秋も深まり、
甘えん坊になっている むすめです。
◇
ひととき、かまってやるのですが、
とうさんも 人の子。
すっかり かまうのも飽きてしまって、
その上、むすめの存在を忘れてしまうことも あるのです。
あっ、と気づくと 、
むすめは、かならず、いつのまにか、
ベッドに上って、ひとり スヤスヤ。
でも、きっと、うしろから ずっと しばらく
とうさんが気づくのを 待ちがながら、
とうさんの後ろ姿を 眺めていたに違いないのです。
とうさんの 匂い(加齢臭?!)がいちばんしている?枕元が、
安心なのでしょうか。
◇
でも、
ある時は、眠ることなく、
じっと 待ち続けて、
でも、たまらなくなって、
ク~ン、ク~ンと 地団太 踏んで、
とうさんを 振り向かせて くれるのです。
◇
秋も深まり、
ヒトも イヌも、
感傷的になるものでしょうか。
↑ あなたの後ろにも 誰か 待っているヒト、いませんか? ↑