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「ナンバー」プレートがない?!
2003年7月19日土曜 20℃くもり 20℃ 25℃ 25℃はれ 30℃
バイカル湖の街イルクーツクを8時45分モスクワに向かって出発。永原さん夫婦に「お互いに」気をつけてとあいさつ。うーんきょうもどんよりとガスがかかっていて前方は白くなっている。M53号は思ったより広くて整備されている。でも途中から普通の道路。草原、高原がつづく。道から見える畑には麦とジャガイモばっかりだなー。じゃりみちになってきた。
30k~40kのスピードに落として30kmぐらいじゃり道を走る。悪路を抜けだしたら一面ピンクの花が一面に咲いている。さすがシベリア原野だと実感する。オートバイを入れて写真を撮った。ナンバーも入れて写真を撮ろうと後ろに回った。「あ、あ」「ナンバープレートがなくなっている。うん「どうした」これまでのじゃりみちのはげしい振動でとれてしまったのだろう。どうする、戻るか。戻ってもあてがない。戻る気力もない。
世界をづーっと走ってきたプレートだ未練があった「引き返そうか」と迷ったが「あーもうじゃりみちは走りたくない」「もういいや」。代わりはボックスに閉まっている「国際ナンバー」を出して走ろう。所定の場所に装着しないで落ちないように「目で見える」「フロント」に着けて走る。なんだか疲れたなー。約500km走って来た。タクシーが4,5台止まっている。
運ちゃんに「ソーリ・ネンネ、寝んね、」と両手を耳に当ててここに「ホテル」はあるか」と聞く。そのうちの一台が出るところで「おれに」ついて来いと。2、3分でホテルについた。一泊195ルーブル=約800円。これなら「O K」だ。オートバイは階段に板を敷いてフロントの隅に入れた。シャワーは水しか出ない。晩飯の買い出しにホテル前のマーケットに行く。ビール売り場に行くとメガネのばあさんが計算している。待っているのに立とうともしない。
「ビール、ビーバー」と声を出した。ばあさんちょっと待てのしぐさ。ビーバーいくら。「ぺらぺら」40ルーブル出して「あといくら」「ぺらぺら」。ばあさんはもういい。あっちの人と替わってくれー。ビーバーを売らないとゆう。「フザケルナ」「オマエハアッチニイケ」「チェンジ、チェンジ」日本語で怒鳴る。若い女性に2,5リットル50ルーブル=200円。ばあさんの顔に・・悪態ついてビールを買ってホテルに戻る。
どうしたらこんなに無愛想な顔になるのか、こんなつっけんどんの態度がどうしたら生れるのだろうか不思議に感じる。これは遺伝なのだろうか。それともわたしの方が飼いならされた動物園の動物なのだろうか。どっちが本物だ。普通では考えられない。ロシアの方がいいとはとても思えない。人間と人間同士である、見ず知らずの相手でも気持ちよく応対する気持ちはサービスの以前の問題ではないのかな。ビールは2,5リットルでっかいペットボトル、「ねじ式」フタなので呑み残しても大丈夫・・とても便利だ・・。日本はどうして造らないないのだろうか・出来ないはずはないはずだ。
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7月20日日曜 朝20℃ 25℃はれ 27℃昼 25℃はれ 20℃
どこの場所なのか、なんとゆうホテルなのかもわからないまま泊まった。夕べ晩飯を食ったあと近くに散歩に出かけた。めずらしい橋の造りだった。橋の5m上流には流れて来た障害物を受け止める柵が橋を守るために頑丈に造られていた、なるほどな。ホテルの階段に厚い板3枚を渡してオートバイに乗りながら降ろした。ひっくり返らなくてホッとする。
ホテルを8時10分に出発。スバラシイー道路だ気持ちよく走れる。しばらく走ると雲行きがあやしくなってきた。これは雨になるぞ・・雨がフロントについてきた。すぐに雨具を出して完全武装。ヨシこれで寒くもなし、どしゃ降りの雨でもどんと来い。森の中を走っているとドイツのライダー二人が走ってきた。お互いにメール交換、これからモスクワまでフィフティフィフティ・・道路はアスファルトでO Kと教えてくれた。
イルクーツクから走り始めてダートとアスファルト交互に出て来た。アスファルトが出てきてこれで大丈夫とスピード上げて走っていると急にダートになって「オートット」とすぐにはスピードを落とせなくてビクッとする。穴ぼこもあるデコボコも出てくるちょっとでも油断出来ない道路だ。やっぱりスローで走るしかないなー。バイカル湖の街イルクーツクから800km正確には830km。グラスノヤルスク。雨は降ってこなかった。
「MOTEL」の看板をはじめてみた。うすいピンクの建物だ。いくらだろうか500Pを400Pルーブル=1600円に負けてもらって疲れたので泊まる。シャワー浴びたら50ルーブル「ええー」。駐車場20ルーブル、オイオイ結局470Pルーブル=1880円。ベンジン3回で300pルーブル=1200円。昼飯20ルーブル。きょうは全部で800ルーブル=3200円使った。
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いまから・・見始めて・・おられるんですか。
ありがとうございます。
だれでも見てくれているとわかれば
ただ・うれしいことだけです。
どうかこれからもよろしくお願いします。