■芥川賞・黒田夏子さん「abさんご」14万部に
(読売新聞 - 01月25日 17:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2301232
成城コルティの三省堂でも、売り方に困っているようだ。直木賞作家本は、大きくひらずみされ宣伝popで売ろうとしてるが、初版8000部の品薄芥川賞本は、大手本屋だからしようがなく置いとくぐらいの扱いだった。
史上最高齢の75歳での芥川賞受賞が話題になった黒田夏子さんの「abさんご」。 その話題性に加え、独自の文体が評判を呼んで2013年1月20日発売の 初版発行分は発行元の文藝春秋社でさえ「品切れ」状態となっている。 ただ、全文横書きで平仮名を多用し、かぎカッコやカタカナ、固有名詞の一切を排除した実験小説は やはり、十分すぎるほど難解だ。辛口なネットユーザーらの感想も「手強い!」 「この作品を楽しまれる方がうらやましい」などが多い。 ■誰も「abさんご」を論じられない? 芥川賞効果はてきめんだった。複数の都内書店を22日に巡ったところ、「abさんご」は売り切れ状態で、 文藝春秋社も「初版8000部の在庫は当社にも1冊もないんです」とうれしい悲鳴だ。 同社によると、「abさんご」の書籍発売を決めたのは12年9月の早稲田文学新人賞の受賞直後だったため、 初版部数は控えめになったという。芥川賞受賞で8000部は完売し、今週末に出荷する2刷の部数は6万部に上る。 すでに3刷、2万2000部の追加発行も決まり、累計では9万部に達する予定という。 新聞各紙によると、作者の黒田さんは1937年(昭和12年)に東京で生まれた。早稲田大学教育学部を卒業後、 教師や校正者などとして働く傍ら、同人誌で小説を書き続け、63年には『毬』で読売短編小説賞に入選している。 作家としての本格的なデビューは昨年秋の早稲田文学新人賞がきっかけだったという。 一方、各紙とも黒田さんのこうした経歴には触れていても、芥川賞受賞作の「abさんご」の内容に 踏み込んだ記事は見当たらない。新聞やネットであらすじを調べても「黒田さんの自伝的小説で、 幼子が成長して両親を見送るまでの物語」など漠然とした記述にとどまっている。
実験小説とも前衛小説とも称される「abさんご」に挑戦したネットユーザーからは 「よく言えば斬新だけど、本好きじゃないと読めないかも」「手強すぎてすぐに白旗揚げました」 「もはや古文を呼んでいる感覚」といった声のほか、「ひらがなを脳内で漂わせ漢字に変換しながら…というのは 確かに時間はかかるけど、その時間さえ愛おしいような感覚」などの感想が寄せられているが、別に難解でも、読みにくくもない。
円ジョイは立ち読みで30分で読破したぞ(笑)
この小説形態は、横書き電子メール初心者文体なのではないか?
漢字変換やカタカナ変換が苦手で、そのまま打った文章に似てる(笑)
あと日本語の文章が得意ではない在日外国人の為の日本語教科書にいいのではないかな(笑)
内容は昭和の家庭の話をレトリックでなくロジックで語っているし、外来語や固有名称を使わないのは、とても公共教科書的だ。
敢えて日本語小説の伝統形態の逆をパブリッシングして日本語を考えさせているのではないかな。一部ネット右翼が、反日文体と言っているが、お門違いである。
「abさんご」は表題作のほか、「毬」「タミエの花」「虹」を併録。 この3篇については縦書きなので、前からも後ろからも読めるリバーシブル本となっているのも面白い試みだ。
皆様の読書感想を聞いたい。
(読売新聞 - 01月25日 17:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2301232
成城コルティの三省堂でも、売り方に困っているようだ。直木賞作家本は、大きくひらずみされ宣伝popで売ろうとしてるが、初版8000部の品薄芥川賞本は、大手本屋だからしようがなく置いとくぐらいの扱いだった。
史上最高齢の75歳での芥川賞受賞が話題になった黒田夏子さんの「abさんご」。 その話題性に加え、独自の文体が評判を呼んで2013年1月20日発売の 初版発行分は発行元の文藝春秋社でさえ「品切れ」状態となっている。 ただ、全文横書きで平仮名を多用し、かぎカッコやカタカナ、固有名詞の一切を排除した実験小説は やはり、十分すぎるほど難解だ。辛口なネットユーザーらの感想も「手強い!」 「この作品を楽しまれる方がうらやましい」などが多い。 ■誰も「abさんご」を論じられない? 芥川賞効果はてきめんだった。複数の都内書店を22日に巡ったところ、「abさんご」は売り切れ状態で、 文藝春秋社も「初版8000部の在庫は当社にも1冊もないんです」とうれしい悲鳴だ。 同社によると、「abさんご」の書籍発売を決めたのは12年9月の早稲田文学新人賞の受賞直後だったため、 初版部数は控えめになったという。芥川賞受賞で8000部は完売し、今週末に出荷する2刷の部数は6万部に上る。 すでに3刷、2万2000部の追加発行も決まり、累計では9万部に達する予定という。 新聞各紙によると、作者の黒田さんは1937年(昭和12年)に東京で生まれた。早稲田大学教育学部を卒業後、 教師や校正者などとして働く傍ら、同人誌で小説を書き続け、63年には『毬』で読売短編小説賞に入選している。 作家としての本格的なデビューは昨年秋の早稲田文学新人賞がきっかけだったという。 一方、各紙とも黒田さんのこうした経歴には触れていても、芥川賞受賞作の「abさんご」の内容に 踏み込んだ記事は見当たらない。新聞やネットであらすじを調べても「黒田さんの自伝的小説で、 幼子が成長して両親を見送るまでの物語」など漠然とした記述にとどまっている。
実験小説とも前衛小説とも称される「abさんご」に挑戦したネットユーザーからは 「よく言えば斬新だけど、本好きじゃないと読めないかも」「手強すぎてすぐに白旗揚げました」 「もはや古文を呼んでいる感覚」といった声のほか、「ひらがなを脳内で漂わせ漢字に変換しながら…というのは 確かに時間はかかるけど、その時間さえ愛おしいような感覚」などの感想が寄せられているが、別に難解でも、読みにくくもない。
円ジョイは立ち読みで30分で読破したぞ(笑)
この小説形態は、横書き電子メール初心者文体なのではないか?
漢字変換やカタカナ変換が苦手で、そのまま打った文章に似てる(笑)
あと日本語の文章が得意ではない在日外国人の為の日本語教科書にいいのではないかな(笑)
内容は昭和の家庭の話をレトリックでなくロジックで語っているし、外来語や固有名称を使わないのは、とても公共教科書的だ。
敢えて日本語小説の伝統形態の逆をパブリッシングして日本語を考えさせているのではないかな。一部ネット右翼が、反日文体と言っているが、お門違いである。
「abさんご」は表題作のほか、「毬」「タミエの花」「虹」を併録。 この3篇については縦書きなので、前からも後ろからも読めるリバーシブル本となっているのも面白い試みだ。
皆様の読書感想を聞いたい。