落ち着かない・・2万円のホテルの部屋、2泊してバイバイ
ドバイに来てから初めてオートバイで移動する
2014年2月25日火曜 はれ朝方肌寒い 昼オートバイの温度計22℃
2万円のホテルの朝6時半に起床・・お湯を沸かして、ただの紅茶を2杯。いよいよ
オートバイでの初めての移動だ。92号で東に走り93号で南にはしる・・ゆうべ頭
に入れた。
ユースホステルのあるメトロ・スタジアム駅を目指す。でかいトランク25キロ・・
ビールもワンケース12缶も大事に詰め込む。積み込み終了。
テントの床の部分を切り取ってでかいトランクの雨よけに自分でこしらえてきた・・。
よく「出来た」もんだと自画自賛のカバーをかぶせてテスト・よし使える。2万円のホ
テルよ、バイバイ・・。
8時ジャストに出発。92号にすんなりはいれて・・・ゴーゴー。オートバイに興味が
あるのだろうか・・何台か手をあげて合図してくれる車やオートバイに得意げにわたし
も左手で合図を送る「サンキュウ」。
93号が出てきた・・標識もわかりやすく、なんとなく安心して走れる。それに無理を
しないし運転マナーも大人の感じ。運転マナー「ドバイは模範的」ではないだろうかと
さえ思う。
運転マナーもいい、ドバイ市内を走る・・標識もわかりやすかった
それに比べて狭い山道のハイウェイのカーブをグングン走るイタリアは、腕がいいのか、
性格なのか。こっちもゆっくり走ってはいられなかった、笑っちゃうね。それに、わた
しのオートバイに興味があっても「見てみないふり」は国民性なのだろうか。
フランス・パリ市内ではわたしのオートバイをみると「ナイス」と親指をあげて「合図」
してくれた。クラクションの音に最初「違反」してるのかと思っていたが、違った・・
「ナイス」の反応だった、うれしかった・・。
交差点やバスの人たちから視線を感じ注目されることがこんなに気持ちがいいものかと
はじめて経験した。凱旋門でも一発で目的の道路にはいれることができた。運転マナー
も意外とおとなしかったフランス。
93号を南に走る、見えてきた、メトロの高架・・電車から見ていた場所の道路だ。赤い
旗も見えてきたサッカースタジアムだ。浦和のレッズといい勝負の赤色の旗だ。ユースホ
ステルの入り口も見えてきた。最初タクシーに乗ったときユースにはいるのを見ていた。
その時と同じ左に寄せてUターンして本線からさらに右に入りユースホステルにつくこと
ができた。すんなり30分で着いて今8時半。
ユースホステルに向かってドバイ市内を走る
「いやだーな」一番相想のよくないフロントマンだ。「ユースの予約出来ますかね」まず
は下手に・・相変わらず「とぼけて」「ノー」案の定の返事だ。日本にも必ずいるんだよ
この手の人間。顔も見たくないような・・ぶっきらぼうで横柄で。
2万円を考えればば待つしかない。さらに「ワン・オクロック」午後1時に来るように・・
スーパーマーケットに出かけてAYMお金を下ろす、きょうはすんなり3回でおしまい。
両替屋で日本円1万円を両替した。250ディハムかえってきた・・おかしいなーと首をひ
ねっていると・・ワンコイン・・と言いながら50ディハムを渡した。「おい」おかしいじ
ゃないか「最初からなぜ出さない」
窓口5人の前で「こいつ・ねこばば」しようとしているじゃないか「ノーグッドの男だ」
「どうした、どうした」と他の係・・事情を説明する。最後にプラス50を出したんだ・・
おかしいだろ。
責任者らしい人が「ソーリ・ソーリ」とあやまる。オートバイでドバイ市内の運送会社に舞
い戻る。道は来た道を引き返すだけ・・暑くなってきたオートバイにつけている温度計22
℃。運送会社が入っているビルの前に止めた。
とたんにビルから出てきたおやじさんがちょっとカメラを持ってくるからと待っててくれ、
珍しいのだろう。4,5人集まってきた。「いいよ・・オートバイにまたがって」笑いなが
