妄想竹の姫様

バンブージャンプをご存知ですか？
「バンジーなら知ってるが」
バンジーはバンユーニュートン力学によるものですがバンブージャンプ理論は異次元竹学の物質瞬間移動物理の一種です。

ところでタケノコは好きですか？
「大好物だ！春が待ち遠しいよ」
昔の人は土から出てきた小さいタケノコがあまりに美味いのでタケノコをもっと成長させ伸びたら大きいタケノコの身が食べられると思いました。成長は異常に速かったので、いよいよ高く伸びた竹をきって中の美味い身を食べようと輪切りにしたら。なんと中はカラッポ。

美味い中身は、お月さまのルナ姫が住む月面クレタに、お供えとして瞬間移動したのでした。

（場面はルナ姫のいる月面クレタに瞬間移動）

ルナ姫「また今日もタケノコ？もう飽きたワ」

クレタ王「何いってるんだ、我々はバンブーさえあれば幸せに生きれるのだ。」
「衣食住全てバンブーで出来ており、バンブツすべて竹製なんだぞ。」

ルナ姫「あ～退屈でつまんない！私、あの瑠璃色に輝く地球に行ってみたいの」

クレタ王「ルナ。地球は月面クレタから観てるから、とても綺麗見えるんだ。ワシも満地球の夜は遠廻りした帰えーろ♪と歌ってしまうほどなんだ」
「しかし裏腹に地球は人間というあさましい動物や気持ち悪い虫、花、獣が沢山いて頭がおかしくなる所なんだ。」

ルナ姫「うそだー！私は地球に行きたい！住んでみたい！」

と云うことで、クレタ王と女王は姫のワガママの教育のため、独りで地球に行かせることにしました。

地球観光ではありません。人間として育てられ成長すれば、人間はエゴで、嘘つきで戦争と自然破壊ばかりしている悪い生物だと気付かせる躾のための教育奉公なのです。

そこで逆バンブージャンプの登場です。竹の筒の空間に入るものしか瞬間移動ができないので、ルナ姫を一度胎児に戻して候補地の日本の竹藪の竹の中にバンブージャンプさせたのです。

その後の展開は、1000年前の平安時代初期に書かれた日本最古のSF
「竹取物語」及び日本最新のファンタジーアニメ「かぐや姫の物語」を御覧下さい。

噺はクレタ王の思惑通り、ルナ姫は、かぐや姫として活きて人間の汚さにノイローゼになり月からのお迎えを呼んでしまいました。しかし
地球での記憶を全て消されたのに、月から瑠璃色の地球を眺めると何故か涙が溢れるのです。　だったとさ
（笑）

22世紀になりバンブージャンプ理論を発展させ成人男性サイズでも10万光年までなら瞬間移動させるどこでもドアが開発されるが、人間は夢と冒険のロマンには使用しないで放射能汚染水や核廃棄物を月に保管させたり太陽に焼却させたりしています。　人間って…