「キリンチャレンジカップ2006」トリニダード・トバゴ戦
(9日、国立競技場)のメンバー、発表されましたね。
「A3」に参加しているガンバ大阪、ジェフ千葉、それから鹿島の
上海遠征など、日程の重複で、13人のみの選出となりました。
「オシム監督らしい。」と言える程、オシム監督の事は知りませんが
会見の記事を読んでると、期待感が高まってきます。
オシム監督の場合、「とにかく走らないチームは絶対に勝てません。」
「日本オリジナルのサッカーを目指す。」等々、
キーワードがしっかりしてるじゃないですか。
日本オリジナルのサッカーというものは、おそらくオシム監督の
頭の中には、ちゃんとイメージされてて、それを実現できるメンバーを
選んでいくということなんでしょう。
だから今回、余計な(と言っては語弊があるかもしれませんが)
メンバーは選出せず、試合の出来るギリギリのメンバー選出に
なったように思います。
野球の話に逸れて恐縮ですが、広島カープにも、後に名将と呼ばれる
であろう(笑)、ブラウンという監督がいます。
昨年までのカープは、投手がピシャリと抑えたり、打者が長打を打てば勝ち、
それ以外はほぼ無抵抗の敗北、といった感じでした。
「それって当り前の事じゃないの?」と思われるでしょうが、
「個人技に頼る野球」だったと言えば、わかってもらえるでしょうか。
現実に最多勝投手と、ホームラン王を輩出しましたが
最下位という結果。チームとしての力が無かったという言葉に尽きます。
ブラウン監督は、個人技に頼る野球から、「ケース打撃」という言葉に
代表されるように、チームとして闘う事に重きを置いています。
日本のサッカー界も、ある日突然、天才的なストライカーが
現れるというものじゃないでしょう。
じゃあ、どうすればいいのかというと、それをオシム監督の
これからの4年で、見せてくれるような気がしています。
カープ同様、すぐには好結果が出ないと思いますが。