Blue jewel

拉致の解決を願って
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東京集会28 (1)増元照明さん

2007-06-10 | 集会テキスト
東京連続集会28(2007/5/30)
アメリカはどう動くか
増元照明 家族会事務局長のお話 
 


ありがとうございました。
ひと月も前ですので、ほぼ忘れているところもありますが思い出しながら・・・(聞き取れず)と思います。今回は斉藤文代さんとご一緒していただきました。
島田さんと私の男二人ではどうしても何と言うのかな?色が無いじゃないですか。
女性を一人入れて、そして訴える力と言うのは女性の方が強くて、その方がいいんじゃないかという事で斉藤さんにもご同行願いきました。
22日の国民大集会の後の23日に日本を出発して、そして23日アメリカに着いたんですが、まず日本大使館の公使の方に歓迎を受け、さらに夜には斉木さんに公使公邸で食事をしながらお話をする機会を得ました。

私たち日本にいる人間から見ると中々ブッシュと言う人間が見えてこないところがあります。報道でしか知る由がない部分も出てきますので、その点で私たちは一番危惧している、2月13日の6者合意。これのアメリカサイドの意図をもっと強く知りたいという狙いで行ったんですが、日本大使館のブッシュ評と言うのは、風評が良くないブシュ大統領でありますが、やはり人権と言う問題ですね。
北朝鮮国内における人権問題に関しては非常に嫌悪感を抱いてさらに金正日を好きでない事は事実である、というのは加藤大使他、斉木公使も感じておられるようです。必ずこの拉致の問題に関しては昨年の4月に早紀江さんにお会いした時の感動をそのまま持続して、アメリカ政府としても必ずこの拉致問題を軽視する事はないというのが、日本大使館の加藤良三大使それから斉木公使の感触です。

リップサービスとかそういったものではなくて人物像として、ブッシュはこのような事を許すそのような、宗教的な意味合いからもそんな事は有り得ないというのが感じられました。その点で少し安心をしておりました。
さらに島田さんがビクター・チャーというNSCのアジア部長ですか。この方も日本サイドで聞いている風評としてはヒルの下で働いているものですから、ヒルと同調して国務省と同じようにちょっと融和派なのではないか?という事を聞いておりましたけども、それは何かの間違いでは無いですか?と。ビクター・チャーはヒルの監視役として6者協議の中に入っているという感触で見ているんだそうです。
だからあまりヒルが暴走しないように、NSCとしてはヒルの監視役としてビクター・チャーあの中に入れている。あそこにいさせている、そういう感覚で日本大使館の方たちは見ているという感触です。

残念ながらその方も、もうアジア部長を終えてジョージタウン大学に戻られるようですけども、何故戻られるのか?それは個人的な理由らしいです。政権との確執では無いと、ただ残念なことは、マイケル・グリーン上級部長そしてビクター・チャーという北朝鮮に対して強行と言うか厳しい姿勢を続ける人がNSCから抜けているという、抜け始めたという事は残念ですが、私自身はマイケル・グリーンの後任であるワイルダーと言う方を、どのような方かちょっと分かりませんので、それは後ほど島田先生がじっくりと解説をつけて教えていただけるでしょう。23日は私たちは公使公邸で食事をしながらブッシュ大統領の下でブッシュ大統領の拉致問題に関することで、融和と言うか日本政府の意向を外れる事はないとまず確認されたので一安心しました。

翌日はNSCに行って、当初ワイルダー上級部長が来られる予定ではなかったわけですが、当初私はビクター・チャーにお会いし、そして真意を伺おうとしたんですが、NSCに行ったらワイルダー上級部長の部屋に通されました。ちょっと意外だったんですけども、そこに当然ビクター・チャーも同席し、そして我々の来米を歓迎してくれました。これはリップサービスと思います。我々家族会と救う会の人間がこういった時期に訪米するという事は非常に重要なことであって、またさらにアメリカ政府の対北政策にとって再認識が出来るので、非常にいい時期に来られたと。

リップサービスは大分入っていると思いますが、そのように言われ、そしてその日の朝にカンファレンス、プレスでの報道として、アメリカ政府は対北との交渉において、テロ支援国指定と日本人拉致を切り離す事は無いという事を、それを外国人に対しても国内の記者に対しても発表したという事を向こうから言っていただいたので、我々もその点に関してはびっくりしました。向こうから出たのでびっくりした。こちらから要請したのではなくて向こうからそういう・・・(聞き取れず)したので、ですから私たちが向こうに行く事をすでに知っていたアメリカ政府として、何らかの姿勢はホワイトハウスの見解を持って私たちに会っていただいたのでは無いか?それは当初予定していなかったワイルダー上級部長との面会につながったのではないか?と感じています。

