円ジョイ師匠とセタッシーの時事ネタ

カラクリ師匠人形とセタッシーアンドロイドとトニー志茂の時事ネタ掘り出し物エンターテイメント

龍馬の外交戦略

2010-10-20 00:42:10 | マスター独り言
 “福山龍馬”が日中友好の橋渡しをするぜよ――。今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」が、中国での放送に向けて現在交渉中であることが、10月14日都内で行われたアジア放送決定会見で明らかになった。過去にNHK大河ドラマが中国で放送されたことはなく、実現すれば初の快挙となる。映画comニュースより

 会見に出席した主演・福山雅治も中国での放送実現に期待。「政治のことは政治家にやってもらったらいい。我々はエンターテイメントでつながることが使命」と話した。さらに「(『龍馬伝』は)ヒーローの物語でもなければ、ハッピーエンドの話でもないけれど、だからだれもが自身を投影できる。国境を問わず楽しんでもらえるはず」とアジア展開に自信をのぞかせた。

 今回「龍馬伝」は、台湾、韓国、タイで放送されることが決定した。台湾では日本国内での放送終了を待たず11月より放送がスタート。韓国では来年1月より、タイでは来年2月より放送される。また、中国のほか、ベトナム、香港との間でも、放送に向け交渉中だという。

龍馬の生き方に国境はない!新しい日本人像をアピールできるゾ


前回の日記のつづき
江戸幕府の末期、世界のグローバリズムの波は、開国派、倒幕派、尊皇攘夷派と愛藩派など地域ナショナリズムに凝り固まった人たちの思惑の中で、坂本龍馬は脱藩し国境のない外交力、戦略的発想は今の世界的閉塞感の中の愛国主義に一石を投じるものである。

龍馬は政治家ではないグローバルな戦略家である
戦略というのは、戦争になるようなトラブルを戦争を略して(しないで)解決したり国益を守る大人の戦法なのである。

どんな大義名分があろうが、自分のプライドだろうが、戦争は人間や地球環境にとって損失で不幸な行為なのだ!

では具体的に龍馬の戦略を尖閣海域船舶衝突事件に当てはめてみよう


★龍馬がとったいろは丸事件の交渉術

●まず、航海日誌をお互いに持ち出すようにした。(お互いの証拠保持)
●海援隊のメンバーに「一戦交える覚悟でやるんだ!」と激をとばし、航海日誌や談判記録の保全を再度命令。(証拠の改ざんの検証)
●龍馬が家を借りている人に「家には誰も近づけんように」と見張りを付けた(戦略の秘密の徹底)
●京都の出版元に「万国公法」の印刷を以来。(司法ルールの徹底と既成事実)
●紀州藩の船長らと交渉。(龍馬の言い分がもっともなので、船長は交渉の席に着きたくないので逃げ回っていた)
●土佐藩から後藤象二郎を呼び、交渉にあたった。龍馬も一緒に応戦した。
 さらに、イギリス人に仲介を依頼。紀州藩は賠償を支払うことに同意。
●この間、龍馬は世論を味方につけるため長崎の繁華街で「船を沈めた紀州藩は償いをせよ」という変え歌を流行らせた。
 市民の平和的圧力

 1,一戦交える臨戦態勢
 2.世論操作と情報発信
 3.身内の安全確保
 4.筋を通した交渉
 5.強力な応援体制の確保
 6.交渉の結着点、結着対応を決める

現代の中国との戦略では、1,は、たとえブラフ(はったり)でも平和憲法内では無理そうだが、領海内の船舶事故は、国内ではなく第三者の海外海難審判の裁定を仰ぎ、尖閣諸島の上陸には自衛及び安保条約の臨戦警告(実際にはやらない)はアピールしなければ、交渉にもならないし、平時にも「領土問題はない」など言ってないで、世界の公正な領土問題解決国際司法に問題提起しなければ、外交戦略などは出来ない、もちろん龍馬がとった作戦のように、問題解決を幕府にたよらず、「万国公法」(今でいう世界航行ルール法)や仲裁をイギリス人に頼むなどの根回しも龍馬のアイディアによる戦略である

伊予藩も世界のルール破りと言われるのがいやで交渉成立したように、中国も今後、経済大国になるには、世界のルールに従って外交するように促すのが日本の戦略になって欲しい、お互いのプライドや愛国主義だけではホントの戦争に、なってしまうからネ

あと日本がアジアのリーダーになる夢は難しいが、巨大中国帝国が出来上がる21世紀後半の前に、東アジアの中国にいじめられてる島国諸国の、台湾、シガポール、インドネシア、フィリピンなどと協調して「島国根性連合」もイイかも(笑)


…リョ~ウマの戦略のウマさがリョ~(良)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。