼこの
間にオートバイの腹が使えて転倒した。すれ違ったミニ乗
り合いバスの人が起こしに来てくれる。あーあー、スタンド
が折れてしまっている。これでおしまいかと一瞬頭をよぎ
る。折れたスタンドを荷物のゴムひもに挟んで走る。
ギアーが入らない、さっきのショックでだろう。ロー、セカン
ドしか入らない。とりあえず走れればいい走れるところま
で走ろう。セカンドギア^でちょーどいいスピードだ。まだ
いくらも走ってないのに転倒はこれで3回目こんなに転ん
だのはチベット、ヒマラヤ山脈越え以来だ。
セカンドギアーで走りはじめるといつの間にかサードまで
ギアーは入るようになった。おーよしよし。初めての村に
着いた。ポリスチェックらしい。スタンドが「ない」降りられ
ないのだ。ようやく事情がわかったらしく、裏に溶接屋が
あると指さす。すぐ裏手にあった。ここまでようやく100
kぐらい。
さっそくスタンドのことを頼む、見せようとしたゴムひも
に挟んだスタンドの半分を途中で落としてきたらしい。ヨ
シで覆った小屋で修理が始まった。今10時だ。ボックスを
はずしてわかった。ボックスを支える支柱も折れている。
これも直してもらうよう頼んだ。この村の中で修理が出来る
かと心配したがスタンド、ボックスのスティも直してし
まった。
修理が終わったのは13時。まだこれから200kの悪路が
待っている。いつの間にかギアーは元に戻っている。あーよ
かった。暑い、暑い、エッセンス(ガソリン)スタンドで
コーラを飲む。兄ーちゃんがゴザと布団を木陰に出して
くれてここで休めと気を使ってくれる。ありがたい。あー
気持ちがいい風がやってくる。いつの間にか眠っていた。
ホテルもあると教えてくれた兄ちゃんだったが一休みし
たら元気が出てきた。15時になっている。次の町まで84k
トラックで4,5時間。オートバイだったら3時間。兄ちゃんは
距離と町の名前を書いてくれる。暗くなる前6時には着き
そうだ。ありがとう。
道は今までのように大きな穴ぼこがひんぱんに続くので
はなく途切れては出てくる程度になった。次の町には予定
通り6時に着いた。ホテルについた、2400円もするが高く
ても仕方ない早く休みたい。シャワーを浴びてビールを飲
んで、あすにそなえよう。