その時点でアメリカが結局テロ指定国を解除する事は有り得ないだろうという感触は持ちました。でもブッシュ政権である限りです。我々のこの拉致問題が解決しない進展も何もしない間に、アメリカが独自にテロ支援国指定を解除をする事は有り得ないという事を感触として感じて当初の目的はある程度終了したんですが、国防総省それから国務省にも回って感触を掴んできました。

元々家族会がアメリカに行くと国防省それからNSC、そういった所は必ずこの拉致問題に関しては非常に協力的な姿勢を見せてくれておりました。昨年もローレンス次官補が我々を迎える時には、日本の支援の皆さんが作ってくださった事前に向こうに渡しておいた、こういう輪っかのついたブルーリボン、それを出迎えの人間の数人が着けて我々を迎えてくれる状況でしたので、非常に友好的と言うか協力的と言うか姿勢でした。今回のローレンスさんが健康上の問題という事なんですけど、もうすぐ退官される。その後任者の方にお会いしたかったんですが、安倍総理も我々の行った数日後に訪米しております。そちらの対応に追われて高官に会う時間が取れないという事で、最終的にその部下ですが、相変わらず国防省としてはこの拉致問題を決しておろそかにする事はないという感触は得ております。

それから国務省、国務省に行ってヒル次官補にお会いしたいという事は伝えてあったんですけども、先ほど言った理由で時間が取れないということで、キャサリン(スティーブンス筆頭国務次官補代理)というヒルの下で働いている女性の方にお会いしました。やはり国務省と国防省それとNSCに会っていると、どうしてもそういう目で見てしまうからかもしれませんけども、どうしてもなんとなく融和をしたいと言う、それが形に出始めている気がして、非常にわたしたちに対する質問に関しても融和を誘導したいとかそういう感覚で聞いてこられるし、何か対北朝鮮政策において日本の強硬姿勢にちょっと批判的なのかな?と言う思わせぶりもありましたです。内容に関しては私も詳しく覚えておりませんが、なんとなく感触的にはあまりいい感触は持っておりません。

ですから一応私たちの主張としては国務省に対しては申し上げてきました。今日本の国はとにかく安倍総理の対北朝鮮政策を7割の方が支持している。日本国民の7割はそれを支持している。北朝鮮への更なる制裁の強化に関しても7割の方が支持していると、この現実を直視してもらわないと困る。今後の日米関係にとってもおかしい事になるという事は言っておかないとならないと思ったので、言わせて頂きました。それに対しては明確な返答は無かったですけども、現実に・・・(聞き取れず)の状況を見ればテロ支援国リストの、北朝鮮による日本人拉致問題を切り離す事はないと言明されたので、国務省としてはそれ以上の事は言いませんでした。
テロ支援国リストに関しても解除するとは言わなかったですし、拉致問題に協力するとも、両方とも言わずに向こうはどれを持って進展と判断するのか?と言うのを再三再四聞かれるというふうに思います。

日本政府は対北の交渉の中で拉致問題を北朝鮮がどこまで解放すれば進展とみなすのか?それが見えないからアメリカサイドは、特に国務省はそれを気にして、北に対してもどこまでやるつもりで聞いたのかもしれませんし、どういった姿勢でいるのか、日本政府の姿勢を確かめたいというのが国務省の考えだと私たちは思っています。ここら辺がまずNSCとか国防総省との違いだと思います。NSCと国防省はそれは解決がある、本当に進展が無い限り日本政府を全面的に支援するというのが強いにも関わらず、国務省は日本はどういうふうに考えて自分たちの交渉をどうすればいいのか?と言う、考えているところが自分たちの主導で対北外交・核の放棄を主導するのかと考えているようです。

そこに当然アメリカとしては、自国に関係ない日本人拉致はただ単なる情報に過ぎない。人権の問題でアメリカがそこまで関与するものでは無いというのが国務省の考えなのではないでしょうか?島田さんに言わせるとアメリカの国務省の考え方は日本の外務省的・官僚的な考え方で、事なかれ主義。騒がない、事を荒立てない、話し合いでどうにかなるので話し合いで解決していきたいというのが以前からの姿勢だという事ですので、そういう事なんだと私は思います。