ら話す。
またがって写真を撮っている地元の人たち・・さっきのおやじさんも戻ってきた。いっしょ
に並んでおさまる。受け取り手数料含めてムクミさんに6000ディハム(18万円ぐらい
か)渡す(港でなんとか代・・カスタムで2万5000円)。運送費日本で約30万円+約
20万円・・トータル約50万円。
これまでの船の運送
①日本からオランダへ約30万円 ②オランダからニューヨークへ、約20万円ぐらいかな
(データーは自宅にある} ③日本からロシアウラジオストックへ、フェリー代4万円 ④
インドからオーストラリアへ、(忘れたデータ自宅にある) ⑤オーストラリアから日本へ
、(7万円以下) ⑥日本からアフリカ・ダーバンへ、(30万円) ⑦今回日本からアラ
ビア半島・ドバイへ(50万円)・・7回目の船輸送になる。
富山・伏木港からのウラジオストックへのフェリー船が最も安かった4万円以下だったと思う、
今は運航していない。いちばん安かったのはオーストラリアから日本への輸送費が安かった、
たしか7万円ぐらいだったと思う。ロシアには、いま島根・境港~韓国~ウラジオストックに
運航している。
支払いをすませ、ふたたびオートバイでドバイユースホステルにやってきたもしかすると・・
泊れるかも。案の定例の愛想のない男は・・「ノー」とそっけない。ネットを管理しているバ
ングラデシュの青年に安いホテル・・ドバイのとなりの町こと聞きながら・・
そこに行く覚悟を決めた。でないと2,30キロとはいえ夜になってしまうと戸惑ってしまう
ので明るいうちにつきたい・・・13時前に突然「ワンナイト」きょうだけ「OK」と言って
きた。
2万円を考えると一泊だけでも「いいや」「OK」「泊る」手続き終わらせる。困るんだなー
宿は「あしたは・あした」のことだと言われると・・。ゆうべ28日分はネットで予約したば
かり・・26日とつなげてほしいものだ。こま切れだとやりくりがつかない・・のだよ。
1週間~10日間同じところに泊ってひとつひとつずつすませたいことがある。サウジアラビの
ビザも再挑戦したい。
イエメンのビザのこともあるし(オマーンのビザは国境でOK)、ガーミンのGPSも必要だし
・・。荷物を部屋に運んで洗たくをすませる。
これまでドミトリー相部屋にはオーストリアの青年は6カ月の休暇を撮ってアジアなどまわり日
本にも立ち寄るとか話していた。そのあとイラク、アラブ、マレーシア、今度の部屋にはスリラ
ンカ、アルジェリアの人たちだった。
テニスの大会をやっているようでフロントにはハンガリーの人が審判で来ていると話していた、
背の高いアルジェリアの人もテニスの代表としてきているようだった。入れ替わり立ち替わり
、一泊、二泊して出ていく人が多い。
ネットで調べて・・地図を写真とって隣町のユースへ・・意外に簡単・・と思いきや・・なんのなんの
・・白バイにお世話になったり・・地元の人に案内してもらい・・ようやくたどり着いた。
高いドバイから離れた町・・・安ホテルに移る
2月26日水曜 はれ 昼間22℃ 23℃
10時まで待って部屋をとれるか・・ネットを打ちながら待ったが「ツデイ、ノー」との返事。
きのうから決心はついていた。となりの町Sharjah/シャールジャと読むらしい町のユースホステ
ルを目指す。
ゆうべネットで調べた・・意外とわかりやすい。ユースホステルを出てすぐのマーケットでタ
クシーのドライバーに確認してみよう。地元の人が歩いてきたので手書きの地図をみせて
Sharjahへの道を「聞いてみた」。
ハイウェイに乗るにはUターンして南に向かって・・と教えてくれた。わたしの調べたのとは
違うようだ。マーケット・パーキングセキリューティに二人にも聞いてみた「その道をまっす
ぐに行って」「レフトに曲がれ」・・OKサンキュウ。走りだしてみると、どうも違うようだ。
