松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~中央アジア  65 グルジアからトルコへ

2013年11月14日 | 赤道直下と陸路国境148か所
グルジアから荒れた道を走りトルコに入る・・道路ががらっとよくなった。うしろは国境。

2回目のトルコに入る
2003年10月11日土曜 くもり20℃18℃20℃はれて来た20℃
温度あがらず20℃

トルコに入るのは二回目・・2001年2月ギリシャからはいった・・。
朝8時になっても暗い感じで夜明けが遅い。3時5時と目が覚め7時半に
起きる。8時20分ホテルを出る。くもりで太陽が弱い。きょうはトルコ
国境をめざして走る。

160キロ走って村の道みたいな細い道になってきた。さらに山の中に入
っていく、雲が立ち込めて雨でも降りそうで肌寒いいよいよカッパ用意か・。
そのまま走り続けると山岳地帯になってきれいな紅葉も出て来た。


峠から紅葉もきれいになっていて安心して走れる道路にホッとする。

道も川づたいに沿って上がっていくグルジアの観光地なのだろうか、避暑
地になっているような感じの別荘?みたいな建物も出て来た。泊まってみ
たいような魅力の場所だ。

しばらく同じような景色の山あいの町は吊り橋が続く。広くなっている吊り
橋のところでオートバイを停めて写真を撮る。吊り橋を渡って地元の家など
見て回った。


吊り橋のつづく山道を走る

誰がつけたのか「黒海」・・・カスピ海の水を注ぐとたちまち「白海」に
なってしまいましたと言う神話を作るためにカスピ海の水をペットポトル
に入れて黒海に注ぎこもうと持ち歩いてきた。

しかしグルジアのホテルが高くて黒海に行くのをあきらめて一番近い国境
のトルコに変更。したがってペットポトルのカスピ海の水は吊り橋の上か
ら川に戻した。再びカスピ海に戻ることだろう。

残念ながら白海になる神話は実現できなかった・・などと独り言を言いな
がら。線路が川に沿って作られていた。「へー」こんなところまで鉄道が
来ているんだ。地元の人とは一人も会わなく残念。

うす暗い林道の中に建っている民家を過ぎたあたりから雲が切れて晴れ間
がのぞいて日差しも出て来た。あーよかったーと思ったとたん。エエー、
こんなところを走るのか、天気はよくなり喜んだのもつかの間。いったん
立ち止まる。

歩いて点検しなくちゃならないような荒れ放題の道。真ん中が雨でくぼみ
が出来てえぐれている。石もごろごろ。それにしてもひどい道路だ。これ
じゃ下手するとひっくり返るぞ。行くしかないなー。

慎重に慎重にローギアで登り始める。息をつめ道の端を選んで進む。峠み
たいな所に建物が見えて来た。車は一台も通らないが来るとまた困るのだ。
ほうほうのていで国境らしい金網の扉のついた入口に着いた。

心臓はドキドキ震えが止まらない。動けない。うーんこわかった。でも転
ばないでよかったなー。グルジアの国境は10分たらずで通過13時であ
る。

トルコ側に入ってスムーズにいくだろうと思っていたが「カルネ」の扱い
方がわからないのかあっちこっちに聞いて一度書いたところを「修正液」
で消したりしている。最後はどこにいったのか「カルネ」「承認印」を押
す係官がいなくて30分以上待たされた。

トルコに入国できたのは14時30分。トルコに入ると先ほどの道とは違
って見違えるほど立派。安心して走れる。すぐに登りになってぐんぐん高
度を上げていく。国境の場所は峠と思っていたが違った中腹だったのだ。

山頂に着いてから登り下りが続く高原地帯が200キロぐらい続いた。こ
こらあたりも見事な紅葉になっている何度か止めて写真におさめる。高原
にちょっとした町も出て来て泊まろうかと考えるがホテルらしきものはな
かった。

日本の富士山ににたアララト山

高原を過ぎ町に降りると寒さもなくなり走りやすくなった。カルスからド
ウバルセットに向かいその手前イグデスaguisの町で泊まることにした。
19時トルコ時間17:00。3$=360円のホテルがあったので予約
した。

15$=1800円のホテルを断り3$に移った。富士山に似たアララト
山も目の前に・今18:30晩めしに行く。