国務省それから国防総省それとNSCと、これを24、25で終ったんですが、その後にボルトン前大使に会いまして、ボルトンさんは昨年の10月にも私たちアメリカに行きました時に会っていただいて、依頼主である北朝鮮を普通の存在として見るなと私たちにレクチャーしていただいたように、非常に厳しい方です。昨年の12月に国連の大使を辞任せざるを得ない状況になったんですが、ご自身としては私は静かに退任し、そして難民問題に関しても一切何も言わないで、ブッシュ政権に対しても一切何も言わないようにしてみているつもりであったと仰いました。

しかし、今回の2月13日の国務省の6者合意、あれは余りにも酷過ぎるので、それは申さなければならないといって、新聞か何かに確か公開されていました。そういうふうに説明されました。さらに国務省もおそらくブッシュ大統領にライス長官から2.13の合意に関する話をして、そしてその許可を貰ったのであろうが、あの時に国務省はあれは日本の安倍総理、日本政府、日本にとって如何に不利益をもたらすか?と言う情報を上げていないのだろうと。もしそれが正確にブッシュ大統領に上がっていたらあのような許可をするはずが無いと、ボルトンさんは仰っております。

だから国務省的に考えて、不利益がスムーズに進まないようにするだけの報告はしていない。ましてその中で日本と言う国に対してまだ重要なパートナーとして考えていないのでは無いか?と、国務省が。そういうふうに私はちょっと受け取ってしまいました。ボルトン大使は今後も今の国務省の北朝鮮の見方について批判していくだろうと、今後もこの拉致問題を重要視する事を仰っていただきました。さらにご自分としては今のブッシュ大統領を批判する事はない。国務省のやり方を批判するやりかたでやる。余りにも稚拙というか、アメリカとしては考えられない。

 
 
  さらにもう一つ、それは私ちょっとびっくりしたんですけど、アメリカ側がイラクに足を取られて北朝鮮に手を出さないと思うのは間違いだと、ハッキリと言っていました。アメリカはそのような弱い国ではない。自分たちはイラクも北朝鮮も同時に解決する。さらに軍事的オプションを含んだ解決方法を取ることが出来るんだという事も仰っておられました。 

ボルトンさんにお会いしてそれからそのあと、27日でしたか。26日に私たちは、シン・ユウナムさんそれからスザンヌ・ショルティーさんたちと共に、北朝鮮自由週間の中の行事としててジェノサイト展をワシントンのセントラルステーションの傍の喫茶店でやったんですが、そこに下村副長官をお迎えする事ができました。これもワシントン在住の対北批判勢力と言うかキリスト教の方たちなんですけども、今の北朝鮮の体制に対するずいぶん批判的な人たちの、やはり日本の官房副長官がわざわざジェノサイト展に来ると言う事自体が非常な感激であり、ましてそのシン・ユウナムさんという方の弁を借りますと、今アメリカの下院で採決されるかされないか?と言う問題になっておりました従軍慰安婦問題。

あれにも韓国系アメリカ人は非常に日本非難の声を上げているんですが、日本政府の官房副長官がその場に来ると言う事を捕らえて、今の従軍慰安婦問題で声を上げている韓国系アメリカ人は、物が見えないと。日本の政府は60年前の問題ではなく、今現在中朝国境で行なわれているセックス・スレイブ。さらに大きな人権侵害に対して強い関心を持ち、それを是正するために一生懸命やっている。ましてミスター安倍はそのために一生懸命やっている。その安倍を非難する事は許されないという事まで言われております。

さらに60年前の従軍慰安婦問題を取り上げて、今も現在中朝国境で行われている人権侵害に対して何も申さない人間たちは偽善的な奴らであるという事。まずそういう批判をしていけるという事を言っておられるので、下村副長官があそこに来られたというのは非常に良かったのではないかという事を、強く島田先生が仰っておられました。

さらにヘリテージ財団ですね。ここの新しいアジア問題担当の担当官と会ったんですけども、以前は女性担当官だったんですけど、私ちょっと名前失念しましたけど、その女性担当官どちらかと言うと韓国系の方です。韓国系の方で日本に対して厳しい人だったんですが、それが非常にヒルと仲が良くてヒルが国務次官補になった時に一緒に国務省に行って、その後に入ったクリンガーと言う方は、テコンドーですね。4段くらいですか。テコンドーをやっておられてアジアに・・・(聞き取れず)もあるし、国務総省で朝鮮・・・・・(聞き取れず)だったので、北朝鮮政策に対して厳しい姿勢を取っていると聞いていました。

