昨日の遊園地事故の詳細が入ってきました(昨日のブログのつづき)
事故が起きた「スピニングコースター舞姫」はドイツ製。全長約300メートルのコースを地上約10メートルの高さまで上昇した後、座席が360度回転しながら走行する。最高速度は時速40キロで、2分で1周する。急カーブが続くため、大きな遠心力がかかり、体が大きく左右に振られるのが特徴で、死亡した会社員倉野内史明さん(34)(東京都羽村市)はスタートから約30秒後に転落した。
安全バーは各座席に設置されている。客が手前に引いて腹部のあたりで固定し、締まるとカチッと音がする仕組み。体形に応じて8段階で固定されるが、自動で確認する装置はなく、係員が目視や手で触れて固定具合を確認する。大柄などの理由で安全バーが固定できない場合は、乗車させない規定になっていた。
倉野内さんは身長1メートル85以上で体重も100キロ超という大柄な体格だった。警視庁は安全バーの固定が不十分なまま走行した可能性があるとみて、31日に業務上過失致死容疑で現場検証を行う。事故当時、安全バーの点検はアルバイトの女子大生が担当しており、女子大生は同庁の事情聴取に対し、「口頭で『安全バーを下ろしてください』とアナウンスしたが、手で触っては確認しなかった。バーが下りているように見えたので、発車しても大丈夫だと思った」と話したという。(記事より)
この恐怖のコースターがナゼ「舞姫」という優雅な名前なのか調べてみました。
平成11年に作られたアトラクションらしいです。
当時は絶叫マシンブームで各地遊園地で新アトラクションが作られ、ネーミングを宣伝を兼ね公募したそうです。
円ジョイも公募マニアなので、ありとあらゆるモノにネーミング応募して100件以上採用されてます(一番有名なのはレインボーブリッジ…自慢)
マニアは公募雑誌に掲載されてる簡単な説明資料から知識と想像力でネーミングします。当然、実物を見たこともないし、新アトラクションなどは実際に乗って名前を付けることなどできません。
このコースターの資料でも、ドイツ製で、360度回転して、乗る人の体重やバランスにより不規則な動きをするため10回乗ると、10回違う動きをするので何回も乗りたくなるアトラクションコースターとの説明がありました。
たぶん、ネーミング採用された人は、文学好きで、ドイツ、回転、不規則 などのキーワードから、森鴎外の短編小説。1890年(明治23年)の「舞姫」をイメージしたのかもしれません。
ちなみにネーミング公募採用の必勝法は、ネット応募でなく、封書やはがきで、ネーミングの理由やゆわれを丁寧に、うんちくと共に書き込むことだと思います。
「舞姫」は鴎外本人のドイツの経験や日露戦争を題材にした恋愛悲劇で映画や宝塚歌劇で有名ですネ
ヒロインのエリスは、踊りが上手で縦横無尽に回転する踊りで人々を魅了して、主人公豊太郎と恋に落ち悲恋になる物語です。
日本人は豊太郎の悲劇と扱ってますが、見捨てられ迫害され精神を病んでしまった舞姫エリスの悲劇、二重の悲劇でもあるのです。
今回の東京ドームシティのコースター事故も転落者だけの悲劇でなく女子大生バイトに罪を押し付けるなら二重の悲劇になると思います。
この遊園地の罪は、とても大きいと思います。 合掌
事故が起きた「スピニングコースター舞姫」はドイツ製。全長約300メートルのコースを地上約10メートルの高さまで上昇した後、座席が360度回転しながら走行する。最高速度は時速40キロで、2分で1周する。急カーブが続くため、大きな遠心力がかかり、体が大きく左右に振られるのが特徴で、死亡した会社員倉野内史明さん(34)(東京都羽村市)はスタートから約30秒後に転落した。
安全バーは各座席に設置されている。客が手前に引いて腹部のあたりで固定し、締まるとカチッと音がする仕組み。体形に応じて8段階で固定されるが、自動で確認する装置はなく、係員が目視や手で触れて固定具合を確認する。大柄などの理由で安全バーが固定できない場合は、乗車させない規定になっていた。
倉野内さんは身長1メートル85以上で体重も100キロ超という大柄な体格だった。警視庁は安全バーの固定が不十分なまま走行した可能性があるとみて、31日に業務上過失致死容疑で現場検証を行う。事故当時、安全バーの点検はアルバイトの女子大生が担当しており、女子大生は同庁の事情聴取に対し、「口頭で『安全バーを下ろしてください』とアナウンスしたが、手で触っては確認しなかった。バーが下りているように見えたので、発車しても大丈夫だと思った」と話したという。(記事より)
この恐怖のコースターがナゼ「舞姫」という優雅な名前なのか調べてみました。
平成11年に作られたアトラクションらしいです。
当時は絶叫マシンブームで各地遊園地で新アトラクションが作られ、ネーミングを宣伝を兼ね公募したそうです。
円ジョイも公募マニアなので、ありとあらゆるモノにネーミング応募して100件以上採用されてます(一番有名なのはレインボーブリッジ…自慢)
マニアは公募雑誌に掲載されてる簡単な説明資料から知識と想像力でネーミングします。当然、実物を見たこともないし、新アトラクションなどは実際に乗って名前を付けることなどできません。
このコースターの資料でも、ドイツ製で、360度回転して、乗る人の体重やバランスにより不規則な動きをするため10回乗ると、10回違う動きをするので何回も乗りたくなるアトラクションコースターとの説明がありました。
たぶん、ネーミング採用された人は、文学好きで、ドイツ、回転、不規則 などのキーワードから、森鴎外の短編小説。1890年(明治23年)の「舞姫」をイメージしたのかもしれません。
ちなみにネーミング公募採用の必勝法は、ネット応募でなく、封書やはがきで、ネーミングの理由やゆわれを丁寧に、うんちくと共に書き込むことだと思います。
「舞姫」は鴎外本人のドイツの経験や日露戦争を題材にした恋愛悲劇で映画や宝塚歌劇で有名ですネ
ヒロインのエリスは、踊りが上手で縦横無尽に回転する踊りで人々を魅了して、主人公豊太郎と恋に落ち悲恋になる物語です。
日本人は豊太郎の悲劇と扱ってますが、見捨てられ迫害され精神を病んでしまった舞姫エリスの悲劇、二重の悲劇でもあるのです。
今回の東京ドームシティのコースター事故も転落者だけの悲劇でなく女子大生バイトに罪を押し付けるなら二重の悲劇になると思います。
この遊園地の罪は、とても大きいと思います。 合掌