信号で止まった時タクシーに聞く・・「左にはしってブリッジの手前で右にと・・そのとうり
走ってみたが違うな・・行きどまりだ。
白バイが来た・・「ソーリ」地図を見せる・・もう少し走ったところから「右に入れ」・・
「右手はあなた」「左手はマイ」両手を動かして・・途中まで引っ張って行ってくれ・・「O
K」白バイのうしろについて走る。
すぐに標識「シャルージャ」が出てきた。ピピーと鳴らして追い越しざま、わかった「サンキ
ュウ・OKOK」と別れる。白バイさんありがとう。
二重丸の標識・・サルージャ市内セントラルについたようだ。地元商店街の人に地図を見せる。
ふたたび商店街に止めて教えてもらう・・くわしく聞きだす。
ネックス・レフト。シグナル・ワン・ライト・・入れ替わり立ち替わり説明してくれる。「OK」
とは言わず・・わかるまで聞こう。若い青年が「わたしが車で案内する」「ノーマネー」でOKか
・・「もちろんだよ・・」MITSUBISIの四駆でやってきた。はぐれないようについて走る。
かなり走ってもわからないようだ。渡した電話番号でいったん路肩に止めて電話で確認してくれた。
ようやくユースホステルにつくことができた。ありがとうございました。
ユースホステルの中庭にオートバイを入れた。一泊70ディハム2100円と安い。ネットはない
と・・マーケットの近くにあるらしい。荷物を4人部屋に入れる。ヒフィティーン50人泊れる
いつも満杯だともゆう。
着替えてネットを探しに歩いて行ってみた。かなりのスピードで車は走っている。大きなロータリ
ーに来たが横断道路がない。走って渡る・・女性や老人はまず渡れないろうな・・と思いながら
進む。
30分ぐらい歩いたところにスーパーマーケットがあった。「インターネットカフェ」は・・まっ
すぐ行って「右側にある」と。歩き始めたらネット屋にたどりつかない左にホテルがある。
料金を聞いてみよう「250ディハム・7500円」もう少し安くならないか「600ディハム
に」「ノー」。で・インターネット「OK」か・・「OKルームでもOK」・・じぁ「部屋を見
せてくれ」
部屋にはキッチンもついてガスも使えるようになっている。洗濯ものも外に干せるようになってい
る。70ディハムとユースは安くていいのだけれど・・ネット屋まで毎日歩いて30分はきつい・
・ヘルメット・靴はいてオートバイで毎日は面倒だ。
となりのマーケットで買い物して自由に食事が出来る。値段は高いが・・これだとこれまでの従来
の旅の姿に戻れるなー。よし泊ることに決める。2万円に比べたら・・苦しいがどうにか「許せる
範囲」としよう。
ドバイの隣町・・シャルージャ市内
タクシーでさっそくユースに戻って「ソーリ」ホテルに移るから・・きょうの泊りキャンセルして
もらった。荷物を積み替えて「Hotel・Frats・ホテルフラッツ」につく。
あーこれで少しは気持ちが落ちつける。マーケットで約500g・500円のステーキを買った
、半分だけ今晩食べよう、さっそくステーキを焼く、2万円のホテルではなかなか焼けなかったが
きょうは強力なガス火力ですぐに焼くことができた。
晩飯が楽しくなる。トマト、オリーバー(オリーブの塩漬け)も買った。オリーバーは初めてスペイ
ン・カウンターの飲み屋で喰ってからはまってしまった味、ビールのつまみには最高、わたしは一番
好きである。日本では高いが海外にでると安いので助かる
ネットも部屋で出来ると・・気が楽だ。しかしフロントではネットは大丈夫だけど部屋では遅いし
・・つながらないときもある・・直してもらおう。いまはこのホテルで気持ちが落ち着いてきた。
松尾さんのブログは旅の様子がすごく伝わってきて、私の行ったことの無い国、そして色々な出会いがとても興味深いです。(ホテル代高くてびっくりです)
これからの長旅お体にお気をつけて。
世界のハブ空港と化したドバイ周辺は、金満エリアなのかも