話を聞いて賢い方だなと思ったんですけども、北朝鮮が最終的に何を望んでいるか?それはテロ支援国指定解除もそうであるけれど、でも一番今現在緊急に望んでいるのは国際金融システムへの復帰だと。つまりバンコ・デルタ・アジアに金融制裁をかけられて、それが元で世界中の銀行が北朝鮮との取引を停止・中止してしまってというこの現状が、北朝鮮が貿易をするための非常な妨げになっている。だから北朝鮮は何を望んでいるか?たかが30億円弱のお金ではなくて、その30億円弱のお金を得る過程においてアメリカのお墨付きを貰って、結局は国際金融システムに復帰する事が最終目標だから。バンコ・デルタ・アジアのお金を取っても必ず難癖つけて、必ず最終目標であるそこまで引っ張って、寧辺の核施設の停止に移行することになるのではないか?

最終的な目標は今現在はそこにあるんだという事を言っていて、それをアメリカ政府が受けるようなことがあってはならないと仰っておられましたが、私はそこまでは考えていなかったです。テロ支援国指定と言うのをもうすでに米朝の協議の中で話し合うという事は、6者協議の合意の中に入ってないものですから、そこを私は強く考えて、そういう事をされたら拙いからアメリカの真意を聞こうとして米国まで出掛けたんですが、そのヘリテージの方は北朝鮮の狙いはそこにあるのではないか?と。とにかく国際金融システムに復帰しないことには貿易も出来ない。それから貿易が出来ないという事は核の部品も手に入らないし、食料もその他もろもろの事に困るんですが、とにかくそこを狙いとしているという事があるようです。

そういう事で今現在バンコ・デルタ・アジアで滞っていますけど、これはまたこれだけではなくて、アメリカの銀行を使って北朝鮮が送金させることを北朝鮮が望んでいるという報道もあります。私どももそこまで論議になっているのか強く分かりませんけども、もしそれをやったらアメリカへの金融界への信頼と言うのは全く無くなっていって、そしてアメリカの融和的な姿勢が北朝鮮の国際金融システムの復帰へつながっていくものではないか?と私たちも考えると、今アメリカがどの程度動いているのか?怖い気がしますが、北朝鮮は実際それを狙ってアメリカにそれを要請している節があるという事ですね。

これは今のアメリカの国内法に照らして財務省は許可しないとは思いますけども、これが許可されてアメリカの銀行を使って北朝鮮に送金されるようになると、今後の北朝鮮の国際金融システムへの復帰と言う点で非常に北朝鮮に有利に運んでしまう、という気がします。重村さんが・・・(聞き取れず)に会って言ったんですけども、ヒルはそれほど金融システムに全く分かっていない無能な外交官でアメリカっで初めてあんな無能な外交官を見たと仰っていましたけど、私本当にそれくらいこのヒルと言う人は金融システムが分かっていなかったと思いますから、安易にバンコ・デルタ・アジアのお金を返せばいいというふうに思って、それも返し方を全く知らずに返していたら、約束してしまったというのが今の現状かと思っています。

それが終りまして中国大使館前で、先ほど言った北朝鮮自由連合の皆さんと抗議をしてきました。それはホワイトハウス前で行われた従軍慰安婦に対する日本抗議の人数よりも3倍くらいの人数で、中国大使館前でやってきました。3倍と言っても60人から70人ですけど、それだけ慰安婦問題で人数が少ないというのが皆さんもお分かりと思います。それだけの人間しか向こうは集まらなかったという事なんですけど、中国政府は今この問題に対して全く動こうともしておりませんで、私たち特に韓国系アメリカ人にとって中朝国境で行われている北朝鮮人民に対する人権侵害。脱北者を捕まえて北に返したり、まして北朝鮮の女性を売り買いしている。
その状況を放置している中国政府に対して非常な不信感と怒りを持っています。北朝鮮自由連合としては2008年北京オリンピックボイコット、これを掲げて中国大使館前で抗議をしておりました。中国大使に対し、とにかく中朝国境で行われているあの大きな人権侵害を何とかしろという事を唱えております。

つい最近フランス大統領選挙で敗れた女性の方がいらっしゃいますが、あの方もとにかく中国政府が非人道的国家に対して資源を確保するために支援を送っている。
これをやめない限りは北京オリンピックのボイコットもあり得る。さすがフランス、人権国家だと私は思いましたが、日本でそれを言う人一人もいないですから。
日本は北京オリンピック、めでたいめでたい。頑張った選手たちがいて、そこで何が行われているか全く言わないというのはおかしい事じゃないでしょうか?

