織ガールは、アンドロメダを支配している父天帝の言いつけをよく守り、毎日機織りに精を出していました。織ガールの織る布はそれはみごとで、五色に光り輝き、季節の移り変わりと共に色どりを変える不思議な錦です。天帝は娘の働きぶりに感心していましたが、年頃の娘なのにお化粧一つせず、恋をする暇もない娘を不憫に思い、天の川の西に住んでいる働き者の彦ボーイという牛飼いの青年と結婚させることにしました。こうして織ガールと彦ボーイの二人は、新しい生活を始めました。しかし、結婚してからの織ガールは彦ボーイとの新婚暮しに夢中で毎日性愛にふけるばかり。機織りをすっかり止めてしまったのです。天帝も始めはこんな二人の様子を新婚だからと大目にみていましたが、いつまでもそんな有様が続くと眉をひそめざるを得ません。天帝はすっかり腹を立ててしまい、2人の所へ出向くと、「織ガールよ、はたを織ることが天職であることを忘れてしまったのか。心得違いをいつまでも放っておく訳にはいかない。再び天の川の岸辺に戻って機織りに精を出しなさい」更に付け加えて...「心を入れ替えて一生懸命仕事をするなら1年に1度、7月7日の夜に彦ボーイと会うことを許してやろう」と申し渡しました。
彦ボーイ
「一年ぶりに愛する織ガールとのデートだ。」
「しかし髪型がキマンねぇーな。湿度が高くて髪の脂気がとんだのか?」
そんなとき、棚からバターが墜ちてきた。
「ラッキー(^^)v ポマードきらしてたから、頭に落ちたバターで整髪できるゾ(笑)」
「この前は、何故か頭に棚からボタ餅が落ちてきて髪の毛ベトベトでアンラッキーだったからな」
もちろん嘘
ほんとは、タナバタは、「棚機」からきているのだ。
「棚機」とは、「棚から落ちてきた機織り道具」のことなのだ。
7月7日だけ、織ガールは、機織りをしなくて、機織り道具を棚上げにして、彦ボーイと川沿いのラブホ「ミルキーウエイ」でのデートを楽しんでネ(笑)