BlueTiaraの世界

乙女デザインで創る、ロートアイアンの魅力をお伝えしています。HP:https://blue-tiara.jp/

めっきの続き

2008年01月23日 | スローライフ(日々の想い)
この剣

今から約3500年前の今の中国、
春秋時代の越の国(えつのくに)・越王勾践(えつおうこうせん)の剣です
1965年発見され、この剣は驚きの連続でした
まず、錆が一点もありません
ましてや、光り輝き、紙を切ることもできたそうです・・・

この当時はまた鉄器が無く、青銅の時代
この剣も、青銅で出来ています、
青銅は緑青と呼ばれる緑色の錆が発生します、
でもこの剣は無い・・・
その後解析されて、興味深い事実が解りました。
表面全体を硫化銅と言う、皮膜で覆う特殊処理がなされていたそうです

そのおかげで、
3500年の時を超え、青白く光り輝く剣があるのですね、
その当時の技術の粋を集めて、そして、美しさも加えた
人の造った、ひとつの道具。

この剣を、越王勾践が振りかざしていたと思うと、不思議な感じです
この剣は、中国武漢市湖北博物館で実物を見られると思います。

めっきの話で、昔から気になっていたこと調べてみました。