今アメリカの議会の中でも虐殺オリンピックと言って北京オリンピックに対して批判的な人たちが、上院下院を含めて出て来ています。日本で何故その声が出ないのでしょうか?私はもっと言うべきだと思います、ハッキリ言って。中国政府が何をして来たか。今宥和政策みたいにお礼外交をやっていますが結局は何も得られていないと、この対中外交、ちょっと考えるべきですね。これはマスメディアが悪いと私は思っています。(拍手)もっとしっかり中国報道をしなければいけないと思っていますし、今回つい先日中国の協力が得られると。本当に本気でやってくれるか?と私たちはそれは中国に情報提供とかいろいろ求めて点ではいいんですが、自国の拉致被害者の事をひとつも言っていないですよね?

日本の拉致問題に関して協力すると、自国の拉致被害者の事を全く言っていないというのはどういう事か?と私はちょっと思うんですけど。もし日本の拉致問題に協力するのであれば、我が国の拉致被害者という事を踏まえて一緒に戦っていこうよくらい言ってもいいと思うんですけど、日本の拉致被害者の問題を解決するのに協力すると他人事のように言っている限りは、私はちょっと眉唾かな?と思っております。顔見ていわなければならないので、今あまり責める気にはなれないんですが、過大な期待はしないで中国政府に対して厳しい目を向けていかなければならないのかな?と思っております。

とにかく今後日本も北京オリンピック万歳ではなくて、あの人権侵害の激しい中国。ダルフールで虐殺と言う政府を支援をしている中国で行われるオリンピックって、本当に平和の祭典なのか?と言うそういう姿勢も見せていいんじゃないですか。私はそう思っております。(拍手)・・・(聞き取れず)の話もめでたいめでたいというだけではなくて、本当にオリンピックの真意を考えて、スポーツマンも本当にスポーツをするなら真の平和のためにやっていただきたいと思います。彼らの行為が虐殺を奨励するような結果になってしまっているのであれば、それはスポーツの意義が無いと思います。これは拉致問題からは外れてしまうのでいけないんですけどね。

ただ、我々はやはり中国が本気になれば拉致問題と言うのはもっと簡単に片付くはずなんです。北朝鮮の国の大きさと中国の大きさを考えてみれば、ちょっと重油をストップするだけでも崩壊にほとんど近づく、北朝鮮が。いまだにあの体制のまま存続しているという事は、そしていまだに困窮はしているんでしょうけれど、まだ体制を保っていられるというのは中国の融和的な政策と言うか、どちらかと言うと生かさず殺さずの政策が、ここまで拉致問題を複雑化させている要因だと私は思っていますので、北朝鮮に対して中国は物申すべきだと私は思っております。

ちょっと強硬になってしまいました。
最後にジョージタウン大学で我々の通訳をしてくれた高畑さんと言う方がいらっしゃるんですが、この方毎日新聞の解説員の娘さんで、非常に古森さんもずいぶん推奨されている方でしっかりした考えを持っていると思いますが、ジョージタウン大学で聴講している方らしいです。確か留学生の日本人を集めて、でもそれでも20人ほど来られてました。この問題興味を持たれてでしょうし、聞いてみたいという事で集まって来られたので話をさせていただきました。私ついつい島田先生と一緒にいるのがちょっと長かったので強硬に走ってしまいます。
自分でも凄い・・・(聞き取れず)だなと思ってしまいます。(笑い声)

皆さんに話をした感想を聞きますと、やはりあの、ちょっと強硬すぎると。
私冗談のつもりで言っていた部分もあるんですけど、強硬すぎるとご意見を頂き、ちょっと反省をしています。もうちょっと柔らかく厳しく言わなければならない。
厳しく厳しく言ったのでちょっと強硬に聞こえてしまった部分もあると思いますが、忘れてはならないのは日本が最終的にどこかで大きな覚悟を迫られる可能性があるという事。その時に私たちがどういう姿勢を保てるか?と言うことじゃ無いかな?思っています。ここにおられる方には釈迦に説法だと思います。

でも今やはり日本の国内でもいろんな考え方の人がいらっしゃいますし、先日もちょっとそういった形でちょっと疑問はあるんですけど、私たちが如何に強く心をもって、そして北にいる私たちの家族や同胞を全部助け出すんだという強い思いを持ちたいと思っております。世界中で拉致問題に協力して怒ったら、拉致された当事国である我々がそれを真剣に捕らえて自分たちももっと私たち自身強く動いていかなければならないかなと、改めて思っていました。
以上です。
ありがとうございます。(拍手)

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